“いわゆる一つの傾向と対策?”
 

 *聖☆兄 第10巻発売記念…といいますか、
  しっかりネタばれしまくりの内容ですので。
  ご家族が買ったのの読む順番を待っているとか、
  もちょっとお値頃になってから買うからと
  まだ読んでない方は、ご自身の判断で読み進めてください。

  あと、ネタばれの方向も
  当方仕様で ずんと偏っておりますのでご容赦を。(笑)
 

     ◇◇


当サイトにては、
『キスの日なんだって、へぇ?そうなんだ』という
相変わらずなお話を書くに至ったその日は、
そんな記念日だったと同時に、とある新刊の発売日でもあって。
半年ぶりだね、待ってましたという待望の第10巻は、
特装版だと
『悟れアナンダ』仕様のホワイトブックが付いたそうな。

 ……まあ、それはともかくとして。

いやはや、あちこちで大きにウケまくってしまって、
一夜漬けをするはずが、深夜ラジオへ不気味に笑う学生さんのように、
テレビも点いてないのに含み笑いから爆笑まで繰り出すもんだから、
家族から“大丈夫か”と案じられてしまうところでしたよ、まったくもう。


順を追って…と言いますか、
最初のお話で おおとびっくりしたのが、
イエス様の血を吸った蚊のお話がちらり出て来たことで。(そこかい)
神の血(とした恐らくは転変ワイン)で 蚊を避けることが出来るそうで、
それを吸ったら意識の高い特別な蚊になると来て…。
ロンギヌスのがつく聖遺物ではないながら、
似たようなもんじゃなかろうかというレベルの
結構厄介な代物になるみたいですね。

 「とはいえ、やはり殺生は出来ないから、
  今年の夏は虫よけのハーブ剤をたんと吊るすしかないね。」

 「ううう、消費税増額する前に買い占めとけばよかったね。」

網戸もしっかり閉めての、出来れば花粉と同じ対策を…ということで。

絵画教室のお話では、
祝福を授けたキャンバスがああまで頑張るとは、
無機物にまでやる気を植えつける点では、ブッダ様のことが言えないような…。

 「…ウチでも、こたつが横長になりかけたしね。」

 「な、何の話かなぁ?//////////」

葡萄酒(ボジョレヌーボー)を求めて降臨なされた聖母様のお話と、
クリスマスが自分のお誕生日だとやっと気づいたヨシュア様のお話は、
罪のない恋人たちから神父さんまで、
立川の皆様も大変だなぁという同じオチに辿り着きまして。(う〜ん)

 「鍵のお話は参考になったなぁ、私。」
 「? 何が?」

しみじみという声を出すイエスなのへ、
ブッダがキョトンとしたまま視線を寄越したが、

 「だから。
  キミもお留守番するときは
  鍵かけとかないといけないよ?」

 ウチって、施錠するの、
 二人とも出掛けるときと寝入るときだけでしょ。

 だって、玄関開けたら最奥まで見通せる家だよ?
 在宅かどうかなんて すぐ判るじゃない。

 「誰が空き巣を用心してますか。」
 「…??」

ますますと小首を傾げる目覚めたお人の、
愛しきまろやかな肩へと手を置いて。
いぃい、よく聞いてねという構えになった
イエス様が心から案じているのは 勿論、

 「キミが攫われてしまったらどうすんの。」
 「〜〜〜〜っ。////////」

 いやあの、だから、前にも言ったでしょ?
 無理から誘拐とか略奪とか、
 そんな罰当たりなことする天界人なんていないってば。///////

 「天界人だけを言ってないの。」
 「????」

 熱心な仏教徒さんの中には、
 キミの隠し切れない厳かさにオーラを感じて、
 自分でもよく判らないんだけどって
 ストーキングを始める人も出るかもしれない。

 「こんな麗しい人だもの、
  もしかしたら仙人、いやさ天女様かも知れないと、
  微妙に斜めな思い詰めをして…っ、」

 「…落ち着きなさい、イエスよ。」

 「はっ、その声は説法用。」

 梵天さんが来たかと思ったよ。

 そういう“気つけ”の仕方はやめて

何か、いい調子で話が進んでおりますが。
これなら進行役は要らないかなぁ…。(苦笑)
ホワイトデーのお話は、
モーツー掲載時に最聖派の方々の間で盛り上がった余波をいただき、
どういう内容かは 八割方ほど知ってたんですが。
確かにこれって、
救世主へのスキャンダルを恐れてというより、
私のイエスに手を出さないでという
嫉妬がらみの策謀としか思えません、本誌のブッダ様。

 「ウチでは こうまで果敢じゃなかったね。///////」
 「〜〜〜〜。//////////」

アナンダくんから“恋心が判ってない”て言われてたけど、
キミの場合は そこも違うしねぇ…と付け足して。
唇たわめて真っ赤になってしまったブッダ様へ、
か〜わいいvvと擦り寄るイエス様だったりしますが、
まだまだお話は残ってますから、いちゃついちゃダメですよ?
え〜?とか言わない、そこ。

