GBがなぜ生理的嫌悪感を掻き立てるのかの思考実験 (Memo 2009年8月15日・2010年8月11日再録)
初めにお伺いしますが、自分ゴーブリ全然平気ッス、って方
いらっしゃいますか?いないという前提でお話してよろしいでしょうか?
よろしければ、表記するのも恐ろしいので
「GB」と呼ばせていただきます。
で、タイトルの件。
常々思うんですが、あのGBという生き物は、なぜ
我々人間に対してこうまで強烈かつ説明しようのない嫌悪感を生み出すのか。
毒を持ってるわけじゃない。噛み付かれたり、直接的な危害を加えられるわけでもない。
病気を媒介するというのは多少ありますが、じゃあ、全く同じ姿で
病気を媒介しないクリーンな虫だったとしたら嫌じゃないか、って言ったら
笑止、そんなワケはありません。
一体我々人間はあのGBの何をそんなに恐れ、嫌悪するのか?
今日は、以下でいくつかの仮説を立てて考えてみたいと思います。
そんなことを考えるのもイヤだという方は華麗にスルーして下さい。
1、大きさが怖い?
あのGBというやつ、特にチャバネじゃなくて黒GBというやつは、
室内にいる虫としてはかなり大きいサイズの分類に入るんじゃないかと思います。
蚊やハエとは比べ物になりません。その辺の、大きさによる存在感が
無視できない要素なのではないか?という仮説です。
もし仮に、奴らが3mmとか5mmとかの大きさだったら、どうでしょう。
個人の感覚によるかもしれませんが、私だったら、
あの5cmもある巨大な奴のような圧倒的な恐怖は感じません。
恐れながらも、ティッシュでえいやっとできそうな気がします。
→よって、大きさはある程度関係している、とは言えるのではないでしょうか。
2、黒さが怖い?
GBを思い浮かべるとき、その印象として浮かぶのが
奴らのあの悪魔的な黒さ。闇に紛れ、光を飲み込むあの黒さですよ。
もし、彼らがあんな黒い身体じゃなくて、
例えば、赤とか黄色の派手な体色だったとしたら?
もしくは、黄色と黒のまだらだったら?赤と黒のテントウムシ模様なら?
あるいは、薄緑や薄茶色なんかの保護色的な身体だったら・・
どうでしょう、真っ黒な奴らと比べて嫌悪感に変化はあるのか。
保護色的な色だったら、まだいくらか可愛げがあるかもしれません。
ただ、原色やまだら模様だったとしたら、部屋に出現したときのビビリ度は
同じか、却って増す気がします。まだらとかはホントにやめてほしい。
ただ、黒くないGBは、彼ら特有の後ろ暗さというか、
闇に隠れて生きる印象は薄くなる気がしますね。
それよりももっと表舞台的に、嫌がらせアピールが高い虫に
立ち位置が変わりそうです。
→色が変わっても、印象が変わるだけでイヤさは変わらない
3、動きが怖い?
やつらGBの、姿かたちも勿論恐ろしいですが、
それと同様に我々人間にとって異様で耐え難い印象を与えるのが、
あの独特の動きではないでしょうか。
長い触角をゆらゆらと動かし、闇を選ぶようにひっそり歩く。
危機を感じればあのげじげじの脚を高速回転し
予想もつかない方向に逃げ回る。目を離した隙に
テレポーテーションしたんじゃないかと思うことすらあります。
更には、自身で遭遇したことはありませんが・・翅を使って飛ぶという情報も。
恐ろしい。とにかく、あの予想がつかない高速移動が恐ろしい。
では、もしも彼らからあの独特の動きの要素を取り去ったら?
どうでしょう。のっそり動き、人間に見つかっても意に介さず、
物陰を選ぶこともなく愚鈍そうに歩いていたとしたら。
・・狙いを定めやすくはなりそうですし、予想の付かない動きに
心を振り回されることは少なくなりそうですが、
存在そのものの恐ろしさというのはそう変化ないかもしれません。
それに、個人的経験からいうと、あいつらの中には時々
「こいつにオレは殺せねえ」みたいに分かってナメてるのか、
ほんとにふてぶてしく堂々と歩いてるやつもいるんですよね!
そういう奴に限って身体が馬鹿でかくて、ほんとに手に負えない。
却って腹立たしいし、ある種の不気味さを増幅されます。
逃げ回るヤツのほうがまだ可愛げがあると思えるくらい。なので、
→動きは、要素の一つではありそうだが、決め手ではない
4、繁殖力が怖い?
これは、個人的には1の「大きさ」に勝るとも劣らないくらい
影響があると思うのですが・・
GBが恐ろしいのは、そこにいる1匹ではないのです。
奴の後ろに大勢控えているであろう、また、
奴1匹から将来指数対数的に増殖し居座り続けるであろう「GBの大群」が怖いのです。
これは個人的な感じ方なんですが・・家でGBを見ると、すごく
プライベート領域を侵害されたような気がするんですよね・・
一番安心できるはずの自分の家、自分の部屋なのに、
そこに、得体の知れない招かれざる侵入者が潜んでいて、
しかも圧倒的な繁殖力でどんどんその数を増やし続けているとしたら・・
もう居ても立ってもいられないような気持ちになります。
もし、GBがあんなに大きくて真っ黒で動きが怖くても、
その1匹だけでそれ以上増えることはないと分かっているとしたら、
なんとか殺さずに外に逃がそうとするかもしれないし(できないかもしれないけど;)
そのまま自然に力尽きるのを待つかもしれない。
「放っておけば、無限増殖する」
これが、私にとっては奴らを生かしてはおけない最大の理由であって、
見つけたらどんなに嫌でも対峙しなければならない根本原因な気がします。
→個人的には、これが超イヤ
5、脂ぎってるのが怖い?
人によっては、あのぬらぬらとした、
台所で油を舐めて生きているようなあの光沢が嫌だという人もいるでしょう。
ではもしも、彼らが脂ぎってテカテカしてなくて
例えばビロードのような高貴な光沢を蓄えた身体をしていたとしたら・・
もしくは、スターサファイアのような美しい光芒を有していたら?
どうでしょう、印象に何か変化はあるか。
否、それでも奴らの嫌悪感を減ずることはできないと言えましょう。
→脂ぎってるのは周辺要素でしかない
それから、これは他の方も感じるかどうかは分からないのですが・・
丸めた新聞紙を構えて彼らと対峙しているとき、
なんか、彼らにすごく人間的なものを感じてしまうんですよ・・。
奴ら、あの驚異的な触覚の感覚で、空気の動きをかなり微細に感じ取れるらしいです。
で、こちらの息遣いや、息をつめた決意、視線なんかを
きっと奴らなりに感じ取るんでしょうね。
なんか、命の危機を感じて奴らなりに怖がって、
どうやったら生き延びられるか必死に考えているのが
分かるような気がするんですよ・・(´Д⊂ヽ
それが、余計につらくて。
私も、ほんとは殺生なんかしたくないし、
彼らが、例えば深い森の中とかで、人間と接点を持たずに
静かに暮らしているのだとしたら、たとえ10cm20cmの身体をしていたとしても
わざわざ出向いて根絶やしにしようなんて気は起きないです。
お互いに、干渉しないで穏やかに暮らす方法はないものなのか。
なんて、この地球の生命の歴史から見たら
GB様の方がずっとずーっと先輩なのに。偉そうに。
人間なんて我侭勝手なもんだなあと、あらためて自分の罪深さを思うのでした。
合掌。
オバケと一緒で、こんな文章を書いているとホントに出てきそうで
何度も後ろを確認してしまう自分でした。ビビリ。