緑の地平を越えていく 天駆ける飛空艇
その先に待つ意味を 知って知らずに進む

翔ける鳥は遥か彼方 過ぎる景色はどこまでも
途切れる事は決してない いずこへ行くのだろう

大いなる願いを 美しき水晶に託し
瞳にたたえるのは 悲しみと決意


人ならざる者らは かりそめの姿借りて
その本能(こころ)向くまま 未来を求める

走る獣は風になり 眠る魔物は夢を見る
生き物たちが見る夢は 瞬く星になる

世界のどこかには 獣達の楽園

獣と魔物の夢が そこにあるだろう


他種族の異邦者は 貴き物求め
狂った歯車に やがて迷い込む

未知の魔法は道作り 稀な運は希望の元
幾つも偶然重なって 運命が交わる

数奇な巡りあいは 定められたように
繰り返す螺旋は 終わるのだろうか




―END―  ―戻る―

銀の風・未来のかけらを探してのイメージです。
使用曲は、ガストのHPで公開されているイリスのアトリエ エターナルマナの「郷里はるか」です。
シナリオが一定以上進んだ後にいけるようになる地域で流れました。
旅をイメージする詩はついつい「風」とかを使いがちになるので、頑張って押さえ気味に。
ちなみに、「獣」と「人ならざる者」等は人外だらけの長編には不可欠のキーワード(何
悩みに悩んだ題名は、結局意味不明です。あはははは……。