Minton Cup & Saucer
(1881年)


Minton Plate
(1880年)23.5cm

松留守文様に石榴(ザクロ)が金彩、プラチナ彩を
使って描かれています。
Cup & Saucerの方は、俗にミントンブルーと
いわれるトルコ石ブルー地の上に
竹と梅が散らされていて、美しいトルコ石の
ガラス釉だが、ニュウもなく
つやかかに仕上げられています。
SaucerとPlateの中央の石榴は、
古くから子孫繁栄の象徴とされ縁起の
良い文様とされ、石榴をかたどった文様は、
メソポタミアやササン朝ペルシャ
の宮殿の装飾にも使われています。
マイセンで有名なブルーオニオン柄も、
実際は玉ねぎではなく、石榴を写し
間違えたと考えられています。
またウィリアム・モリスも壁紙のデザインに
よく石榴を利用しています。