2000年02月17日 フェブラリーステークスプレビュー
 大混戦。力的にはメイセイオペラだろうが、前走東京大賞典で惨敗。調子に疑問。ただし、人気は落ちるだろうからいちかばちか賭ける手もありか。ゴールドティアラも人気の一頭だが、すこし使い詰めの上鞍上武騎手の弱気発言が気になる。ただし、府中はじっくり構えれるので向きそう。レッドチリペッパーも府中走るだけに不気味だ。脚質的に府中向きのウイングアロー、調子は最高で南部杯2着のあるキョウエイマーチ、これも調子の上がってきたビーマイナカヤマ、人気の盲点になりそうなセレクトグリーンオースミジェットあたりと伏兵も多い。公営のアローセプテンバーオリオンザサンクスは、無欲で乗ってどこまで食いこめるかというところか。ファストフレンドは前走はきっちり勝っておかなければ…。ここでは少し苦しいような気がするが。買い材料は蛯名の復帰戦というぐらいか。シンボリインディキングヘイローあたりが勝てるほど甘くはないだろうが…。
2000年02月18日 フェブラリーステークス確定
フェブラリーステークスGT 東京 D1600m
1 1 ファストフレンド 55 蛯 名
2   キングヘイロー 57 柴田善
2 3   バトルライン 57 岡 部
4   [地]オリオンザサンクス 56 早田秀
3 5 オースミジェット 57 四 位
6 ゴールドティアラ 54 武 豊
4 7   テセウスフリーゼ 57 横山義
8   キョウエイマーチ 55 秋 山
5 9   シンボリインディ 56 横山典
10 ビーマイナカヤマ 57 鹿 戸
6 11 レッドチリペッパー 54 藤 田
12   [地]アローセプテンバー 57 左海誠
7 13   セレクトグリーン 57 後 藤
14 ウイングアロー 57 ペリエ
8 15 [地]メイセイオペラ 57 菅原勲
16   メイショウモトナリ 57 江田照

 とりあえず展開面とコースからウイングアローを本線に取る。対抗はひねって前走試運転を終えてここで勝負のレッドチリペッパーを抜擢。調子が上がっているが完全に人気の盲点のビーマイナカヤマは自在に立ち回れるので本命にしようかと思ったほど。あとは天候が悪いようなので重強いオースミジェットを爆弾に。ファストフレンドゴールドティアラメイセイオペラも弱気に押さえ。キングヘイローシンボリインディは他のダート1本にかけてきて除外食らった馬たちに失礼千万。前走にダート戦を使って適正を見極めてから出すのが筋というものだろう。どんなに実力があろうが買う気にならない。ダートをなめている。
2000年02月18日 クイーンカップ確定
デイリー杯クイーンカップGV 東京 1600m
1 1   ゲイリーファンキー 54 蛯 名
2   レディバラード 53 藤 田
2 3   セイシンビルゴ 53 坂 井
4   タヤスアストレア 53 木 幡
3 5   エレガントシンガー 53 横山賀
6   エアトゥーレ 53 武 豊
4 7   サニーサイドアップ 53 飯 田
8   ジェミードレス 53 岡 部
5 9   マイスッピンガール 53 江田照
10   フューチャサンデー 53 横山典
6 11   ヒカルユウトウセイ 53 菊沢徳
12   ラヴィエベル 53 小 野
7 13   ドリームホリデー 53 吉 田
14   ビーチフラッグ 53 後 藤
8 15   アイチェックユー 53 北村宏
16   スリークドレス 53 柴田善
2000年02月19日 京都記念確定
京都記念GU 京都 2200m
1 1   ロングシコウテイ 57 武 幸
2 2   デピュティーアイズ 57 サンダース
3 3   ケイズドリーム 57 角 田
4 4   ステイゴールド 58 熊 沢
5 5   テナシャスバイオ 57 河 内
6 6   ブリリアントロード 57 山田和
7   サンデーセイラ 57 菅 谷
7 8   テイエムオペラオー 57 和 田
9   ナリタトップロード 58 渡 辺
8 10   ミスズシャルダン 57 デムーロ
11   トキオアクセル 57 松永幹
2000年02月19日 クイーンカップ結果
2000年1回東京7日( 2月 19日) 11R
デイリー杯クイーンカップ(GIII)
サラ系4歳1600m芝・左
(混)牝(特指) オープン別定
本賞金: 4000、 1600、 1000、 600、 400万円 発走 15:40
天候:曇 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
15 10フューチャサンデー 53.0kg横山典弘1:36.1   432Kg-12 10
26 12ラヴィエベル    53.0kg小野次郎1:36.3 1 1/2馬身 454Kg-2 2
34 8ジェミードレス   53.0kg岡部幸雄1:36.4 クビ 426Kg-4 7
44 7サニーサイドアップ 53.0kg飯田祐史1:36.6 1 1/4馬身 430Kg-4 4
51 2レディバラード   53.0kg藤田伸二1:36.6 クビ 468Kg 0 6
67 14ビーチフラッグ   53.0kg後藤浩輝1:36.8 1 1/4馬身 428Kg-6 5
73 6エアトゥーレ    53.0kg武豊1:36.9 1/2馬身 432Kg-26 3
87 13ドリームホリデー  53.0kg吉田豊1:37.2 1 3/4馬身 412Kg+12 14
93 5エレガントシンガー 53.0kg横山賀一1:37.3 1/2馬身 450Kg-8 16
106 11ヒカルユウトウセイ 53.0kg菊沢隆徳1:37.3 ハナ 406Kg-2 13
111 1ゲイリーファンキー 54.0kg蛯名正義1:37.5 1 1/4馬身 466Kg-4 1
122 3セイシンビルゴ   53.0kg坂井千明1:38.1 3 1/2馬身 434Kg-6 9
135 9マイスッピンガール 53.0kg江田照男1:38.2 3/4馬身 438Kg 0 8
142 4タヤスアストレア  53.0kg木幡初広1:38.2 アタマ 438Kg 0 12
158 16スリークドレス   53.0kg柴田善臣1:38.5 2馬身 494Kg-4 11
168 15アイチェックユー  53.0kg北村宏司1:39.7 7馬身 478Kg+2 15

