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娯楽秘宝 4月号(No.43)

今月は「周星馳(チャウ・シンチー)」(少林サッカーの人ね)月間!と
蔵書表担当者が息巻いています。さて何本観る事になるのでしょうか。

【2002/04/18】 「食神」(原題:食神/God of Cookery) 映画(ビデオにて)
トータルな評価では面白かったのですが、何せ典型的な香港映画の展開の為、
始まって1時間くらいは何が何だかもうってなもんで。終わりの30分の破天荒
な面白さでチャラにしていた感じです。主演の周星馳と屋台のオバチャン役の
莫文蔚(カレン・モク)がそれぞれウッチャンとマチャミ(メイクのせいで)みたい
でした。

蛇足:
修行寺での料理の特訓の場面があるのですが「格闘料理伝説ビストロレシピ」
で、まんまパクっていました。激似っつーか本当にそのまま。何かスゴイ。

この間の「星のカービィ」で「モダンタイムス」の工場をまんまパクった
シチュエーションがありました。(組み立てる部品までそっくり)その挙句
に、酸性雨まで降ってきちゃって「沈黙の春だわ!」とか言ったりして。
子供に分からないのはいいとして持ってくるネタがハイブロウ過ぎます。

【2002/04/21】 「喜劇王」(原題:喜劇之王/King of Comedy) 映画(ビデオにて)
周星馳(チャウ・シンチー)作品、2本目。

只今、香港映画特有の展開(行き当たりばったり)に体を慣らしている最中です。
面白いんだけど、なんだかなーといった感想。タイトルの「喜劇王」のつもりで
いると拍子抜けするので「役者を目指す無名の青年の話」として観る事をお勧め
します。(だから喜劇役者の話じゃないんだよー)

ちびちびとビデオを借りてきた「勝負師(ギャンブラー)伝説・哲也」を観終わる。
原作は途中から読み始めたクチなので、新鮮な気持ちでストーリを楽しむ事が
出来ました。登場する玄人(バイニン)の方々がみんな個性的で魅力溢れる人達
ばかりで(印南とか)面白かったです。それにしても房州さんは格好良かったなぁ。
なんだか「麻雀放浪記」もまた観たくなっちゃったな。

【2002/04/25】 「ミラクル・マスクマン 恋の大変身」(原題:百變星君/Sixty Million Dollar Man) 映画(ビデオにて)
周星馳(チャウ・シンチー)作品、3本目。今月はこれで終わりかな。

こんな出だしで申し訳ないが「面白いんだけどねぇ」。
面白いといえば道徳観のギャップが面白かったかな。日本ともアメリカとも微妙に
違うところがミソ。だからそれが分からずに観ると顔をしかめかねないシーンもある。
(インドでは神様に背くような悪人は「死ぬほど殴り倒しても良い」らしい、とかね)
こんな風にカルチャーギャップを楽しむ事ができるのも外国映画のいいところなのな。

それにしてもそろそろ香港スタイルに慣れないと。これでもジャッキー・チェンの映画
を観倒したクチだから引くわけにはいかないのだ。さて「少林サッカー」までには間に
合うのか!引き続き来月も何本かビデオを借りる予定だよ。

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