特別公開レポ (Memo 2010年8月1日・2011年6月6日再録)
昨日、ダンナと一緒に
相模原JAXAの特別公開に行ってまいりましたので
せっかくなのでそのレポなど。
多分長いので、興味ある方だけどうぞv
あ!始めに言っときますが、はやぶさのカプセルの公開は
写真撮影禁止ですので、写真はありません^^ その旨よろしく!
7月31日(土)・晴れv
朝も早よから電車に乗って、目的地のJR淵野辺駅へ。
自分は6月に1回行ったことがあるし、
ダンナも仕事で何回か行ってるので
二人とももう慣れたもんです(笑)
JR淵野辺駅に着くと、出口を降りてすぐの所に
JAXAの青いキャップを被った職員の方が何人か、
「無料シャトルバス運行中」のプラカードを持って
道案内してくれています。おお。暑い中お疲れ様です。
相模原キャンパスは駅から20分ほど歩くので、
市営バスに乗ろうかと思ってたので
無料は嬉しい(´∀`)
※ところで、バスの案内表示一つ見ても、
「JAXA相模原キャンパス」って書いてるのもあれば、
↑みたいに「宇宙研」ってだけ書いてるのもあって
名称がダブルスタンダード(笑)
組織がJAXAに統合されても、やっぱり名前にプライドと愛着があるのかしら。
バスは10分おきくらいで走ってるようなんだけど、
乗り場にはずらり100人くらいの長い行列・・
行列整理をしている職員さんが、
「今のところ、カプセルの展示は5時間待ちという情報が入ってます」
と、申し訳なさそうに苦笑していました。
お疲れ様です(´∀`)
しばらく待ってバスに乗ると、案の定すし詰め状態で全員は乗れないほど・・
通勤時間でもないのに人間で満タンになったバスが、のどかな相模原の道路を走ってると
なんか変な感じがします(笑)
宇宙研に向かう最中、道路を歩く人たちがたまに
苦笑してバスの中を見ていったり(笑)
(多分、バスに乗らずに歩いていく人たちだと思われます)
バスは、10分もせずに目的地へ。
ワオワーオ!
宇宙研!
「宇宙」も「科学」も「研究所」も大好きだ!
「キャラメルカスタードプリン」みたいなもんだ!←
ちなみに、はやぶさのカプセルは、この相模原キャンパスから
道路を挟んで何百メートルか離れてる「相模原市立博物館」で公開されています。
そう、何百メートルかあるんですよ。ですが・・
行列が、ぐるっと回って宇宙研の敷地の中まで折り返してる((((;゚Д゚))))
どうやら、5時間待ちというのは本当らしい・・。
(※今日見たネットのニュースでは「最大4時間」となっていました。)
ということなので、まずは本地の宇宙研のほうから見学することにしました。
特別公開じゃない普段の日でも展示室などを見学することができまして、
その際には守衛さんのところで名前を書いてパスを借りるんですが・・
この日はフリーで自由に行き来できました。ウホウホ。
敷地に入って、まず目に入ったもの。
はやぶさ関係のグッズ販売の行列(笑)
とにかく、いろんなものを青空の下で売ってました!
はやぶさのプラモもだし、その他
Tシャツやクリアファイルやポスターや(笑)
なんか、はやぶさ需要が暴走してる感じがして
すんごく楽しかった!こういうノリ、もう大好き(笑)
基本的に、文化祭のノリですな。
たまらん!ワクワクする!!!
隣では、露店でヤキソバとかお好み焼きとか焼いて
売ってたりする。文化祭だ(笑)
隣接する生協の売店でも、お祭り状態で色々売ってる。
「おおすみ」(日本初の人工衛星)の風呂敷とかwwwww
渋すぎるでしょwwww
参考:おおすみ1/2模型↓(笑)
ちなみに、別の場所ではやぶさの手ぬぐいも発見しました。
渋いwwww
紺の水玉のテンテン、ひとつひとつがイトカワの形をしています。
芸が細かいよ(笑)
あー、こういうノリ大好きだ。ずっとここにいたい(笑)
・・と、外にばっかりいてもしょうがないので
展示室の中へ。
普段は、はやぶさの模型がある展示室くらいしか一般人は見れないのですが、
特別展示期間は、それ以外の研究棟も開放されていて
貴重な展示物を見学できます。
こりゃ見るしかないでしょ!!
ただ、はやぶさ人気で見学者がやたら多いので、あちこち行列になっていて
全部は見ることはできなさそうです。
(職員のお兄さんが「去年までとは比べ物にならない混みようです」って言ってました)
マップを見ながら、興味ありそうなところを絞って回ることにしました。
まずは、はやぶさ展示室のある第一展示棟へ。
この混みっぷり(笑)
普段は1階しか見れないのですが(多分)、この日は2階にも上がることができて、
はやぶさのパドルを広げた姿を上から見ることができましたv
うおおおおvvv カコイイ!
