リブレットを真剣に読んでみるコーナー

 オペラの台本の翻訳というと、レコードやCDに付いているような、鑑賞者用に取り敢えず意味が分かるようにしたものが多い。しかし、実際にオペラを演ずる人たちには、一語一語の意味をしっかりと噛み締めて歌って欲しいものである。では、どのような訳を作ったらいいのか…。やはり歌い手が中級程度の語学の知識があるのを前提に、直訳、逐語訳、文法的な解析を作るに越したことはあるまい。その場合、有名なアリアだけを抜き出して作っても何の意味もない。一連のストーリーの繋がりを理解して欲しい。こんな大それたことを考えながら、リブレットを翻訳し、解説するページを無謀にもこしらえてしまったようである。なお、注釈欄でトロンカメントはoraのように、切断した母音を赤色斜体字で加えて表示した。


ラ・ボエーム第1幕後半

トスカ第2幕後半







オペラの言葉

オペラのページ   ホームページ