健康アドバイス

▼(1)【骨盤矯正について】
骨盤の矯正により、骨盤やお尻が小さくなったり下半身が痩せたりすると考えていらっしゃる方にお伝えします。
開いてる骨盤や歪んでいる骨盤は矯正して正常にすることにより、小さくなったり、痩せやすくなったりしますが、開いてない骨盤や元々が大きい骨盤は小さくなりませんし、歪んでいない骨盤は矯正も不可能ですので、なんら変化しません。

▼(2)【不妊症について】
女性の不妊症についてお話ししますが、大気汚染、ダイオキシン等が原因の物などは専門外なので、身体の歪み、特に腰や骨盤の歪みから妊娠しずらい場合についてお話します。
腰や骨盤に歪みがあると、その中にある子宮や卵巣が窮屈だったり、その働きが低下したりして排卵が上手くいかなかったり、受精卵の着床が上手くいかなかったり等の現象が起きやすくて妊娠に至らなかったりするのです。
当院では、腰や骨盤の歪みを正常に戻すことで、子宮卵巣が正常に働きやすい骨盤内環境を作り、正常な排卵、受精、着床等が上手くいくような状態にします。
決して、不妊症が治るとか、必ず妊娠するとかの、大きなことは言いません。骨盤内の環境作りです。男性側に問題がなく、女性側も生理(月経)、排卵が正常にもかかわらず、妊娠できない人は人工授精、体外受精などをする前に骨盤の環境を考えてみるのも、ひとつの不妊治療なのかもしれませんね。
流産、流産癖も同様な理由から起きることがあります。

▼(3)【腰猫背について】
あるTV局で<腰猫背>という耳慣れない表現の放送をしましたが、最近の若い女性に多い体型です。原因については姿勢の悪さ(体育座りなど)が考えられます。 そのほとんどが骨盤の歪みからきていますので、適切な指導なしで自分で治すことはほとんど不可能です。間違った方法で自分で治そうとすると、正常なほかの部分を歪めることにもなりかねません。専門家の直接指導の下に治すことをお勧めします。

▼(4)【椅子の掛け方】
椅子の座り方と健康面の影響についてお話しましょう。
まず、子どものときから、椅子にはきちんと掛ける癖をつけましょう。電車内などで椅子に浅く掛けて、足を前に投げ出したような掛け方をしている若い方を見かけますが、この座り方は腰と骨盤を丸くしがちです。健康の面への影響が徐々に出てきます。
特に、女性の場合、子宮卵巣などの骨盤内臓器の働きが低下しやすいのです。悪い座り方により子宮が後ろに倒れてきます。その結果、子宮後屈や、子宮筋腫、子宮ガン、卵巣膿腫など婦人科系疾患の病魔に対して抵抗力の弱い子宮卵巣になりやすいのです。と言っても、それがいつからと断言するのは難しいのですが、その症状が出る可能性が高くなることは間違いないです。
スタイルの面でもお尻がたれて、O脚にもなりやすくなります。若年寄の格好の若い女性が増えたのもその辺に原因があるのではないかと考えます。良い座り方は、その人の腰や骨盤の様子によって違います。 ただ、ひとつだけ言えることは椅子に掛けたら足を組まないことです。

▼(5)【ヒザ痛と腰椎】
一般的に、ヒザ痛は外圧(つまりケガや体重過多による負担増)によるものと、原因が思い当たらない神経痛的なものとに分けられますが、後者の場合は腰椎の狂い(ひずみ)及びO脚がによることが多いようです。 整形外科や接骨院(整骨院)などでは、ヒザそのものだけの治療をするか、治療無しの湿布と飲み薬だけということを数多く聞きますし、体験された方も多いことと思います。このヒザ痛は腰を治さなければ治りません。 ヒザ痛を診て、腰を治療してくれる病院(接骨院)があれば、さいわいですが、なかなか見つかりません。 こういった時が、カイロプラクティックや整体の出番です。治療原理と治療方法の解説を参照)

▼(6)【パソコンと肩こり、頸部痛、頭痛】
●パソコンで肩こりをしないための工夫
  1. マウス操作は肘あるいは肘下5センチから先を机面に載せて操作する。
    (幅15センチ、奥行き40センチ以上あれば良い)
  2. モニター画面の最上部が水平目線より下にあること。
    (顎を上げて画面を見ると、首が疲れて肩がこる)
  3. モニターの置き場所、机面の高さ、椅子の高さを工夫する。
パソコンと遠近両用メガネ 遠近両用をお使いの方はご存知だと思いますが、本、新聞などを読むとき物を書く とき、モニター画面を見るときはレンズの下側を使います。したがって、画面を見る ときは必ず顎を上げます。これが肩こりの要因になる事が多いのです。
●対処法
  1. モニターの置き場所、机面の高さ、椅子の高さなどを工夫して、顎を上げずに モニター画面を見られるようにすること。
  2. 近くを見るときだけのメガネ(老眼鏡)を使用する。
  3. 遠近両用メガの磁石式可動式の鼻当てパッドがあります。3000円です。パソコン+遠近両用にはもってこいのスグレモノでしょう。(ちなみに私はメガネ屋さんとは無縁です。無償宣伝です。)

▼(7)【猫背(円背)について】
猫背(円背)について 猫背とは背骨が円くなっている状態をいうのであって、肩甲骨や余分なお肉のせいで 背中が円く見える状態(特に衣服の上から)は猫背とはいいません。 こういう方が背中を真っ直ぐにしようと姿勢矯正ベルトなるものを使用すると思わぬ症状に陥ることがありますので要注意です。 その症状とは、咳き込みやすくなったり、息ぎれしやすくなったりすることです。
●追記
猫背だと思い込んでる方の多くは骨盤が狂っています。骨盤を矯正することにより、腰の形も良くなり背筋が伸びて、猫背の形が解消します。それと同時に下腹部の出っ張りも解消します。

▼(8)【鎖骨骨折 予後】
鎖骨骨折後にXボーンベルトを装着することがありますが、治療及び装着については病院等で注意、指示等がありますが ここでは、その後についての記述をします。Xボーンベルト後遺症ですが。肩関節がうしろに行き過ぎたり、胸が張り過ぎになったり、背骨(とくに首に近い部分)が真っ直ぐになり過ぎたりすることがあり ますのでXボーンベルトが取れるようになったら、Xボーンベルトをしているときとは逆の運動を心がけるようにしましょう。真っ直ぐすぎる背骨は身体によくありません。 背骨は少しの丸み、少しのくぼみがあって正常です。子供さんの場合はこれから成長しますので、上記の心配は少ないと思います。成人ですと要注意です。