平成20年4月19日 鞍掛峠おさんぽツーリング! |
|
![]() |
早朝5時に起きてみた。窓の外を眺めると雨が降っている。ああ、こりゃあかんな…。そう思うと二度寝に入る。意外と疲れていたのか昼近くまで寝てしまった。むくりと起き上がり、遅めの朝食を取りながら窓の外をボ〜っと眺める。あれ?晴れてるではないか。 どうやら朝方に降っていた雨はすぐに止んでしまったようだ。しかし、いまさらな感じもする。だが、そこはバイク乗り。PCの電源を入れてモニターを眺めているとウズウズしてくる。それは飼い主にご褒美を貰えるかと期待している犬が尻尾をふるかのようにだ。 (なんつー 例えだ) 結局バイクに乗る身支度をして相棒をしまいこんであるコンテナまで自転車を走らせていた。いやはや晴天を見るとダメだな。 いつもの堤防道路に向けて相棒にまたがり、走り出す。 |
とりあえず目的地は鞍掛峠にしてみた。以前アンチミーバーガーツーリングの時に雪のせいで通れなかったからだ。途中、IwafoLeeさんのブログで紹介されていた「お食事処水谷」に寄ってみようかと思っている。予定といってもそんな程度だ。 ここまでスカっと晴れた晴天は久しぶりなので気分が良い。 こんなことなら早朝から出かけていればと少々の後悔の念を引きずりながらもウキウキしながら堤防道路を南下する。 |
|
![]() |
途中、堤防道路からR22へ移り、一宮方面へ向かいR302を目指す。R302へ移る際に、かなり長い信号に待たされ閉口しつつも、我慢強く待ち、交差点を左折してR302を南下する。東名阪の清洲西ICの真下を通過したあたりの交差点を右折しK128号線に移る。とにもかくにも東海大橋を目指すのだ。途中右左折を1回ほど行いあとはK128を東海大橋まで一直線である。田舎を思わせる田んぼを横目に気持ちよく走っていると、おなじみの東海大橋が見えてきた。いつもと違うと言えば、なにやら工事をしているようだ。 |
どうやら錆びてきた橋を塗装しなおしているようだ。またいつもとは違った趣を見せている東海大橋を特に渋滞無く渡ることができた。ここは運が悪いと酷く混んでいるのだ。 塗料が橋を走行している車に落ちないように防護ネットをかけてあるが、これがなんか秘密基地っぽくて良い。思わずアクセルを開けてしまう。ロクエフの咆哮が響き渡って、ちょっと心地よい。 |
|
![]() |
橋を渡りながらふと川に目を向けると真夏のように抜けるような青い空が目に飛び込む。ふむぅ〜 気持ちいいなぁ。暑くも寒くも無いほど良い気候でありんす。 |
東海大橋を渡りきってからも、どんどん西を目指す。ひたすらK8を走ったあとは自然とK56になる。ここいら変の風景ものどかなものだ。少しばかり遅いトラックが前を走ってはいるが、そんなことも気にせずにユックリとトラックの後ろを走る。もちろん、排ガスが匂わない程度には離れてはいるが。 少々雲が出てきたが、それでも心地よい気候には変わりない。 遅めに取った朝食が、そろそろ消化されてきたのか少しばかりお腹が空いてきた。ふむ、お食事処水谷に着く頃にはちょうど良い腹の減り加減だろうな。 |
|
![]() |
K56とK227が交わる交差点を直進し、K227へと入る。すると1Kmも走らないうちにR365と合流する。R365と合流したら南下するのだ。合流してから5Kmほど走ると「お食事処水谷」だ。南下して道路の左側にある。大きい看板が出ているのですぐわかった。 とりあえず相棒は看板の前の空きスペースに停めておく事にした。ここなら車の駐車の邪魔にならないはずだ。 |
IwafoLeeさんのブログに書き込まれていたように、ちょっと敷居の高そうな雰囲気な玄関ではあったが、看板にも「ジャンボみそかつ」と書かれているので意外と大衆向けなのだなと思い入ってみる。 店内は小奇麗な印象で、意外と広くない。 出てきたお茶を見て少し驚く。緑茶なのだ。しかも結構濃い目のお茶である。てっきり番茶程度が出てくると思っていた。 苦手な人もいるようだが、私は好きだ。 |
|
![]() |
店内は想像していたよりも明るくはないが小奇麗なので、どんよりとした薄暗い雰囲気でもない。ただ、一人なので少々寂しいが。 となりの座敷のスペースでは地元の人なのか、小宴会みたいなものが開かれていた。商工会の寄り合いなのか、老人会の寄り合いなのかはわからないが楽しそうだ。 よくある病気の自慢話もしていた。 |
15分ほど待たされて、注文の品が出された。「ミニカツ定食(840円)」である。IwafoLeeさんの食された「みそカツ定食(1155円)」はとても完食しきれそうもないのでミニを頼んだのだが…。よかったミニにしといて。私には「ふつー」の量にしか見えないからだ。(;´Д`) これでミニなのだから信じられない。 味は至って普通であった。可も無く付加も無く。漬物とかはかなり美味しかった。最近、すっかり好みの味から変わってしまった「矢場とん」のミソカツとくらべると、こちらの方が好みかもしれない。 だが、志をじのソースカツ丼を食べてからはミソカツよりもソースカツ丼のほうが好きになってしまっている。 |