窓からの日光が強い。後光状態(笑)
別アングル
1階の奥のスペースでは、はやぶさ以外のプロジェクト(イカロスとか)を
展示してます。
コンピュータで、イカロスの操縦?をシミュレーションできるゲームとかあって
子供に好評。システム開発者さんとかが今回用に作ったんだろうなあ。
大学院生くらいの若い職員君が、プロジェクトに関して質問されて一生懸命答えてたりして
すごく微笑ましい。
展示パネルも、プリントアウトした紙を貼り付けて作ってるんだけど
気泡が一杯入ってグネグネになってたり(笑)
こういう手作り感も、いかにも文化祭っぽくてワクワクします。
あ、ちなみに、見学者の年齢構成は、大体
ご年配 : 10代〜大人 : 子供連れ=4:4:2
くらいでした。
もっと子供が多いのかなーと思ったんですが、そうでもないのかな。
でも、まあ多い方か(´∀`) ぜひとも、子供たちにたくさん見て欲しい。
それから、敷地内の駐輪場にはものすごい数の自転車がとめてあったんで、
電車じゃなくて自転車で来られる近所の方が思いのほか多いのかも。
自転車で宇宙研に行けるなんて・・羨ましいw
アレかな。近所に大学があって学園祭やってたらとりあえず行く、みたいなノリかな。
棟を移動して、はやぶさにも積まれてたイオンエンジンの実演が
見られる施設(特殊実験棟)に行ってきましたv
部屋の入り口の表示。これだけでもカコイイvvvv
部屋の内部。うおおおおおvvv
この、「真空扱ってます」みたいな重々しさがたまらん!!
20分ほど並んで、真空の中で稼動しているエンジンを見ることができました。
横向きに、あわ〜く光ってるの・・分かります?(笑)
ちょっと補正してコントラスト上げたんだけど・・淡い(笑)
けど、確かに、ネットとかで見るイオンエンジンの写真みたいに
光ってるのが見えました。
ちなみにこれは展示されてた模型。
(はやぶさに積んでたエンジンより口径が大きい後継タイプ)
奥側にある銀色の丸いやつが、キセノンガスを入れるタンクなそうです。
次。飛翔体環境試験棟へ。
棟内に足を踏み入れて・・第一声。
ぎゃあああ!カッコいい!!痺れる!!
って叫んじゃいました。オホホ。
ゴメンねダンナ、こんな変な嫁で(笑)
いや、まじでちんこ勃ちそうだった。ないけど。
なんだろ、メカ萌え・・ともちょっと違うけど、
工学機器萌え・・?なにこの気持ち。キュン。
下は、パネル展示の説明にあった写真を撮ったもの↓ 曲がっててスマンw
金色の機体は、太陽パドルを開いてないはやぶさ。
探査機は、ロケット打ち上げの際にとてつもない衝撃に耐えねばならないので、
相応の振動を与えて機器に異常が出ないかテストしてる図です。
どうやら、こういうことをする施設みたいね。
お隣には、アンテナの特性を調べるときに使う
外からの電波を完全に吸収して反射させない部屋がありました。
壁中のトンガリコーンみたいなやつは、特殊な薬品が塗られた柔らかいスポンジみたいな素材でした。
あれで電波を吸収するんだって。へー。
と、そんな感じで
興味がありそうな展示は一通り見たんで、
残るはいよいよはやぶさのカプセルだけになったんですが・・
行列の様子を見てきたら
・・。長いけど・・
午前中よりはだいぶ短くなってる。半分くらい?
と思ったら、最後尾のプラカードを持った職員さんが
「今2時間弱です」って教えてくれたんで、
そんならまあせっかく来たし並んでみるかー、と
ダンナもなんとか宥めすかし待ってみることにしました。
行列、どんくらい長いかと言うと・・
宇宙研の前の道路数百メートル
↓
突き当たりで折り返して約百メートル
↓
博物館(展示会場)の横の、緑地公園の中をぐるっと一回り数百メートル
↓
博物館の入り口まで百メートルくらいグネグネ
という感じ。正直、2時間でイケんのか!?ってくらいなんだけど、
まあ、しょうがない。
途中、熱中症予防のためか、せめてものおもてなしか、
業務用ミスト扇風機が何台か置いてありました(笑)
多分、精一杯の思いやり・・(´∀`)
博物館の前まで来ると、カキ氷や飲み物やたこ焼きなど
出店が出ていて気を紛らわしてくれます。
そんな中・・
ちょwwww
イトカワwwwwww
お店のお兄さん、大したもんで
「本日の便乗商品でーす!」と、
ユーモアたっぷり。行列からも笑いが起こる(笑)
そのたくましい心意気に乗って、買いましたよ!イトカワ!(笑)
「イトカワ1つください」
って言いましたよ。楽しい・・vv
形を見ると、
ちゃんとイトカワらしいラッコ型をしてました。
GJ!!!!
