蒼夏の螺旋 “霖雨粛々”
 



 人の感覚というのは結構いいかげんなもので、ほんの数日前まで日照りで暑かったことへ辟易しておきながら、昨日今日と雨が続くとその途端に、

  『雨ばかり続くのはどうにも鬱陶しくていけない、カラッと晴れてほしいものだ』

 そんなことを鹿爪らしくも言い出したりする。ちょっとでも肌寒い日が続けば、

  『今年もまた冷夏なんだろうか』

 などと、もっともらしい言いようをし。されど、朝から気温の高い上天気なんて日が次に訪れようものなら、きっとこんなことを言い出すに決まってる。

  『今年は存外暑くなるよ、きっと』

 皆が皆、こうまで極端な"鳥頭"のお調子者ばかりだとは言わないけれど。こんなまで"お気楽"だからこそ、その類
たぐい希まれなる順応力によって、人類はどんな環境の土地のも住むことが出来、その結果として地上にこれほどまで繁殖できた…のかも?








            ◇



  「…むぅ〜う。」


 リビングの窓際の端っこ。正座を崩した脚の間に尻を落とし込んだというような、何とも子供っぽい姿勢でフローリングの上へぺたりと座り込み、窓の向こうをただただ眺めやっている小さな背中。童顔も、恐らくはそこに滲んでいるのだろう、ご不満満載の駄々っ子みたいな表情も、ここからは全く見えないというのに。少しばかり丸くなりかかったその背中を見やるだけで、退屈の虫に取り憑かれ、何かしらを持て余している彼なんだろうなというのが手に取るように分かる。まとまりの悪い黒髪の乗っかった小さな頭をひょこりと片側へ傾げたかと思えば、懐ろに抱えていたパンダの顔のビーズクッションに ふにふにと抱き着いたり。
"…分かりやすい奴だよな。"
 青や緑、緋色がランダムに並んだ初夏向け配色のストライプのシャツを、カーディガン代わりに羽織っている小さな肩が、ふうと溜息でもついたか、すとんと落ちて。
「なあなあ、ゾロ。」
 こちらへと振り返って来たお顔は、やっぱり…むむうと膨れかけている。
「この雨、いつまで降るんだ?」
 どうにかしてよ、大人でしょ?と、暗にそんな無体を言いたげな、正に子供のような口調なのが、何とも言えず…可愛らしいなと思っている旦那様であり、
「さあな。昨夜のニュースで"梅雨入りしました"って言ってたろうが。」
 そういう訳だから、降り続いてもしようがないと頼もしい肩をすくめて見せる。その途端に、
「う〜〜〜っ!」
 表情豊かな口許がむうっと力んだそのままに歪み、その場から立ち上がるとローテーブルの縁を回ってソファーに座っているゾロの前へとやって来た。
「だってせっかくのお休みなんだよ?」
 今日は平日なのだが、働き者の旦那様が先週末のイベント出勤を振り返られた休日であったので、晴れたなら…少し郊外に開園したばかりのアスレチック施設のある公園まで遊びに行こうと話していたのだ。それがこの朝からの雨に偶
い、なし崩しに"中止"となってしまった訳で。途中で上がったところで、設備や遊具が濡れているだろうから…という辺りの事情は、いくら子供っぽいルフィにだって判ることだからか、それでも出掛けようとまでは口にしないものの、
"半分くらいはどうしようもないからって判ってての駄々なんだろな。"
 体の前へ両手で広げてた新聞を畳んで優先権を空けてくれたゾロのお膝へ、膝の側から真っ直ぐにのし上がり、広い広い懐ろへぽふんと へばりついて。濃青のTシャツに包まれたがっつりと逞しい胸板へ、ぐりぐりと柔らかな頬を擦りつけた…今はすっかりと単なる腕白小僧さんに戻っている奥方であり。
「…う〜〜〜。」
 ご不満には違いないからと、多少は力も込めて ぎゅううとしがみついて来ているのだろうに、小さな小さな体はさして重くもなく。胸板へと当たる頬や肩の、あまりに柔らかい感触に、本当に幼い子供が抱き着いて来ているかのような錯覚さえ覚えるほど。
「明日も休みなんだから、今日は我慢しな。」
「明日だってそこらは濡れてるじゃんか。」
 これじゃあ外で楽しむような外出はやっぱ出来ないじゃんかと、恨めしげに眉を寄せて見上げて来るのは、それはそれは愛らしいお顔であり。ぶうぶうと唇を尖らせていたって、天使のそれのように見えてしまうらしいから、ご亭主にはあんまり効果を上げていない駄々こねになっており、
「ほら。機嫌直せって。」
 まとまりは悪いが指通りはいい、しっとりした髪に指を差し入れて、ゆっくりゆっくりと梳いてやる。お膝にまたがり、胴回りに腕を回して…と、やっぱりいかにも小さな子供が大きなお父さんへ全身でしがみついてるような様相であるのに。そんな傍若無人な甘え方もまた、愛しくて愛しくて堪らないゾロであるらしく。髪を掻き分け、頭皮へと直接触れて来る指先の、大雑把だけれど優しい温もりに、
「ふに〜…。」
 さっきまでのようなご不満の唸り声からは一転して、そこは気持ちいいですと言いたげな甘い声を返して来る奥方の応じに、何とも言えず擽ったくて嬉しいらしいお顔になる旦那様。

