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野遊び通信


第3信(2000.1.24)

くぎり

友人と今年初山行。

渋谷で映画のはずが、朝起きたら晴で、丹沢の東のはずれ仏果山へと変更。
電車で来る友人の分と二人分のありあわせのお弁当を作って11時出発。

この山は比較的、雑木林が深く、宮ガ瀬ダムや丹沢の山々の眺めが良いので毎年春に1度は登る山です。
木が間引かれて明るくなったせいか、いろいろな花のあとがたくさん見られます。ノギク、タツナミソウ、マツカゼソウ、カシワバハグマ、オカトラノオ、ホトトギス。ノササゲとタンキリ豆の実も見つけました。

ホトトギス(ホトトギス)

新しい林道を延ばす工事が進んでいて、山肌が無残に切られていて、美しかった雑木林の眺めが一変してしまいました。意義のある林道づくりなのかしらと思えるような所での工事なので、悲しくなってしまいました。

いつか出会った狸はどうしているか気になります。
何だか気持ちが沈んで、高取山をまわらずに帰ってきました。

アブラチャンのつぼみがふくらんで、かすかに良い香を運んできてくれたので少し救われた思いでした。


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