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娯楽秘宝 1月号(No.16)

【2000/01/27】 「本土決算」 漫画(祥伝社)
「内閣総理大臣織田信長」の志野靖史が描く戦後日本史。 大筋は当っているんだけど、何故か可笑しいところがミソ。
まさか歴代の総理大臣で笑いがとれるとは思わなかったなあ。 おそらく、当人達が真剣であればあるほど、端からは
滑稽に映るのでしょう。面白おかしく読み進めながら 戦後を振り返るいい機会になりました。(ちょっと、グっとくる所アリ)

【2000/01/25】 「シュリ」 映画(劇場)
お隣り韓国からやって来た一級のエンターテイメント映画。 こまかい事は全部TV・雑誌等で紹介されているので説明は省きますが、
一言で感想を述べると、「か、かっちょいい〜!!」 これは期待通りに楽しめますよ。あなどれない、つーかちゃんと面白いです。
お国の情緒を画面に残しつつも、しっかりハリウッドばりのアクション映画に 仕立ててあるんだからすごいよなー。本気だな、韓国。

※本作品のベースになっている「南北問題」というテーマの重さと悲しさが 劇中登場する北朝鮮の工作員が有能であればあるほど
強く印象付けられていたという点も見逃してはいけない。 (あ、そんな中にもちょっぴりコメディも入れてあったよ。すごいね)

【2000/01/21】 「ワイルド・ワイルド・ウエスト」(略称"WWW") 映画(劇場)
60年代アメリカで放映されていた同名のTVシリーズを最新のSPFXを ひっさげて映画化!そのタイトルに相応しく(ワイルドウエスト
で大西部劇だから大大西部劇かな?)破天荒な展開で、懐かしくも新しい 西部劇の時代の雰囲気を充分に堪能させてくれました。
登場するメカニック群も鋼鉄とリベットと油と蒸気でデザインされていて 格好いい事この上なく、風景にも見事に馴染んでおりました。
そして今回特筆すべきは敵役のラブレス教授のマッドサイエンティスト ぶりがあまりにも自然だった事(笑)。実在するとしたらこんな
感じなんだろうなと妙に納得しながら映画を楽しんでしまいました (このキャラは21世紀に残したいなー)。求む続編!ってかんじ?

【2000/01/01】 「ファンタジア2000」 映画(劇場)
ちょっと小粋なディズニーを堪能することができる素敵な映画。 これを観るとやっぱりアメリカ人はすごいと思わざるをえない。
1つの手法にこだわらず様々な発想で頭にあるイメージを表現 しようという態度を我々日本人は学ばなければならないだろう。

日本のアニメは世界一だと慢心している暇はない。 何故なら、それは彼らにとって便利な表現方法のひとつにすぎないのだから。



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