2000年01月10日 来年からJRAも馬単導入
 JRAでも来年から馬単馬券を導入する予定があることが明らかになった。導入は遅すぎる限り。ワイドもそうだが、大井・川崎等の成功具合を見てからというところにJRAのいやらしさを感じていやな思いだが、それはともかく競馬ファンの多くは馬単の導入を望んでいたので来年といわず今すぐに早期実施を検討してほしいものだ。。
2000年01月12日 年度代表馬はエルコンドルパサー
 1999年度のJRA各賞の選考会が行われ。年度代表馬はエルコンドルパサーに決定した。
だが、今回の選考で、日本のGTは全くレースとして価値が無いというマスコミ・JRAの認識が露呈してしまったといえる。マスコミ各紙はどこも快挙として取り上げているが、はたしてそうだろうか?たしかに海外遠征してそれなりの結果を出してきたことに関しては賞賛に値するのだが、冷静にみると今年一年の成績は4戦2勝でGT1勝しかしてないのだ。過去こんな馬が年度代表馬になったことがあるだろうか?この馬に投票した人の選考理由となったのが「凱旋門賞2着」という結果なのだろうが、いかにもブランド好きな日本人らしい選考とはいえないか?
 もっと言わせてもらえば、スポーツのマスコミとは思えない投票っぷりだ。スポーツの世界は『勝てば栄光。2着以下は何も無し。』なのだ。いくら凱旋門賞とはいえ勝たなければしょうがないのだ。優勝馬は歴史に残っても、2着馬はいつかは歴史から消え去ってしまうのだ。
 エルコンドルパサーが凱旋門賞で2着した際に、観衆から拍手で迎えられたと報じられている。でも、彼らの本音は「日本の馬は良くがんばった。でも所詮、がんばっても勝つのは自分たち(ヨーロッパ)の馬。日本の馬は善戦止まり。」ではなかったか?余裕があるから拍手されるのだ。もし勝っていたら、場内がしんと静まり返っただろう。欧州の牙城は今だ崩れてもいないのだ。それを「日本競馬はヨーロッパと肩を並べた」と浮かれて年度代表馬までくれてやるのはいかがなものだろうか。
 それも、天皇賞春秋連覇+ジャパンカップのスペシャルウイークでなく、そのスペシャルウイークを有馬記念と宝塚記念で破ったグラスワンダーでもなく、凱旋門賞しかも2着かつ、これらの馬との直接対決を避けたエルコンドルパサーなのだ。ということは、普通に考えても

[有馬記念+宝塚記念+直接対決2勝0敗]<[天皇賞(春)+天皇賞(秋)+JC]<凱旋門賞2着

という図式が出来あがり『宝塚や有馬はグランプリでもなんでもなく、直接相手に勝っても何も評価されず、天皇賞は2つ足してJCまでおまけにつけても凱旋門賞の2着の足元にも及ばない価値の無いレースである』というのがJRA様やマスコミ様の総意だととられても仕方がないだろう。

そんなどうしようもないレースを徹夜してまで並んで見せつけられ、そのレースに渾身の予想をして、大事な金まで賭けさせられているファンはいい面の皮ではないか。
 口先だけで名勝負と煽っていても、マスコミやJRAの本音はその程度と言うことがあらためて分かってしまってとても悲しかったのだが。(事実その程度のレースばっかりだったが[笑])
 もし、これらのことを踏まえても、日本競馬のイメージアップや新しいファンの開拓に貢献したのでエルコンドルパサーがふさわしいと言われれば立派な意見であり尊重されるべきだと思うが(そうなると年度代表馬は広告塔か?という問題が出そうだが。)もし、軽い気持ちでこの馬を選んだのならば、この賞の権威や箔は永久につかないだろうし、そもそも適当に票を入れる奴に投票や選考などする資格はないと思う。
 ちなみに、にいきちは発表前にここまで考えて年度代表馬はグラスワンダーかなと思ったのだが…。