  「後で車出すから"スィーツランド"まで行ってみような。」
  「えっ? ホントっ?」
  「ああ。」

 これもやはり国道沿いの郊外地に新設された、ブティック風のアミューズメントビルで。洋風・和風双方の有名なパティシエたちを全国から集めて来て、季節の新作ケーキや和菓子を紹介している、イートインつきの人気のテーマパーク。甘党には堪らない至福の空間であり、開催前後のニュースは殆ど全部、チェックしていたルフィだったと知っている。
「ホントだったら"アスレチックパーク"に行った帰りに寄る予定だったんだがな。」
 がばちょと身を起こし、勢い込んで見上げてきたルフィの丸ぁるいおでこに自分の額をくっつけて、愛しい人の稚いお顔を覗き込み、
「前から言ってたろ? 限定ケーキが食べたいって。」
「うんっ!」
 テーブルの下に突っ込んであった、私用の薄型のノートパソコンを取り出すと起動させ、ネット予約した旨の控え画面を呼び出して見せる。
「この六月のケーキとイチゴのデザイナーズ・ドルチェっていうのと。」
「わあぁvv」
 六月のケーキというのは、ディティール的には真ん丸なだけで、クリームの飾りなども一切ないシンプルなムースケーキだが、真円になった表面の3分の1ほどがゼリームースになっており、透明のゼリーの中に4つの花弁の小さな花が幾つも沈めてあって、淡い色彩の青や紫、ピンクの小花であるあたり"紫陽花"をイメージしているのだろう。側面には虹を思わせるカラフルな飴細工のアーチもバランスよく貼られてある。もう一方のはよくある苺のショートケーキの1ホール、なのだが、
「わ、そのイチゴのケーキの方、半月待たないと買えないのに。」
 何しろ、そのテーマパークの目玉的な超有名パティシエさんの手になる作品なので、注文は多いが1日に作れる数にも限りがあって。たとえ前以て予約したとしても、手に入るのは半月から1カ月待ちが当たり前だと言われているのに。そんな希少なもの、何でそんな簡単に…今日行ってみようねという段取りで手に入るのか。
「…あ、さては。」
 お膝の上に掻い込まれたままだった奥方が、頭上を見上げると、妙に楽しそうに笑っているゾロの顔。それを指差し、
「2週間も前にとっくに予約してたんだな。」
「そゆこと♪」
 ふふんと余裕の笑みを見せる彼であるのが、何だか何だか小憎らしいが、

