1999年12月24日 有馬記念プレビュー
 スペシャルウイークか、グラスワンダーか。ただし、両者が同じ状態ででてくればグラスワンダーの方が強い。問題は調子がどうかだけだろう。しかし、どちらも良い話が聞かれないので(マスコミでは景気の良い話ばかりだが…。)直前までどちらを買うか迷うことになりそう。多分オッズのつくほうか(笑)。
2強対決といわれるレースではどちらかの馬が飛ぶケースがかなり高いので、2強に食い込む馬を見つけるのが手っ取り早いか。ただし、現状では両方の馬に死角が多いため、両方が飛ぶことも考えられる。当然、両方くることも考えられるが、1点勝負でないとペイできず、ハイリスクローリターンになり、馬券作戦上かなりリスキーではないだろうか。
 とりあえず、ナリタトップロードテイエムオペラオーメジロブライトツルマルツヨシステイゴールドダイワオーシュウシンボリインディをピックアップ。4歳勢力はトップクラスは引けを取らないので4歳勢を主力にとるかも…。シンボリインディダイワオーシュウは直前の気配次第で切る予定。牝馬勢は弱そうなので今回は見送り。
1999年12月24日 有馬記念確定
有馬記念(グランプリ)GⅠ 中山 2500m
1 1   ナリタトップロード 55 渡 辺
2 2     スエヒロコマンダー 57 後 藤
3   スペシャルウイーク 57 武 豊
3 4     ユーセイトップラン 56 松永幹
5 × ステイゴールド 56 熊 沢
4 6   シンボリインディ 55 横山典
7   グラスワンダー 57 的 場
5 8     インターフラッグ 56 岡 部
9     フサイチエアデール 53 福 永
6 10 ツルマルツヨシ 57 藤 田
11 テイエムオペラオー 55 和 田
7 12     ファレノプシス 55 蛯 名
13   メジロブライト 56 河 内
8 14     ゴーイングスズカ 56 芹 沢
15 ダイワオーシュウ 56 柴田善
守りの予想というわけではないが、2通りの攻め方を用意。冬場の調整は難しいので直前まで気配を見て決める。直前まで迷うと思います…。
(パターンⅠ)グラスワンダースペシャルウイークがパドック、返し馬で問題無かった場合はこの買い方。グラスワンダースペシャルウイークを軸に印の馬に流す。5頭流し候補を挙げたが、ステイゴールドダイワオーシュウシンボリインディの順。投資額と相談。こっちの方が現実的かな(笑)。
目安としてはグラスワンダーは大きく増えて(+6~)たらアウト。スペシャルウイークは減ってるか、増減なしなら不安。
(パターンⅡ)グラスワンダースペシャルウイークを蹴飛ばすパターン。にいきちはこちらで勝負予定。第2勢力と穴馬でボックス勝負。くればペイはできる。ただし、グラスワンダースペシャルウイークが飛べば、何が来るか分からないのでボックスにしている。ナリタトップロードは4歳の中で一番実力と出来が良いので、本命に。ただし、今の中山は内ラチ沿いは最悪。それが唯一心配。外を廻って来そうな馬を買うのも良いか。そうなると、メジロブライトテイエムオペラオーが本線か(笑)
1999年12月24日 フェアリーステークス確定
フェアリーステークスGⅢ 中山 1200m
1 1   トゥッティブラヴィ 53 大 塚
2   エールロバリー 53 的 場
2 3   ルンルンユッコ 53 高橋明
4   マイネアプリコット 53 吉田豊
3 5   [地]セイントピアス 53 村 松
6   マイネビクトリア 53 坂 井
4 7   [地]ドリームホリデー 53 菅原勲
