東海道・山陽本線
学生のころは金がなくて、よく普通列車で旅をしたものである。学会で名古屋や関西方面へ行く際には青春18きっぷが威力を発揮する。東京から名古屋まで約7時間、これは比較的楽である。列車の本数も多いので、時刻表を見ないで乗っても大して待たされることなく辿り着く。現在では上手く列車を選べば、6時間前後で行けるので、こだま号とあまり変わらない。京都までなら8時間程度、この辺が楽に旅行できる限界かも知れない。大阪や神戸までならなんとか行けるが、ちょっと辛い。先日、河内に用があって東海道本線で出発し、途中で関西本線に殆ど乗っていないことに気付き、名古屋から亀山経由で移動したら、かなり疲れた。帰りは明石市西部で用を済ませ、昼過ぎに適当に乗ったら、東京へ着いたのは23時近くになってしまった。(=^^=;;
私は主に昼間移動するので、朝出発して夕方現地に着くようにしている。夜行で出発し、九州迄行くような元気は私にはないし、大垣行きの夜行に18きっぷで乗ったこともない。
その他の線区
東北本線、上越線等では本数は少なくなるが、1時間に1本はあるので、時刻表を見て行けば仙台や新潟へ行くのは容易である。東海道・山陽本線も含め、これらの線の特徴は新幹線が並行して走っているため、特急列車の通過待ちが少ないことである。そして、新幹線が出来る前は特急列車が沢山走っていた幹線であるため、普通列車のスピードも速く、乗り継ぎの連絡も比較的便利な場合が多い。ところが、L特急が走っているような区間で普通列車に乗ると大変である。例えば、東京から松本へ行こうとすると、どうしても5時間程度掛かってしまうのである。更に地方の線では、時刻表を丹念に調べてから乗らないと大変なことになる。
近距離での利用
青春18きっぷが1枚の切符で発行されるようになってから、ばら売りが割高になった。金券ショップで買うと、残り4枚で1万円であったり、2枚残したのを買い取らせると4千円だったりで、かなり損になるのである。こうなると、11500円のをクレジットカードで買って、余った部分は近距離で利用するしかない。1回分2300円であるから、意外と使い道が広いのである。1110円の区間、例えば京都−米原、東京−平塚などを往復しただけでも2220円掛かる。あとはどこか1駅乗るだけでも得になるのである。また、乗り降り自由であるという特徴を活かして、東京を出て新橋、品川、川崎、横浜、大船、藤沢、茅ヶ崎で用を済ませてから帰ってくるという使い方も出来るし、大阪から午前中京都へ往復し、午後には三宮へ往復、夕刻には関西空港へ行くということも出来る。
青春18きっぷは決して若者やてっちゃん専用ではなく、交通費節約のツールとしても有効なのである。m(=^^=)
旧国鉄時代後期の形式を受け継いだ切符。この頃は1日券5枚綴りで11000円であった。旧国鉄時代の発売当初には1万円で、2日券1枚と1日券4枚であった。 JR各社に分割されてから合理化が進んだ。このような儲からない商材のために一々専用の切符を印刷して製本するようなことはしなくなり、特急券を発行する端末で印刷するようになった。(と思ったら、専用の切符もあるが、一般の駅までは配布しないようになっただけらしい。) 端末が磁気対応になっているが、この切符は自動改札を通ることは出来ない。この形式になってから、5枚の切符を分けることが出来ず、1枚の券で5回または5人以内で乗ることになった。 1枚の切符に入場日のスタンプを5箇所押すスペースが必要になったため、説明事項は別紙で渡されるようになった。 実際にはSLやまぐち号の模型がセットされている。この他に、新幹線と近郊電車のものがあり、各18000枚限定で発売された。18きっぷと同様の説明は裏面に印刷されている。この切符の場合、やまぐち号の運転案内も示されている。
青春18きっぷ
(昭和63年)
昔懐かしい入鋏の跡がある。
青春18きっぷ
(平成4年)
青春18きっぷ
(平成14年)
同(説明書)
西日本一日乗り放題きっぷ
あ、いや、私は別にてっちゃんではなくて、そのぉ・・・(=^^=;;;