あ、味もちゃんと美味しかったですv
「イトカワ美味いよ!」
・・楽しいvvv
そんなこんなで、ぐったり思考を閉じて並ぶこと2時間弱。
着きました!展示室の前に!
そう、ピッタリ2時間弱でした。なんという精度!!!(笑)
さすが(笑)
展示室の前には、警備員さんが配備されていて
こちらも身が引き締まる思いです。
・・でも、警備員のお兄さん、ニッコニコだった(笑)
きっと、子供たちが目をキラキラさせてるのを見てたらそうなっちゃうんだろう。
展示品は、
1、落下時に使用されたパラシュート
2、イトカワのサンプルを入れるコンテナ(サンプラーコンテナ)を収めてた、内部の機構
3、パラシュートを開いたり、落下後に位置特定用の電波を発したりする電子機器部
4、地上試験するために作られた同型カプセル(※宇宙に行ってないやつ)
5、カプセルの中身を熱から守る、ヒートシールドの後ろ半分
6、ヒートシールドの前半分
の6つでした。4番以外は、実際にはやぶさと一緒に
真空の宇宙を60億キロ行って帰ってきた、現物です。すげえ。
見てみて、まずすごいと思ったこと。
展示の意図が見事に良く伝わってると思いました。
というのは・・
ヒートシールドの受けた熱の凄まじさというのは、
見てるだけでも「スゲー」って感じなんですよ。
ヒートシールドの前面(6番)は、多分模型で言うここのこと↓
のハズなんだけど、元々何色だったのか想像もできないような
ザラザラの黒ずんだ石みたいな色になっていて・・
(多分、断熱材の炭素樹脂が焦げて溶けて蒸発した結果なんじゃないかと思います)
5番の部分も、なんか焦げた皮膜みたいなヤツがへばりついてる。
その一方で・・
2番とか3番とか、シールドの中に収められていた機構は、
ほんとにきれいなんですよ。
電子回路とか、「さっき出来上がりました」って言われても
全く疑いもしない。新品同様に見えました。
つまり、ヒートシールドは計算どおりのすばらしい働きをしてくれて
中のサンプルはちゃんと熱から守られてましたよ、ってのが
感覚的によく分かりました。
実際、大気圏突入時の大気の熱は1万度以上にもなるとか言われているけど、
ヒートシールドの前面で3000度まで下げて、カプセルの中は
50度程度に守られていたそうな。すんげーな。
プロマネの川口教授が、カプセルの中身を
「新生児のままという感じ」と表現していたんですが、その感覚を
ちょっとだけ垣間見たような気持ちになりました。おふ。
それから、そんな難しいことどうこうより、
これらのものが実際にはやぶさと一緒に7年間宇宙を旅をして、
宇宙の彼方、3億キロ離れた未知の地表を経験して
いろんなトラブルをはやぶさと一緒に乗り越えて帰ってきた
その現物が、ここにこうしてある、ということが・・!
ゴメン、気持ち入りすぎです(笑)
でも、遠い遠い宇宙の彼方の世界を、
自分の手元までぐいっと引き寄せてくれたような気持ちになりました。
その後、疲れたのでそのまま帰ったのだけど・・
もうね、目をつぶって家まで帰りたかった(笑)
他の何も網膜に映したくなかった(笑)
余韻をずーっと味わっていたかったよ!
まあ、そいうわけにもいかないので普通に目を開けて帰りましたが(笑)
帰り道、宇宙研の近くに小学校があって、
校庭のグラウンドがなにやらにぎわってる。
見ると、たくさんの子供たちが「水ロケット」の実験イベントで
歓声を上げていました。
なんか、とてもすてきな光景を見た気持ちになりました。
日本全国の子供たちが、こんなふうに身近に科学がある環境で育てたら、
理科離れとか(゚Д゚)ハァ?だし、
科学立国なんて言葉も絵空事じゃなくなるかもなあ、
なんて感慨を覚えました。
いろいろ書きましたが、とにかく、たくさんワクワクして
興奮してモキャー!!!ってなって
とても貴重な経験をさせていただきました。ありがとうありがとう。
宇宙研の人たちも、普段の研究や運用や睡眠の時間を割いて
大規模な準備をしてくれたのだろうし、本当に感謝です。大変だったろうと思います。
お疲れ様でした。
惜しむらくは、帰りにアンケートを書いてくるのを忘れたのと(笑)
あと、もっと色々質問の準備をしてくれば良かったなーと。
ほんと、研究者の方々が、そこかしこで見学者の質問に
真摯に答えてるんですよ!
第一線の研究者の方に、気軽に質問して教えてもらえる機会なんて
まずないと思いますからねえ・・
そういう点でも、素敵だなあと思いました。
もし、来年行かれる予定がある方がいらっしゃいましたら、
参考まで(´∀`)
・・・そんくらいかな?
長くなりました!ご清聴ありがとうございましたv