8   サマーベイブ 53 菊沢徳
5 9   ヤマノグローリー 53 中 舘
10   エイユーサニー 53 村 田
6 11   マイネアメジスト 53 勝 浦
12   イゾラフィオーレ 53 後 藤
7 13   ノボエンジェル 53 蛯 名
14   ウォーターポラリス 53 横山典
8 15   ベルグチケット 53 柴田善
16   クリスタルクリア 53 山田秦
1999年12月17日 ラジオたんぱ賞3歳ステークス確定
ラジオたんぱ賞3歳ステークスGⅢ 阪神 2000m
1 1   テンペストシチー 54 デムーロ
2 2   アイアンリアリティ 54 武 豊
3   ラガーレグルス 54 佐藤哲
3 4   ナムラスピリット 54 竹之下
5   エリモブライアン 54 藤 田
4 6   ファインイレブン 54 松 田
7   シルヴァコクピット 54 松永幹
5 8   メイショウバンバン 54 飯 田
9   エイユーモンスター 54 四 位
6 10   チトセシャンハイ 54 河 内
11   オースミコンドル 54 武 幸
7 12   ニシケンヒルツ 54 清 山
13   ファイブビーンズ 54 石 橋
8 14   トッププロテクター 54 和 田
15   [地]マエストロセゴビア 54 吉田稔
1999年12月25日 フェアリーステークス結果
1999年5回中山7日( 12月 25日) 11R
フェアリーステークス(GIII)
サラ系3歳1200m芝・右 外
(混)牝(特指) オープン馬齢
本賞金: 3200、 1300、 800、 480、 320万円 発走 15:25
天候:晴 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
18 15ベルグチケット   53.0kg柴田善臣1:10.3   434Kg+4 2
27 14ウォーターポラリス 53.0kg横山典弘1:10.4 1/2馬身 520Kg+2 3
36 11マイネアメジスト  53.0kg勝浦正樹1:10.4 クビ 440Kg 0 11
44 8サマーベイブ    53.0kg菊沢隆徳1:10.6 1馬身 442Kg+10 1
54 7[地]ドリームホリデー  53.0kg菅原勲1:10.7 1/2馬身 400Kg-8 6
66 12イゾラフィオーレ  53.0kg後藤浩輝1:10.9 1 1/4馬身 430Kg+8 4
73 5[地]セイントピアス   53.0kg村松学1:11.0 3/4馬身 388Kg-7 12
82 4マイネアプリコット 53.0kg吉田豊1:11.2 1 1/4馬身 418Kg 0 8
95 10エイユーサニー   53.0kg村田一誠1:11.3 3/4馬身 448Kg+4 5
103 6マイネビクトリア  53.0kg坂井千明1:11.3 ハナ 436Kg-4 9
111 2エールロバリー   53.0kg的場均1:11.4 クビ 418Kg+8 15
125 9ヤマノグローリー  53.0kg中舘英二1:11.8 2 1/2馬身 456Kg+4 10
132 3ルンルンユッコ   53.0kg高橋明1:12.1 1 3/4馬身 456Kg+4 13
148 16クリスタルクリア  53.0kg山田泰誠1:13.3 7馬身 450Kg-12 7
151 1トゥッティブラヴィ 53.0kg大塚栄三郎1:13.4 1/2馬身 460Kg 0 14
取消7 13ノボエンジェル   53.0kg蛯名正義        発売後取消