 余談だが、自分の会社の上司の人(某社台の馬の一口馬主もしてる猛者)は「こんなくだらない賞はなくしちゃえばいい。」といっていたがまさにその通りだろう。こんなあいまいな賞はどう選んでも選ぶ人の主観が入るのですっきりしないものだ。どうしても表彰したいのなら競馬界にはフリーハンデやレイティングなど馬を客観的に評価できるものがあるのだからそれに則って表彰でもすればすっきりしていいと思うのだが。
(追記)1月15日付の日刊スポーツに岡山という記者がエアジハードに1票入れた記者がいてその人の見識を疑うと書いてあったが、なるほどその手があったかと思いましたね。確かに今年はエアジハードが一番強い競馬してましたしね。もっとも、この岡山記者は冷静に結果を見てファンを代表して投票すべきといってますけど、その記者がエルコンドルパサーが勝った結果を見とめると書くこと自体、見識をうたがいますけど。ちなみに東京スポーツの紺野記者(にいきちが一押しの記者の一人っす。いいコラム書く人です。)はJRA賞の制度的欠陥を軽く指摘していましたが、こういう意見書ける記者がもっと増えてほしいですね。
2000年01月15日 京成杯確定
京成杯GV 中山 2000m
1 1   ベリングブルー 55 加藤和
2 2   イーグルカフェ 55 岡 部
3 3   フェリシタル 55 高橋亮
4 4   シティースケイプ 55 蛯 名
5   サイレントシチー 55 木 幡
5 6   ミスターメガロ 55 ロバーツ
7   マイネルファラオ 55 横山賀
6 8   マイネルコンドル 56 伊藤直
9   ロードルシミエント 55 北村宏
7 10   ノーストライ 55 吉 永
11   マイネルビンテージ 55 柴田善
8 12   トッププロテクター 55 和 田
13   レオシドニー 55 的 場
2000年01月15日 日経新春杯確定
日経新春杯GU 京都 2400m
1 1   スエヒロコマンダー 57 藤 田
2 2   マキハタスパート 50 酒井学
3 3   ヒシビナクル 53 河 内
4   メイショウドトウ 53 武 幸
4 5   サンデーセイラ 54 菅 谷
6   ロングシコウテイ 51 渡 辺
5 7   ペインテドブラック 57 横山典
8   ニシノダイオー 52 四 位
6 9   ロードサクセサー 56 安藤勝
10   マーベラスタイマー 55 武 豊
7 11   メジロサンドラ 52 芹 沢
12   トキオアクセル 53 松永幹
8 13   ユーセイトップラン 56 佐藤哲
14   ブリリアントロード 57 山田和
2000年01月16日 京成杯結果
2000年1回中山6日( 1月 16日) 11R
京成杯(GIII)
サラ系4歳2000m芝・右
(混)(特指) オープン別定
本賞金: 4000、 1600、 1000、 600、 400万円 発走 15:30
天候:曇 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
17 11マイネルビンテージ 55.0kg柴田善臣2:04.0   480Kg+4 2
22 2イーグルカフェ   55.0kg岡部幸雄2:04.0 アタマ 464Kg+6 9
33 3フェリシタル    55.0kg高橋亮2:04.0 ハナ 470Kg 0 3
46 8マイネルコンドル  56.0kg伊藤直人2:04.2 1 1/2馬身 476Kg+6 5
55 6ミスターメガロ   55.0kgM.ロバーツ2:04.4 1 1/4馬身 520Kg 0 12
65 7マイネルファラオ  55.0kg横山賀一2:04.4 ハナ 428Kg-2 8
74 4シティースケイプ  55.0kg蛯名正義2:04.5 クビ 454Kg+6 1
81 1ベリングブルー   55.0kg加藤和宏2:04.5 ハナ 476Kg+4 6
98 12トッププロテクター 55.0kg和田竜二2:04.6 1/2馬身 466Kg+2 4
106 9ロードルシミエント 55.0kg北村宏司2:04.7 クビ 470Kg-2 7
118 13レオシドニー    55.0kg的場均2:04.7 アタマ 472Kg-2 10
124 5サイレントシチー  55.0kg木幡初広2:05.2 3馬身 502Kg+2 11
137 10ノーストライ    55.0kg吉永護2:05.6 2 1/2馬身 438Kg-4 13

ハロンタイム  12.6 - 11.1 - 13.1 - 13.0 - 12.8 - 12.6 - 12.2 - 11.8 - 12.1 - 12.7
上り  4F 48.8 - 3F 36.6
1コーナー  11-10,8,12-13(4,9)(5,6)-7,3-(2,1)
2コーナー  11,10,8-12-13,4,9,5,6-(7,3)-(2,1)
3コーナー  11(10,8)(12,13,9)4,5(6,7)(2,3)1
4コーナー  (*11,8,13)(10,4,9)(12,5,3)(2,6,7)1