  「う〜〜〜。///////

 あのね。それってね。ルフィがきっと喜ぶだろうな、よ〜し内緒にしといてビックリさせてやろう…なんて、ゾロもまたワクワクしながら企んだことなのだろなって思うとね。こっちからもゾロのこと"可愛いな"って思えてしまうの。帰って来る時は、全力で家まで戻ることしか考えてない人だから、そうだね、きっとお昼休み。人気のケーキとか甘味処なんてのへPCで検索かけて、一見"仕事中"と変わらないようなお顔をしながら、愛らしいケーキの数々を前に、どれが一番良いんだろうかと迷って悩んで決めてくれたんだろな、なんて思うとね。もうもう、このヤロがvv って。嬉しすぎて困ってしまう奥様であるらしく。

  「こら。どした。」
  「う〜〜〜っ。///////

 剣道の元全日本チャンプっていう威厳も何もあったもんじゃない。こんな可愛らしいことをこそりと企んで、この2週間を…表向きは全然変わらないまま、内心でドキドキしながら過ごしてたらしきゾロに。そんなにも大切にされているんだなって、まだケーキとのご対面を果たしていないのにね、すっかりと幸せになってしまった奥様であるらしく。この、今にもあふれそうな"嬉しい"をどうしてくれようかと、満面の笑みになってるお顔をぐりぐりと、向かい合ってた頼もしい胸板へ押し込むように擦りつけてしまう奥方であったりするのである。

  「じゃあサじゃあサ、今日はビデオ観て過ごそっか?」
  「そうだな。何か面白いのがリリースされてるのか?」
  「んとね『踊る大捜査線』の2が、DVD出たとこだよ。
   あと『g@me』とか『アンダーワールド』っていうのとか。」

 あと『リーグ・オブ・レジェンド』っていうのも観たいな、じゃあ何枚かまとめて借りて来るか、と。雨の日には雨の日なりのお楽しみを考えて。うふふとやっとご機嫌が直った愛しい奥方をお膝に、こちらさんも…目も当てられないくらいに嬉しそうに笑っている、営業企画二課のホープさんだったりするのであった。








            ◇



 さあさあさあ…と。窓の外、淑やかに降り続く雨にふと気を取られた。庭の萌え始めたばかりな緑がつややかに潤んで、何とも言えぬ奥深い彩りの重なりを呈してくれている。一応は寒暖取り揃えた"四季"が巡る土地柄だけれど、どちらかと言えば晴れ間の多い温暖な気候。そうでないとデリケートな仕様のPCに支障が出るからで。
"…まあ、一頃に比べたら頑丈になって来たもんだがな。"
 今でこそ、天然の自然にあふれたこんな片田舎でも、先進のIT関連の業務をこなせるネット設備がきっちりと行き届いた環境を望めるが、これがほんの数年前だったなら。都心であっても…ブロードバンドやプライバシー保護どころか、一流ホテルを謳っていながら端末を接続出来ないよな環境の街がザラにあり、限られた条件を満たす都市を選び、転々として過ごしたよなというのをついつい思い出す。いや、正確には、