ハロンタイム  12.0 - 10.3 - 11.3 - 11.8 - 12.2 - 12.7
上り  4F 48.0 - 3F 36.7
3コーナー  (14,*16)(15,6,8,10)3,12(1,9,11)7,5,4-2
4コーナー  (*14,8,10)(16,15)(3,6,12)11(1,7,9)5-(4,2)

<払戻金・給付金>
単勝15 300円 2番人気
複勝15 140円 1番人気
14 260円 4番人気
11 1,050円 11番人気
枠連7-8 910円 3番人気
馬連14-15 1,090円 3番人気
ワイド14-15 520円 3番人気
11-15 2,160円 23番人気
11-14 4,030円 41番人気
返還馬番: 13番
返還同枠: 7枠
伊達にGⅠは出てないか

 上位陣を阪神3歳牝馬ステークス組が独占。ベルグチケットは味のある競馬ができたが、1200mだからで、あいかわらず距離が長くなって折り合いが少し心配かも。マイネアメジストは前回指摘した通り。覚えてればよい思いできたはず。今後も追っかけるべき。現状1400までが良いかも。サマーベイブはいいとこなし。次走も様子を見るべき。
1999年12月25日 ラジオたんぱ賞3歳ステークス結果
1999年5回阪神7日( 12月 25日) 11R
ラジオたんぱ杯3歳ステークス(GIII)
サラ系3歳2000m芝・右
(混)牡・せん(特指) オープン馬齢
本賞金: 3200、 1300、 800、 480、 320万円 発走 15:35
天候:晴 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
12 3ラガーレグルス   54.0kg佐藤哲三2:03.7   454Kg-6 2
26 11オースミコンドル  54.0kg武幸四郎2:03.8 1/2馬身 484Kg 0 5
34 7シルヴァコクピット 54.0kg松永幹夫2:04.1 2馬身 504Kg+2 1
43 5エリモブライアン  54.0kg藤田伸二2:04.2 1/2馬身 480Kg-4 6
55 9エイユーモンスター 54.0kg四位洋文2:04.4 1 1/2馬身 440Kg+2 9
61 1テンペストシチー  54.0kgM.デムーロ2:04.5 3/4馬身 444Kg-8 8
73 4ナムラスピリット  54.0kg竹之下智昭2:04.5 ハナ 440Kg-6 14
85 8メイショウバンバン 54.0kg飯田祐史2:04.6 クビ 470Kg-4 11
97 12ニシケンヒルツ   54.0kg清山宏明2:04.8 1 1/4馬身 452Kg+2 15
106 10[地]チトセシャンハイ  54.0kg河内洋2:04.9 クビ 470Kg-4 12
114 6ファインイレブン  54.0kg松田大作2:05.0 1/2馬身 462Kg+10 13
128 14トッププロテクター 54.0kg和田竜二2:05.0 クビ 464Kg-6 4
137 13ファイブビーンズ  54.0kg石橋守2:05.5 3馬身 472Kg 0 10
148 15[地]マエストロセゴビア 54.0kg吉田稔2:06.6 7馬身 462Kg-5 7
152 2アイアンリアリティ 54.0kg武豊2:07.3 4馬身 468Kg-2 3

ハロンタイム  12.9 - 11.4 - 13.1 - 12.8 - 12.7 - 12.4 - 11.8 - 12.0 - 11.8 - 12.8
上り  4F 48.4 - 3F 36.6
1コーナー  4,13(8,14)(2,10,15)(1,3,6,11)(5,9)12,7
2コーナー  (*4,13)(8,14)(10,15)(2,6,11)(1,3)(5,9)-(12,7)
3コーナー  (*4,13)15(8,14,10)(1,2,6,11)(3,5,9,7)-12
4コーナー  (*4,13,10)(8,11)(15,5,7)(14,6,3,9,12)1,2

<払戻金・給付金>
単勝03 420円 2番人気
複勝03 170円 3番人気
11 250円 5番人気
07 140円 1番人気
枠連2-6 1,090円 4番人気
馬連03-11 2,360円 9番人気
ワイド03-11 850円 10番人気
03-07 370円 2番人気
07-11 530円 5番人気
ラガーレグルスは強いのだ

 前走、朝日杯3歳ステークスを落鉄で惨敗したラガーレグルスが爆勝。道中最低の競馬で後方まで下げられるが、ものともせず底力のみで差しきり。この馬とレジェンドハンターヒダカサイレンスカーネギーダイアンがクラシックの主力を成しそう。オースミコンドルシルヴァコクピットはいまいちピンと来ない。もう少しレースをみてから判断したい。アイアンリアリティは道中不利があってアウト。でも、武人気になりすぎ。乗り変わったらねらいかも。
1999年12月26日 有馬記念結果
1999年5回中山8日( 12月 26日) 9R
有馬記念(GI)
サラ系4歳以上2500m芝・右
(混)(指) オープン馬齢
本賞金: 13200、 5300、 3300、 2000、 1320万円 発走 15:20
天候:晴 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
14 7グラスワンダー   57.0kg的場均2:37.2   512Kg+12 1
22 3スペシャルウィーク 57.0kg武豊2:37.2 ハナ 464Kg-4 2
36 11テイエムオペラオー 55.0kg和田竜二2:37.2 クビ 474Kg-2 5
46 10ツルマルツヨシ   57.0kg藤田伸二2:37.3 1/2馬身 504Kg+6 6
57 13メジロブライト   56.0kg河内洋2:37.5 1馬身 470Kg+8 3
68 14ゴーイングスズカ  56.0kg芹沢純一2:37.5 クビ 460Kg+2 14
71 1ナリタトップロード 55.0kg渡辺薫彦2:37.8 1 3/4馬身 492Kg+6 4
87 12ファレノプシス   55.0kg蛯名正義2:38.1 1 3/4馬身 442Kg 0 9
95 9フサイチエアデール 53.0kg福永祐一2:38.1 アタマ 434Kg-4 10
103 5ステイゴールド   56.0kg熊沢重文2:38.2 1/2馬身 428Kg+8 8
112 2スエヒロコマンダー 57.0kg後藤浩輝2:38.2 クビ 434Kg+4 12
128 15ダイワオーシュウ  56.0kg柴田善臣2:38.3 1/2馬身 472Kg+2 11
133 4ユーセイトップラン 56.0kg松永幹夫2:38.9 3 1/2馬身 490Kg+18 13
144 6シンボリインディ  55.0kg横山典弘2:39.2 2馬身 468Kg+20 7
除外5 8インターフラッグ  56.0kg岡部幸雄    434Kg 0 発売後取消

