仙道のことをちょっと考える (Memo 2009年4月18日・2010年1月19日再録)


仙道のことを考えるとき、いつも思うのが
「チームメイトたちや監督の絶大な信頼を、その肩で黙って受け容れる心情」
だったりします。
今更ですが、彼の受けるプレッシャーは相当なものだと思います。
茂一が東京からスカウトしてきたという経緯も。
当初は、物珍しさや、やっかみや、反発や、色んなものが
きっと部活に関係ないところまで及んだことだろうと思います。
それでも、1年次の県予選でチームをベスト4にして。
魚住に「ドンマイ魚住さん」って言って。
茂一が「みっちり仕込んできたつもりだ」って言うくらいの
キツイ特訓をこなして。

きっと、彼は「誰かのため」にプレーしているのではないのでしょう。
チームメイトたちが、自分のことを心から信頼して、
一番苦しいときに最終的に自分を頼っている、ってことを十分に分かった上で。
それでも、自分ためにプレーしているのでしょう。
なんでか、って言ったら、多分「楽しいから」。
勝つから楽しーんだ。
他人の為の、他人基準の動機でなんか、絶対もたないですよ。
仙道は、牧さんにだって負けるつもりはなかったんでしょうね。
試合終了の直前にファウルもらいにいくくらいだから。

海南戦終了間際、同点で延長戦が決まったとき、
越野君始めチームメイトたちは喜んで彼に駆け寄って・・
あのシーン、何回見てもつらいです。
越野君が、仙道や牧がギリギリの駆け引きをしている水準に
決して入り込めないことがよく分かるから。
・・そりゃ、分かってるつもりですよ。そうなんだけど。
だけど、そうやって改めて突きつけられるとね。
越野君が、仙道のために何かできることはないのかなあ、って
無限ループにはまっちゃうのです。
そういうことじゃないんだ、ってことも分かるんだけどね。
そうなんだけど。
仙道が、心から安心して笑ってられる場所があってほしいなあと
いつも思ってるんですよコレが。

そうやって、ずーーっと遠い、存在してすらいない
架空の人間に思いを馳せていて、
ほんとうに、アホだなあと思います。
同じ様なことばっかり言ってますね。オホホ。
罪なイノタケ。





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