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娯楽秘宝 9月号(No.12)

【1999/09/27】 レナードの朝 映画(TVにて)
良いね。淡々と、だが丁寧に作られていた。うーん、なるほど秀作。

【1999/09/27】 マトリックス 映画(劇場)
びっくりするくらいオタクな映画だった。やっぱりあれ、「ドラゴンボール」。 色々な意味で一見の価値アリ。

【1999/09/22】 火星の人類学者−脳神経科医と7人の奇妙な患者 書籍(早川書房)
脳神経に障害をもち、不可思議な症状に悩まされる7人の患者たち。
しかし、彼らは超越的な能力を引き出して、困難を想像力に変えていく。
(本書、冒頭の紹介文より)実は、れっきとした医学エッセイ。

障害にしか見えないさまざまな困難も本人たちにとっては重要な人格の一部
であるとというくだりにハッとさせられた。特に目が「見える」ようになった盲目
の方のエピソードでの時間と空間の認識の話は自分には考えもつかないこと
だった。

他にも「アルジャーノンに花束を」的な物悲しさを感じさせる「最後のヒッピー」
や自閉症のひとたちの感覚が垣間見られる、表題作「火星の人類学者」
(人間の複雑な感情が理解することが出来ない自閉症のひとたちは、好奇心
に満ちていて、人間への憧れを抱いている「スタートレック」のデータ、或いは
スポックと自分を同一視している事が多いそうである)等の話が印象に残りま
した。

面白く内容を読み進めながらも、ふっと自分の物の見方を再確認させられる、
そんな一冊です。

「火星の人類学者」原書表紙

【1999/09/17】 ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン 映画(試写会)
ジャン・クロード・ヴァンダム主演のあの「ユニバーサル・ソルジャー」が帰って
(リターン)来た!って、なんで帰ってきたのやら。(笑)
前回がバカ映画なら、今回は大バカ映画。びっくりするくらいアクションシーン
しかない。上映前に出てきた司会の人(五十嵐いおりさんだった←ローカルネタ)
の「つじつまが合わないとことか気にしないで下さいね」という飾らない(れない?)
説明に笑いながら本編を観て納得。

【1999/09/14】 劇場版デジモンアドベンチャー 映画(ビデオ)
製作者側に確固たる意思があるのか、20分という短い時間を感じさせないくらい
のボリュームでしっかりと作り込まれていた。
ポイントは幼い頃のヒカリちゃん。おしゃぶりがわりのホイッスルをひゅーひゅー吹
いている仕草が、大変ラブリー。

【1999/09/07】 スモール・ソルジャー 映画(ビデオ)
超高性能チップを組み込まれたおもちゃの兵隊たちが画面せましと あばれまわる佳作。
各所に有名な戦争映画のパロディがちりばめられて(るらしい)いて、 ニヤリとさせられる。
(僕は「地獄の黙示録」しか分からなかったが)
おもちゃ達がケガをする(こわれる)たびに「衛生兵!!」と 叫んでたのが結構笑えた。

【1999/09/05】 オースティン・パワーズ デラックス (原題"AUSTIN POWERS THE SPY WHO SHAGGED ME") 映画(劇場)
この映画、好きな人からはほめ言葉、それ以外の人からは苦言しか聞かないので、
あえて好きな私から苦言をひとつ。
前回、今回ともに「ふつうの」面白さだった。つまり、騒ぐほどのもんじゃないってこと。
どうもその筋の人にとっての「観なければいけない」というステータスシンボル的なイメ
ージが先行してしまったような気がする。映画に限らず何かを観て感じるという作業は
個人の領域であって、回りの意見に左右されるものじゃないということ。自分が楽しめ
た分だけ「楽しんだ」と言えば良いのだ。私自身といえば期待した程笑えた訳ではない
が合間の笑い取りはばっちりで、それなりに楽しむことができた。(←この程度の感想
が丁度いい)さて、皆さんはどれだけ楽しめましたか?


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