ハロンタイム  7.1 - 12.6 - 13.1 - 12.5 - 13.2 - 13.4 - 12.9 - 12.7 - 12.1 - 12.3 - 12.4 - 11.0 - 11.9
上り  4F 47.6 - 3F 35.3
1コーナー  (*14,1,15)-6(9,11)(2,5,10)4(13,7)12,3
2コーナー  (*14,1,15)-6(9,11)(2,5,10)(4,7)(13,12)3
3コーナー(2周目)  (*14,1,15)(6,9,11)(2,5,10,7)(4,13,12,3)
4コーナー(2周目)  (*14,1)(10,7)(9,15,11,3)(6,5,12)(2,13)-4

<払戻金・給付金>
単勝07 280円 1番人気
複勝07 140円 1番人気
03 140円 2番人気
11 260円 5番人気
枠連2-4 450円 1番人気
馬連03-07 470円 1番人気
ワイド03-07 240円 1番人気
07-11 620円 7番人気
03-11 750円 9番人気
返還馬番: 8番
返還同枠: 5枠
500万条件のGⅠ

 900万のグッドラックハンデよりも遅い時計。上がり1000m59秒7の典型的な上がりの競馬。ゴーイングスズカが一生一代の逃げでGⅠを900万条件以下のレースにしたが、惜しむらくは、2番手3番手に付けたナリタトップロードダイワオーシュウがだらしなかったの一語。渡辺騎手はまだ若いので同情の余地があるが、柴田善騎手は断罪。自分の馬が最大上がり何秒であがれるのか、だからグラスやスベシャルとどれぐらい離して直線を迎えなければいけないかとか、全く頭に入っていない証拠。どんなに強い馬でも上がり3ハロン33秒で上がることは至難の技なのだ。それが先行してる騎手の頭に入っていればもう少し違った競馬になっていた気がするが。スローペースで逃げ先行有利な中、良く後方から差しきったと言われるが、それは大嘘。スローに落としすぎると、瞬発力のある馬が有利になるので、後方の切れ味のある馬が有利なのだ。逃げ先行というのはそれほど難しいのだ。計算できる逃げ先行を打てる騎手が少なくなってきたのは競馬の将来大いに不安を感じさせる。
 ツルマルツヨシは直線内にいれてアウト。この馬を含めて、他の馬が直線次々内を付いてきたのは閉口。今の中山の直線は内が伸びないのはしろうとのおっさんでも知っている。それでも雁首揃えて内ついてくるとは何事?
 結局GⅠらしい騎乗が出来たのはグラスワンダーの的場騎手とスペシャルウイークの武騎手とゴーイングスズカの芹沢騎手3人だけ。こんな伏兵馬が甘いレースをしているとトップホースがだめになるし、箔が落ちる。
 メジロブライトは馬は完璧だったが騎手が勝負どころでへぐってアウト。 グラスワンダーはだれがどうみても太め。40~50%の出来で勝ってしまうのだから、GⅠのレベル低下も甚だしいか。でも右回りなら、エルコンドルパサーは木っ端微塵にするぐらい強い。マヤノトップガンはおろかナリタブライアンよりも強いかも。スペシャルウイークもピークはJCだった。意地と武騎手の好騎乗だけで2着に。でも武騎手にとってはこれぐらいの騎乗はあたりまえか。
 よっしー氏は2強がパドックでは抜けていたと書いていたが、それは当たり前。そうでなきゃ2強なんていわれない。問題は他の馬と比べるのではなくて、その馬の前走と比べるのだ。他の馬と横の比較しかしていない限り、本命馬券しか取れない。
 現実として、鼻→首→1/2馬身→1馬身しか2強が差をつけれなかったことを認識すべき。3着以下の馬の乗り方ひとつで2強は吹っ飛んでただろう。

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