<払戻金・給付金>
単勝11 440円 2番人気
複勝11 170円 2番人気
02 530円 10番人気
03 310円 4番人気
枠連2-7 4,960円 20番人気
馬連02-11 5,410円 20番人気
ワイド02-11 1,460円 19番人気
03-11 660円 7番人気
02-03 2,090円 30番人気
なんの見所もないレース

 マイネルビンテージが62.6の絶妙のペースで逃げ切る。ただ、完全に展開に恵まれたところがあるため次のレースに真価が問われる。イーグルカフェは馬群を割って伸びる。いい根性している。混戦向き。早い時計になってでどうか?フェリシタルは3着だがどうもピンとこない。マイネルコンドルはこんなもんか。シティースケイプはまじめに走らず。強いてあげれば鞍上を替えたからか。結果を出しているのに鞍上を替えるのは愚の骨頂。こういうことでリズムが崩れてだめになった馬を何頭も見ている。この馬が蛯名にポイ捨てされないか不安。
2000年01月16日 日経新春杯杯結果
2000年1回京都6日( 1月 16日) 11R
日経新春杯(GII)
サラ系5歳以上2400m芝・右 外
(混)[指] オープンハンデ
本賞金: 6400、 2600、 1600、 960、 640万円 発走 15:40
天候:曇 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
16 10マーベラスタイマー 55.0kg武豊2:24.3   512Kg-4 3
23 4メイショウドトウ  53.0kg武幸四郎2:24.4 1/2馬身 510Kg+2 8
37 11メジロサンドラ   52.0kg芹沢純一2:24.6 1 1/4馬身 452Kg+4 5
41 1スエヒロコマンダー 57.0kg藤田伸二2:24.6 クビ 444Kg+10 4
56 9ロードサクセサー  56.0kg安藤勝己2:24.7 クビ 468Kg+2 2
65 7ペインテドブラック 57.0kg横山典弘2:24.9 1 1/2馬身 474Kg+4 1
72 2マキハタスパート  50.0kg酒井学2:25.1 1馬身 490Kg-2 10
88 14ブリリアントロード 57.0kg山田和広2:25.1 クビ 462Kg+4 6
95 8ニシノダイオー   52.0kg四位洋文2:25.3 1 1/2馬身 554Kg+2 13
104 6ロングシコウテイ  51.0kg渡辺薫彦2:25.7 2 1/2馬身 478Kg+6 14
113 3ヒシピナクル    53.0kg河内洋2:25.8 クビ 482Kg 0 7
127 12トキオアクセル   53.0kg松永幹夫2:26.0 1 1/4馬身 474Kg-4 12
138 13ユーセイトップラン 56.0kg佐藤哲三2:26.1 3/4馬身 494Kg+4 11
144 5サンデーセイラ   54.0kg菅谷正巳2:27.3 7馬身 502Kg+12 9

ハロンタイム  12.8 - 11.2 - 11.4 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 12.0 - 11.8 - 12.1
上り  4F 47.8 - 3F 35.9
1コーナー  12,5,11(3,4)14,1-(2,9,7)-(6,10)8-13
2コーナー  12,5,11(3,4)(1,14)-(2,9)7-6(8,10)-13
3コーナー  12,5(11,4)-(3,14)9(2,1)7(8,10)-6-13
4コーナー  (*12,4)(11,5,14)3(2,1,9)(7,10)8-6,13

<払戻金・給付金>
単勝10 600円 3番人気
複勝10 200円 2番人気
04 490円 9番人気
11 280円 5番人気
枠連3-6 1,150円 4番人気
馬連04-10 5,220円 24番人気
ワイド04-10 1,520円 24番人気
10-11 760円 6番人気
04-11 1,380円 21番人気
大収穫はメイショウドトウか?

 マーベラスタイマーが差しきる。武豊騎手が絶妙な騎乗。ここで勝ったからといって次も来るかは大いに疑問。メイショウドトウは坂の下りで強引に仕掛けて粘りきる。もう少し巧い騎手ならふわっとした感じでしかけて粘りきっていただろう。この馬は強い。ひょっとしたら天皇賞や宝塚でも…。メジロサンドラも力をつけている。ロードサクセサーは勝ち馬を同じような競馬。斤量ときついローテーションが最後に効いたか。ペインテドブラックは完全に人気先行でおおガモ。前走はどう考えてもはまっただけ。人気の無い楽な競馬をさせたら要注意だが…。

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