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回復の特徴

作者の回復の経緯から傾向とその分析等を紹介します。尚、経緯、傾向分析は、20m程度の距離から裸眼で見た外灯や信号の見え方を例に説明してあります。


回復経緯
作者の回復の経緯を紹介します。


経緯1
初期の状態は全体がぼやけた状態。この時期には視力は、0.03程度。

経過図1



経緯2
ぼやけの中心にはっきりした点が見える状態。訓練当初から2ヶ月程度。この時期には視力は、1.0程度に急上昇。

経過図2



経緯3
訓練当初から3ヶ月位で中心の点が増える。この時期には視力は、0.3程度に低下。

経過図3



経緯4
ぼやけている範囲、点が散在する範囲が徐々に縮まるが、視力は、0.3程度であまり変化しない。この状態が、4〜5年続く。

経過図4




経緯5
ぼやけている範囲が徐々に無くなり、点が散在する範囲は更に縮まる。また、中心付近の点の明るさが強くなる。視力も徐々に上昇。ただし、視力は、日により、アップダウンを繰り返しながら上昇する。この状態が3〜4年続く。

経過図5


ぼやけている範囲、点が散在する範囲が更に縮まり、視力も徐々にUPする。


回復の傾向

回復の傾向を時期的に分析すると次の特徴的な3領域が考えられます。

領域 T
  一時的に視力がアップする期間
領域 U
  一旦低下して視力が上がらない期間
領域 V
  日によりアップダウンを繰り返しながら、徐々に視力が上がって回復に向かう期間


この傾向をグラフに示します。

回復曲線

A:視力の傾向 t:時間経過 

注)領域Vでは視力はHL曲線の間を上下する。


傾向の分析
回復の傾向で示した各領域について、その分析を示します。


領域T
短期間で視力の改善が見られる。角膜の変形に対し、眼の圧力状態の変化の方が起こりやすいことから、角膜の形状の改善よりも、眼球の軸方向の改善によると推測される。


領域U

角膜形状の改善が起こっていると推測される。減圧事象で示した角膜の表面の波打つような歪みにより、点の数が増えているものと考えられる。この領域では、周囲のぼやけは縮まるが、中心の複数の点は数は減らず、このため視力が上がらないと考えられる。

この角膜表面の歪みによる乱視を表層乱視と定義します。正常な場合と表層乱視の場合の見え方の簡単な比較を示します。点光源と円指標の見え方を例に示します。

正常
点光源 円指標
表層乱視
点光源 円指標

表層乱視の場合、円とは似つかぬ形として見え、視力としては低下します。

注)表層乱視:医学上の用語ではなく、作者が独自に定義している用語です。



領域V
角膜が徐々に正常な形状に戻りつつあると考えられます。散在する点は中心に集まります。この間、表層乱視は下図のように増減を繰り返します。表層乱視は日によって増減しますが、これにより視力も上下します。



↓↑

視力は表層乱視の程度により、日々変わりますが、周囲と中心の点の明るさが同程度の場合は下がり、中心が強い場合は上がります。

中心=周囲
点光源 円指標
↓↑
中心>周囲
点光源 円指標


回復予想
作者の場合、メガネ歴20年、0.03程度で強度乱視という状態でしたが、角膜のダメージの程度により回復の仕方、回復曲線が異なることが予想されます。

回復曲線
重度 中程度 軽度


重度の場合

作者のケースで、領域Tが3〜4ヶ月、Uが 4年程度、Vが 4年程度でした。領域UとVは角膜のダメージの大きさにより回復期間は大きく異なることが予想されます。


中程度の場合

角膜のダメージが多少あるケースの場合、Uの領域がなく、視力は急激に上昇するが、一時的に低下する時期があって回復すると予想されます。


軽度の場合

角膜のダメージがあまりないケースの場合、Uの領域がなく、視力は急激に上昇し、多少角膜の改善を要する時期があって回復すると予想されます。




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