 『雨降ったから出掛けないだなんて、湿気に弱いPCそのものみたいじゃんかっ。』

 むむうと頬を膨らませ、不満げに小さな口唇を尖らせていた幼い"彼"を思い出している、金髪痩躯のビジネス・エージェント様であり。
"自分だって"傘差すのが面倒だ"なんて言ってたクチだったのにな。"
 いやいや、彼の方は…正確には雨が嫌いな訳ではなかったなと、思い出の海の中へその身をそぉっと躍らせる。
『すぐ傍に綺麗な公園があるんだって。紫陽花が一杯植わってて、雨の日でも楽しめますよって。』
 取り掛かっている依頼案件によっては小刻みに滞在先を変える必要があって、数カ月とか数週間とか、短いスパンで転々と拠点を移動するよな生活が続きもして。そういう落ち着かない生活振り自体には、目新しい環境がいっそ楽しかったらしい、まだまだお子様だったあの少年も、こちらが仕事に掛かりきりになってしまうと、我儘だと判っていつつも他愛ない駄々を捏ねて見せもして。出来る限りはそんな彼の言い分も聞いてやりたい、実は構いたがりだったサンジではあったけれど、物によっては24時間体勢で市場を監視していなければならないような依頼もあったがために、たとえその身は一緒にいても、構ってやれないような時も結構あって。細かい事情まで話すのが面倒だったから、雨でも何でも理由に仕立てて、外出は出来ないぞとクギを刺したりもしたものだ。
『いい子だから、大人しくしてな。』
『…う〜〜〜っ。』
 見かけは子供でも中身は…どうだったろうか、せいぜい高校生程度の頃合いじゃなかったか。それでも、時々、子供扱いをされるのを毛嫌いする彼でもあって。それもそうだろうなと苦笑が洩れた。今だからでなく、当時の自分にだってそのくらいは分かってた。好きで"子供"でいる彼ではない。その責任はこっちにある。だのに、そう持ってゆくと、泣きそうな顔になって"…ごめんなさい"なんて言ってくれる可愛い子だったから、

  "良い子だったよな、本当に。"

 ささやかな我儘に手古摺ったことまでもが、擽ったいほど可愛らしい思い出で。
『今回のはどうしても目が離せんのだ。鳧がついたら何でも言うこと聞いてやるから。』
 PCの画面から文字通り片時も目を離さないサンジだとあって、仕事にからんだことへは我儘を言っても負けると、そこはさすがに学習したルフィであったらしく。
『…いいもん。勝手に遊んでるもん。』
 滞在中のコンドミニアムは、キッチンやプライベートリフトまで付いている本格的なものであり、サンジがノートタイプのPCと睨めっこしていた執務室風の部屋から離れると、最後のあっかんべを放り投げてから、それでも大人しく別のお部屋へと下がっていって。

  ――― どのくらい経ったか。

 やっとのこと、市場にこっちの働きかけが反映し出し、今を機として売買にかかりなさいというアドバイスをクライアントへ連絡して、さて。駄々こね坊主の方は何をしているやらと執務用の書斎から出て見れば、
『…これはどういう有り様なのかな。』
 キッチンからの真っ黒な煙でフラットの中は見通しが悪くなりかかっており、冗談抜きにあと数分遅かったなら、スプリンクラーが発動し、消防車が飛んで来ていたほどの状況になっていて。
『サンジぃ〜〜〜。』
 キッチンの奥、黒煙を発生させていたオーブンの前にへたり込んでいた坊ちゃんはと言うと、

