ワイン名の読み方
日本でよく飲まれているワインにはフランス産、イタリア産、チリ産、ドイツ産など、英語以外のヨーロッパ語を用いている国のものが多い。しかしながら、ソムリエやワイン輸入業者の従業員の多くはそれらの言語に精通していないばかりか、全く学ぼうともしない輩が少なくない。そのため、頓珍漢な読み方をしている例に事欠かない。気が付いたものを片っ端から載せて行こう。綴り字の直後が誤った読み方、括弧内が言語の正しい読み方に近いと思われる片仮名表記である。以後、面白いものを見つけたら随時追加して行くつもりである。
ボルドー
・Château シャトウ(シャトー):英語しか読めない評論家が英語式に二重母音にしてカッコいいと思っているらしい。
・Sauternes ソーターン(ソーテルヌ):単なる英語読み。
・Barsac バルザック(バルサック):母音に挟まれていないsが濁るはずがない。作家のBalzacとの混同か?
・Château Laville Haut Brion シャトー・ラヴィーユ・オー・ブリオン(シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン):ville はヴィルでしょう・・・
・ボルドー方言を無視してパリ読みしたものも多いが、ここでは省略する。
ブルゴーニュ
・Fixin フィクサン(フィッサン):これは方言の問題もあるので致し方ないが、現地で聞けば分かるはず。オーセー・デュレス、アロース・コルトンもxを変な読み方する人がいる。
・Montrachet モンラッシュ(モンラッシェ):単に最後の文字を見間違えただけ。(笑)
・Long Depaquit ロン・デパキ(ロン・ドゥパキ):アクサンの付いていないeの発音に注意。
その他
・Pommery ポメリー(ポムリー):これも基本的な発音の規則を知らず、英語読み(?)した例。
・Moët et Chandon モエ・エ・シャンドン(モエ・テ・シャンドン):伝統的にはリエゾンする。若い人ならしないこともあるか?
・Bas Armagnac バ・アルマニャック(バ・ザルマニャック):流石にこれはリエゾンするでしょ。
・Graacher グラーヒャー(グラーハー):aの後のchがヒになる筈がない。
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