指導者の皆様へお願い
基本的に全ての運動の要素は、成長していく各段階で発達を促進するものです。
しかし、トレーニング刺激への適応反応は発達段階ごとに異なっているため、
効率のよい適切なトレーニングをしなければなりません。
また運動指導者は、少年期の身体は「これからまだ形成されていくもの」であって、
「完成したものでは決してない」ということをしっかりと認識すべきです。
お願い(少年野球指導者様へ)
1.基本を重視し正しい投球フォームで投げる。(ゼロポジション)
2.身体づくり(プレーするため)の為のトレーニングとストレッチを欠かさない。
(少年期に合ったトレーニングを心掛け過度のトレーニングは避ける)
3.全力投球で50球以下にし、週3日が好ましい。
(新中学一年生は50球以下にする)
野球肩、野球肘は重篤になると選手の将来に大きく影響します。
選手の成長と将来(可能性)を考えた練習、指導を心掛けましょう
少年の野球障害対策(日本臨床スポーツ医学会提言)
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
練習日数 時間 |
3日/週 2時間/日 |
6日/週 休養日1日以上/週 |
6日/週 休養日1日以上/週 |
全力投球数 | 50球/日 200球/週 |
70球/日 350球/週 |
100球/日 500球/週 |