 「そういえば、このお話の柱っていうか、
  人物紹介のところでは“猫の日”を語ってたけど。」

 「う…。////////」

 2月22日が何で猫にまつわるのか、
 私は ブッダから聞いたしねぇvv

 な、何だよ もう、
 そんな…満面の笑顔になって。////////

そいや“にゃんにゃんにゃん”の一言で
十分盛り上がってましたよねvv

 「いやもう、何か可愛かったから。///////」
 「〜〜〜〜。/////////」

 あ、そんなしてお顔隠しちゃダメでしょう?
 却って可愛くなっちゃうから、私としては気が気じゃな…。

 もうもう、なんでそうも
 歯が浮きそうなことばかり言うの〜〜〜っ//////

……え〜っと。

今年の復活祭は4月20日でしたので、
その前の大斎(おおものいみ)と
満開の桜が こうまでガチンコしちゃったのは
正に不運だったとしか言いようが。
本人たちも言ってますが、
一般の信者の皆様の場合は、
動物系食品全般、肉や乳製品、卵だけを40日間断ちます。
(お魚はどうだったかな、確か国によって違ったような…)
でも、そこは12使徒ですから、
荒野で断食したイエス様と同じくと、
40日間 究極の粗食に耐えてたんでしょうね。
とはいえ、リスペクトされてる方には判らないですよね、それ。
そんな苦行をしてまで同じ想いをしなくてもいいんだよと、
本人様が言ってたほどですものね。
そして、こちとらと来たら、
苦行仲間を見つけたようなブッダ様に大ウケしてました。
断食した末は 幻聴系?幻覚系?とか、わくわくして訊いてるし。
また、イエス様の表現が上手いのなんの。
(この人まだオフ会中だ、とか)

 そしてそしてvv

他でもなく もーりんが一番ウケまくりだったのは、
最聖二人の住環境保持のために暗躍し、
しまいにゃ職権乱用までする大天使様たちのお話で。
初登場のサンダルフォンさんが
微妙に Mr.スポックに似ていると思ったのは私だけ?(世代か?)
……じゃあなくて。
それは色々 あの手この手を打って、
相変わらずの過保護に徹している彼らの涙ぐましさは ともかく。
ホームベーカリーへの対処のくだり、
ウリエルの貴重なギャグを 私ってば毎晩聞いてるってこと?と、
それへと驚き、惜しがるイエス様を前面に据え、
そちらは二の次扱いにされていたブッダ様の、

 『(それって)夜、部屋に来てるってこと?』

そうと呟き、青ざめてらしたのへ、
それはそれは大きにウケてしょうがなかった もーりんだったのは
言うまでもありませんともさ、ええ。(大笑)

 「ウケててどうしますかっ。/////////」

 血の気が失せましたよ、冗談抜きに。
 まさかウチでも同じことが…?

 「だ、大丈夫だよ、ブッダ。
  きっと皆だって、
  防寒具が揃ってないからお寒くて
  それでくっついて眠ってらっしゃるんだろうって…。///////」

 「…忍び込んでるかもってところ、
  頑とした否定はしないんだね、イエス。」

まま、梵天さん辺りならいざ知らず(おいおい)
あの大天使様たちなら、
そういう天然さんな解釈もしかねないかもですが

 「…が?」 × 2

いい気候になって来たこれからは、どう解釈されますかねぇ。
しかも二人揃ってシャツ脱いでたりもしますしね。

 「う"…。///////」

 「もーりんさんのいじめっこ。////////」

まま、原作様からは既にあれこれ逸脱した代物なんですし、
詳細が明らかになったことへ、そうまで怯えなくとも。

 「…じゃ、じゃあ、あれも違うんでしょか。///////」

あれって?
…つか、何ですかブッダ様、真っ赤ですよ?

 「ですから…私が
  妙な寝言を言うとかどうとか。////////」

 「ああ、それはないなぁ。」

ですね。寝言を言わない訳ではありませんが、
ああまで面白い寝言ではありませ……

 「……言うんだ、私。////////」
 「だから、ブッダ。
  DJの真似っことかはしてないから。」

 「でも…じゃあ、なんて言ってるの?/////////」
 「いやあの、それは。////////」
 「聞かせられないほど恥ずかしいこと口走ってるんだね。//////」
 「いや…違くて。」
 「ミカエルさんの例があったからって遠慮しなくていいんだよ?」
 「そうじゃなくて、えっと、だから。////////」
 「お願いだから言って、いえす……?///////」

困ったときの口封じといやぁと、
懐ろ間近まで詰め寄って来たのを幸いに、
おとがいのラインをスルリと、顎へ向かって撫でたれば。
習慣があろうとなかろうと、
自然と少しほどお顔が上向くものだから。

 「あ…。////////」

おとがいへ添えられたままの指の感触と、
ちょっぴり困ったように眉を下げ、
だがだが玻璃色の双眸は揺らめきもしないまま、
真っ直ぐこちらを見据えておいで…と来れば。

 “狡いよぉ…。///////”

そんなされたら、私、
こうするのを選ぶしかないじゃないと、
ゆるゆると瞼を降ろす素直さへ。
まずはお鼻同士、それから軽やかなバードキスを経て、

  あとは内緒の、ウチのモード。
  続きは本編の進行をお待ちあれvv





   〜Fine〜  14.05.24.


   *今更ですが、
    当方、あくまでも原作とは別物です、ということで。
    いやもう、純粋に ネタがいちいち面白かったのに加えて、
    あ、ウチだとこうしてる、とか、
    え? そうなんだ、今更言われても…とか、
    微妙なところで意味なくソワソワしちゃったもんですから。
    読み返さなくても全部答え合わせ出来た人は、
    はっきり言ってすごいです。私にも無理だったもん(笑)

    ところで、これは素朴な疑問。
    電気ストーブを拾ったお話で、
    延長コードはどこだっけという会話の中、
    扇風機と一緒に押し入れだというフレーズが出て来ましたが。

     …そうか 扇風機買ったんだ(で、正しいんですかね?)
 

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