ミントンMinton金彩・プラチナ彩C&S
1888年
CUP直径47mm,高さ47mm
SOUCER直径102mm


日本の蒔絵技法を模したような小さなC&Sです。
地色は、アイボリーに塗られています。当時象牙色が高級感
のある色として好まれたようです。
Fireworksとでも銘を付けたいような金彩の上にプラチナを
載せた花がとても気に入っています。
また所々に加えた赤金も効果を出しています。
金彩にプラチナを重ねるのは,一見簡単そうでも
高度な技術を要します。
現代ではデジタルで1度単位の温度調節も可能に
なりましたが、100年以上も前にその微妙な温度調節を
経験とカンで行った当時の職人の腕には、脱帽してしまいます。
ちょっと間違えれば母金属をも溶かしてしまい台無しになって
しまうのですから。