実録・地震で都心はこうなった (Memo 2011年3月12日・2011年5月10日再録)
11日から12日にかけての大地震、大変なことでした。
どっかで書いたことがありましたが、うちはおじいちゃんの代が
三陸沖津波(多分1933年)で家族を何人か亡くしていて
小さいころからちょこちょこ話を聞いて育ったので
津波は心理的に距離が近いです。。
↑の津波は約80年前・・まさに100年に一度クラスの規模。
震源に近い地域の方、被害に遭われた方、
心からお見舞い申し上げます・・。心が痛みます。掛けられる言葉がありません(´Д⊂ヽ
さて、今日臨時でこの記事を書こうと思ったのは、
とりあえずの自分の無事を知らせる目的と、
それから上記のような物理的な被害とは次元の違うところで
自分が昨夜見たり感じたりしたことを
拙速は巧遅に勝る(かもしれない)という観点でとりあえず記しておこう、
あわよくば同じようなことがあった時に思い出してもらえたら、
という意図でございます。
さて、ざっくりと何があったかというと・・
バイト中に地震→交通麻痺で駅周辺の機能がパンク→避難所で夜明かし
という流れです。
以下、自分の周辺に起こったことを箇条書き
・バイト中に地震
すんごい揺れた。とにかく揺れてる時間が長くて、
「そろそろ止まる?」って思ってるともっと激しくなって、
どんどんひどくなる。床の物ごとあっちこっちに引っ張られて、
最終的には建物の倒壊の危機を感じるレベルに。
まさか・・まさかこれ、大地震ってやつか?今なのか?
って戸惑いから、やがて
ここで死ぬのかもしれない。
と、胃の裏がすーっと冷たくなる感じに。
でもとりあえず怪我とかはなかったです。
お客さんの中には、腰が抜けて立てない人とかもいました。
揺れてた時間は、体感的には3分間くらい?ほんと長かった。
発表上の震度は5弱となっていますが・・ビルの上階だったせいか、
それ以上に感じた。
揺れが収まった後も、振幅の長い揺れがずーっとゆらゆら続いていて、酔いそうだったよ。
・鉄道各社全線運休
駅周辺にとんでもない量の人が押し寄せ、渦巻き、
ちょっとありえない光景に。
歩道橋の上にまで、バス待ちの行列が続いている。分かりにくいですが・・
・無理に並んでギュウギュウに乗っても具合悪くしそう→いいことを思いつく
はやぶさのプラネタリウムやってるビル、新築で丈夫だろうから
観て帰ろうvv
どーせ電車復旧したって混雑で当分乗れないし、
プラネタリウムならドームだから構造上強いし、倒れるものもないし
むしろ安全だろう。ヤホーvv
・浮かれてチケットを買ったものの、上映中止に(なんやてー!)
払い戻してもらう
・職員さんのご好意で、しばらくそのままいさせてもらう。
キレイなトイレ確保。プロジェクターでニュースを流してくれる。ありがたい。
一緒に待ってた人たちと世間話で仲良くなる。情報を共有する。
・居場所があるうちに、とばかりに夕食を食べに。
腹持ちするようにカツ丼かっ食らう。
その足で駅周辺の偵察に行く。
が、あまりの異常事態ぶりに絶望を感じて今日中の帰宅を早々に諦める。→帰宅難民に。
朝まで居られる場所の確保に動き出す。
コンビニに物があるうちに、飲み物と朝食(カロリーメイト的なもの)確保
・駅のアナウンスで、近くの大学が避難所として開放されてることを聞く
→とにかくそこに向かうことに(寒いから)
・交番の前には人だかり。おまわりさんが拡声器を使って
「次!恵比寿まで行く人!まずこの道を右に曲がって・・」
と、目的地ごとに順番に道順を案内していました。たいへんだ。。
・公衆トイレにも長蛇の列。ありゃりゃ。。
・公衆電話にも長蛇の列。携帯より繋がりやすいから、らしい。
・飲食店は、やってるところと臨時休業してるところと分かれる。
ただし、営業しているお店も入れなくてあぶれてる人多数。
どこもかしこも列、列、列。
・避難所に着いてみると、すでに結構な人が避難している。時刻は8時ごろ。
広い体育館が開放されて、大量のパイプ椅子が並べられている。
奥のほうに行ってみるが、いい場所(壁際で寄りかかれるところ)はすでに埋まっている。
適当に座る。
・職員さんが、使い捨てカイロと防寒シート(アルミホイルみたいな銀色のカサカサ鳴るシート。あったかい。)
をくれる。
税金で配られているものなのか、大学が自主的に用意していたものなのか・・
どちらにしろ、ありがたい。
みんなそのシートを床に広げたり身体に巻いたりしているので、