|
![]() |
お腹を満たした後はおもむろにR365を南下しつつ鞍掛峠(R306)を目指す。R365を右折し、標識どおりにR306にはいる。前をジャリトラが走るが、抜くかどうか悩んでいるうちに峠に入ってしまい、抜くチャンスを見失う。 |
遅いとはいいつつ、果敢に攻め込んでいるトラックのケツを眺めながらノンビリと峠を上る。天気も一気に崩れ始め、重たい雲が空を覆いつくしはじめた。うーむ、雨が降らなければ良いのだが。 そんな不安とは裏腹に別のことで不快な気分に陥った。 もちろん路面が減速帯だらけなのも不快の要因のひとつなのだが、それよりも何よりも激寒なのだ。下界の陽気の中を走ってきたため、そこそこ薄着でグローブもメッシュである。それが13度近くまで一気に気温が下がったのだ。まだ4月なのだと言う事を忘れてしまうくらいの心地よい陽気の中を走ってきたあとでは天国と地獄だ。 だが、途中で止まるのも面倒なので、とりあえず、前回「アンチミーバーガー」の帰りに雪で通行止めだった所までは行ってみようと我慢しながら走り続ける。眺めを楽しもうにも曇天で景色は悪い。 |
|
![]() |
前回雪で阻まれたところを通過し、とりあえずのUターン地点として電光掲示板のところまで来て、相棒を停めた。ここでグローブをメッシュから革グローブに変え、3シーズンジャケットの内側に風を通さないようにインナーを着込む。さすがにカッパを着るほど出ないと判断し、再び来た道を戻ることとした。 |
ワインディングに入る前に「お?」と気づき、相棒を停める。 おそらく前回雪で阻まれたであろうという所で写真を撮る。 後でわかったことだが、ここよりもさらに戻ったところが雪で阻まれた地点だった。たしかに前回阻まれたときは右側にコンクリートの壁とフェンスがあった。 |
|
![]() |
とにかく、寒いし路面も悪いのでR365へ戻るまでは楽しむわけでもなく走り続けた。さすがにR365まで戻ってくるとホッと一安心。ものすごく暖かく感じる。ああ、幸せ(笑)。 R365へ戻ってきたとは言うが、その交差点を南下するとR306のままなのだ。7Kmほど南下したところで左折しK157に入る。そしてすぐにK25へと移り、東に向かうように走る。 狭い1.5車線道路を先ほどとは打って変わって暖かい陽気の中を、なぜこんな狭いところを?と思わせながら消防車とハシゴ車、救急車と3台つらなって走ってくる。すれ違うときに、ああ、バイクで良かったと思わせる。何せ狭い道なのだから。 天候も下界に来ると再び晴天に戻っていた。 |
細い田舎道を走っていると、すでにコイノボリをあげている家もある。小さい頃から立派なコイノボリを見るたびにうらやましく思える。 10軒長屋に暮らしていた貧乏な自分には高嶺の花だからだ。 |
|
![]() |
採石場のようなところを超えるとK25も本格的な勾配が続くワインディングになる。標高もそれなりに高くなるのでコーナーの度に素晴らしい景色が拝める。が、それに見とれているとオーバーランしてしまい、とても危険だ。 |
しかし、ちょっと西に走れば、こんなワインディングがあるとは知らなかった。さすがに攻める気にはならないが(狭すぎる)、たまにはこんな道を走ると、すごく新鮮である。 そういえば、このワインディグには至るところに不法投棄禁止やら、カメラ監視中やらの看板が立っている。よほど不法投棄が続いたのであろう。そういう輩が多いというのも困ったものだ。 |
|
![]() |
K25を走りきるとK56に出くわす。お昼に走ってきた道だ。 あとは来た道を戻るかのように東海大橋を目指し、K56を走っていく。東海大橋を渡りきったところにあるミニストップにて小休憩だ。 ここでしばらく思案し、モトショップタケシマに行くことに決めた。 家に向かうよりは、それなりに遠回りだが、たまには良い。 |
K8をモトショップタケシマに向け、走らせると見慣れたレンコンの葉がない。写真の水田には自分の背丈よりも高いレンコンの葉が生い茂っているイメージがあるのだが、まだ早いからなのだろうな。 7月にはきっと生い茂っているのだろう。 K8からK79に移り、名古屋方面へと走る。「坂牧」の交差点までくるとモトショップタケシマだ。いつになく常連客がいっぱい居た。 バイク談義に花を咲かせ、閉店の19時まで話し込んだ。 あとは家に帰るだけだ。 |
|
気が向いただけのショートツーリングだったが、意外と楽しめた気がする半日だった。K25の景色があんなにも綺麗だったことも、K56の途中に気になる温泉施設があったこともそうだし、なによりも8割は爽快な青空の下で走ることができたことが一番うれしい。 本日の走行距離 : 153Km |