  『あのな、あのな。
   サンジがこないだ作ってくれたチーズケーキが食いたかったんだ。』

 だったら買って来れば良かったものをと言いかけたものの、しょんぼりと反省している坊やを前にして、そんな突き放すような言いようは出来なくて。調理台には二人分のお茶の支度。きっと頑張って作って見せて、保護者と一緒に食べたかった彼なのに違いなく。
『…しょうがねぇな。』
 本来はな、レシピさえ門外不出なケーキなんだが、今日は特別だ、目の前で作ってやろうじゃないかと。ややもすれば大仰に、むんと胸を張って見せ、手際よくお片付けを済ませてから、改めて一からのデザート・クッキングに取り掛かったサンジであり。いつものように"邪魔だ"とキッチンから追い出されることもなく、やれ小麦粉を取れ、玉子を泡だてろ、だ〜っ何してんだ、バターが焦げる…と。手足のようにこき使われたルフィであったのに、嬉しそうな笑みが頬に口許に張りついたままだったのを覚えている。そんなこんなでやっとこ出来上がったケーキを味わってたティータイムに、
『…ごめんな、サンジ。』
『? 何がだ?』
『サンジが仕事を一杯引き受けるのはサ、俺に不自由させたくないからだろ?』
『………。』
 屈託のない子供、明るいお調子者。そんな愛嬌に満ちた素振りの陰で、けれどちゃんとそれ相応にいろいろと吸収してもいる。例えば…真っ当な身の上ではないのだから、銀行などへ口座を持つために必要な"身元保証"を持たないサンジは、そんな定例が黙るほどの莫大な稼ぎを生み出せる手腕を示すことでその筋の大立者たちからの信用を取りつけており。あっと言う間に、裏の世界で知る人ぞ知るという凄腕のエージェントとなった彼だけれど、それって…たった独りで身を隠すように生きて来た"これまで"には、全く必要なかったスタンドプレーだった筈。自分というお荷物を養ってやらなくてはならない。いつまでも永遠に見た目が子供なルフィだから、生活の端々で大人でなければという不都合にあうだろうし、子供がどうしてという不審の目だって引きやすく。そんなせいで…ずっとずっとサンジに世話を掛けなければならないのだと、ちゃんと分かっている彼であったらしくって。

  『…ば〜か。』

 謝らねばならないのはこっちなのになと。そんな頼りない顔さえ許されない、そう、性急に…これまでサボってた分も"大人"にならねばならない自覚を得たサンジでもあったのだっけ。そんな彼の健気な想いが、ずっとずっと忘れていた様々な感情を思い出させてくれもした。それでなくたって泣いたり笑ったりってのは、たった独りには必要のないものだったから。言われずとも寂しかったし、それを表明する相手もいなかったし。どうすることも出来なかったから、少しずつ失った筈の感情たち。歯痒いとか切ないとか愛しいとか。もっともっと繊細微妙な感情を、それは沢山思い出させてくれたルフィ。自分が"人間"であることを噛み締めさせてくれた、小さな天使のような存在。

  "今頃は向こうも確か、梅雨とかいうシーズンだよな。"

 遊びに行きたいと駄々をこねて、あの同居人を困らせてはいないだろうか。今日はこちらも雨催いだけれど、日本に比べたら余程のこと晴れの日が多い土地柄だから、

  "そうさな、また夏休みにご招待を掛けるかな。"

 何やら企んでそれは楽しげに頬や口許をゆるめて見せる、政財界屈指と噂の凄腕を持つお兄様。その筋の関係者が目撃したなら"どんな恐ろしい企画を思い立ったのか"と生唾飲んでしまうところだが、

  「あれはまた、
   ルフィくんを招いてロロノアさんを困らせようって算段を固めたお顔よね。」

 困った夫だと、肩をすくめて。腕の中に抱っこした愛娘のベルちゃんに苦笑して見せた美しい奥方。全くしょうがないんだからと呆れつつ、でもでも…ナミさんにとっても久し振りに逢いたい人たちには違いなくて。

  「…しょうがない、か。」

 何かしらプランを考えてあげましょ。ベルちゃんもロロノアのお兄ちゃんには逢いたいものねとクスクスと笑いながら、淑やかな雨の音なぞ物ともせず、楽しい夏のお話へと心は既に移っている模様な奥方でございました、とさ。






  ――― あれ?
       どした? ルフィ。
       うん。今なんか、誰かに呼ばれたような気がしたの。
       雨の音がそんな風に聞こえたんじゃないのか?
       そっかなぁ…。
       ほら、それよか早く車に戻ろう。
       え? あ、うん。
       ケーキとかガラス製品とかは、お前が持ってると危なっかしくってな。
       うう〜〜〜〜〜。//////




  〜Fine〜  04.6.6.〜6.7.

  *今日の神戸は布団が干せるくらい良いお天気でございました。
   昨日あたり梅雨入りしたよね、確か…。

ご感想などはこちらへvv**

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