体育館の中がとにかくギラギラでまぶしい(笑)
・避難所では、基本的にみんなすることがないので
思い思いに時間をつぶしている。以下、避難所で見かけた人々。
直接的な被害がない人たちなので、基本的に悲壮感はない。
(そしてこの時点では東北地方の被害の大きさが伝わってない人も多い。)
知らない人同士で友達になってビール飲んでるおばちゃん
お買い物の戦利品の服を広げて楽しそうな女子二人
マユゲ抜き出す男子
上半身だけでダンスの練習する男女
防寒シートを巧みに全身に巻いて、ちょっとした戦隊ヒーローみたいになってる人
寝転がってお菓子広げてお泊り会みたいな女子高生たち
遠方から修学旅行できた高校生ご一行様
などなど
私は、PCがあれば原稿描けるのに、と思ってました。すげーひま。
みんな同じ状況なので、同じ場に居る人たちには
緩やかな連帯感が生じます。知らない人でも声掛け合ったり、ってことは
自然に起こります。人の心の温かさをちょっと感じる。
・携帯の充電はすぐなくなります
家族と最低限の安否連絡を取ろうにも、回線がつながらないので
何回も何回も掛けなおすことに→どんどん充電を消耗
・コンビニに充電器を買いに行きましたが、まあ当然のごとく売り切れ。
コンビニの棚は笑っちゃうくらいガラガラでした。。
→必要なものはとにかく早めに確保!充電が心もとない方はお早めに!
・避難所では携帯が充電できる機械を準備してくれているが・・
そういうわけでこれも長蛇の列
・携帯は、連絡ツールとしても情報収集ツールとしても
災害時には命綱に。充電大事!
できれば、普段からACアダプタ持っててもいいくらいだよ!
・外に出ると、道路は大渋滞。タクシーは捕まらない。
捕まっても、渋滞でメーターばっかり回るので1万2万は当たり前だったそうな。
すし詰めのバスは、歩くより遅かったらしい。
・大きい道路は、歩いて帰宅を試みる人たちの人波で
川の流れのようになっている。異様な光景。
・夜半ごろ、避難所は受け容れ人数いっぱいと判断した模様。
後から来て入れなかった人が結構いました。
判断は早いほうが、いい場所を確保できます。
朝に街を歩いた感じだと、24時間のATMコーナーで寒さをしのいだ人もいたようです。
・バイト先の人でも、6時間とか掛けて歩いて帰ろうとした人は結構いたみたいですが・・
自分個人としては、あんまりお勧めしません。
以下その理由
慣れない夜道で迷ったら危ない
火事、地割れ、倒壊、ガス漏れなどで道が寸断されていないとも限らない
途中で具合が悪くなっても、設備がないところだと、最悪冷たい地べたで身動きが取れなくなる
トイレの確保が難しい、公衆トイレは1時間近い待ち時間
大きい余震があるかもしれない状況で、ガラス張りのビルの下や高架道路の側を通るのは怖いよ!
無理に帰ろうとしない方が、暖かい場所で心安らかに過ごせる場合もあります
・コンタクト装用者は、いつもメガネを持っていたほうがいいよ!
いつ何が起こるかわからないから。
私はメガネに助けられました・・。メガネなかったら何もできなかったよ。
・同じ理由で、持病を持ってる人はちゃんと薬を持って歩くべし!
・そんなこんなを思いながら、時々余震に身体を硬くしつつ
朝まで防寒シートに包まって少し眠りました。
防寒シートは、なるべく身体に密着させたほうがあったかい。
そういう理由で、床に横になってる人はみんな
銀色のツタンカーメンみたいになってました。
・身体を横にできるのとそうでないのとでは、身体の疲れも、心理的な「休んだ」感も
全然違います。(ファミレスとかで朝を待ったことがある人は分かると思います・・)
とにかく、安心して身体を休められる場所を確保するのは大事!
・そういうわけで、今回思ったことは
1、無理に帰らないほうがいい場合もあるよ!
2、場所、物、携帯の充電の確保は早めに!
ということでした。
状況によって、何が最善かは色々と異なると思いますが、
何かのご参考になれば幸いです。
あと、徹夜で対応してくださった避難所の職員さんの方々ほんとにどうもありがとう!
いじょ。生きてます!
両親も無事です(´Д⊂ヽ
あと、地震後一番初めにケータイで「地震」と検索して
読んだ記事で、すごく勉強になったものをURL載せておきます。
http://www.satonao.com/column/variety/jishin.html
(と思ったら、この方有名人じゃん!わお。)