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600円の大将棋駒
今、私の手許に大将棋の駒が一式ある。あいにく大将棋盤まではないので、取り敢えず紙で盤を作って並べてみた。さあ、これで相手さえいれば、いつでも大将棋の対局が可能である。
さて、私はこの大将棋の駒一式に600円しか払っていない。真相はこうである。100円ショップで将棋の駒(木製)を4組とサンドペーパー(番数の異なるのを5枚1組で売っていた)、そして赤黒サインペンセットを購入する。締めて600円である。4組164枚の駒のうち、大将棋にも使える駒はそのまま使って、あとは表面をサンドペーパーで削り、字を書き込むだけである。駒の大きさを考えて、以下のように対応させた。
下の表で、黒色(成駒は葡萄茶色)で示した文字は削って書き入れたもので、群青色(成駒は赤色)で示した文字は削らずにそのまま使用している。つまり、反車は香車の香の字だけ削って反の字を書き込む。実は、銀将の銀の字の右半分だけを削って、銅将と鐵将を作ったのであった。(爆)
どうして中将棋を作らずに大将棋を作ったのかというと、大将棋さえあれば、不要な駒を除けばそのまま中将棋として使えるからである。また、3組の将棋駒から中将棋を作ると、どうしても駒のサイズのバランスが悪くなることも理由の一つである。
元の駒 | 枚数 | 改造後の駒・枚数 |
王将 なし | 8 | 王将 なし | 2 | 酔象 太子 | 2 | 獅子 なし | 2 | 奔王 なし | 2 |
飛車 龍王 | 8 | 飛車 龍王 | 4 | 龍王 飛鷲 | 4 |
角行 龍馬 | 8 | 角行 龍馬 | 4 | 龍馬 角鷹 | 4 |
金将 なし | 16 | 金将 飛車 | 4 | 麒麟 獅子 | 2 | 鳳凰 奔王 | 2 | 盲虎 飛鹿 | 4 | 悪狼 金将 | 4 |
銀将 金将 | 16 | 銀将 竪行 | 4 | 銅将 横行 | 4 | 鐵将 金将 | 4 | 石将 金将 | 4 |
桂馬 金将 | 16 | 桂馬 金将 | 4 | 猛豹 角行 | 4 | 竪行 飛牛 | 4 | 横行 奔猪 | 4 |
香車 金将 | 16 | 香車 白駒 | 4 | 反車 鯨鯢 | 4 | 猛牛 金将 | 4 | 飛龍 金将 | 4 |
歩兵 金将 | 76 | 歩兵 金将 | 30 | 仲人 酔象 | 4 | 猫刄 金将 | 4 | 嗔猪 金将 | 4 |
まだ歩兵が34枚も残っている。そうだ、禽将棋を作ろう!
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