ハロンタイム  12.3 - 10.7 - 11.1 - 12.0 - 13.2 - 12.9 - 11.5 - 12.4
上り  4F 50.0 - 3F 36.8
3コーナー  (9,*16)-4-(1,12)(3,6,14)(7,8)2,10,15-11-5-13
4コーナー  (*16,9)(1,4)(3,6,12,14)(7,8)2,10(15,11)(5,13)

<払戻金・給付金>
単勝10 6,120円 10番人気
複勝10 1,320円 11番人気
12 210円 2番人気
08 530円 7番人気
枠連5-6 5,150円 19番人気
馬連10-12 16,470円 42番人気
ワイド10-12 3,870円 40番人気
08-10 5,990円 51番人気
08-12 1,880円 20番人気
かならずしも…

ハイペースに乗じてフューチャサンデーが差しきる。レース後の横山騎手が半信半疑でインタビューを受けていたのが印象的。良血だが、今回は完全に嵌った印象。もう少し様子見か。ラヴィエベルは逆に好位から粘りこむ。レース内容としてはこちらの方が断然上。距離に目処が立ったので、これからはマイルでもバリバリやれそう。注目。ジェミードレスサニーサイドアップレディーバラードビーチフラッグは全馬同じような位置取りから直線で伸びてくる。どれも同じようなレベルなので、走るたびに着順が変わる関係か。エアトゥーレは完全に調整ミス(Or輸送で豪快に減ったか)、さらに道中もまれて挙句の果てに直線半ばでは武騎手全く追わず。無理しなかったというところか。こんなレースでは能力判断のしようが無い。ゲイリーファンキーは出負けの上道中掛かる。これではどうしようもないというか、蛯名騎手になってから全く手が合っていない。必ずしもリーディングの上にいる騎手がどんなタイプの馬でも乗れるわけではない。ヤネを元の江田照騎手に戻すことも考えた方が良いのでは。
2000年02月20日 京都記念結果
2000年2回京都8日( 2月 20日) 11R
京都記念(GII)
サラ系5歳以上2200m芝・右 外
(混)[指] オープン別定
本賞金: 6400、 2600、 1600、 960、 640万円 発走 15:25
天候:晴 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
17 8テイエムオペラオー 57.0kg和田竜二2:13.8   478Kg+4 1
27 9ナリタトップロード 58.0kg渡辺薫彦2:13.8 クビ 488Kg-4 2
34 4ステイゴールド   58.0kg熊沢重文2:14.0 1馬身 432Kg+4 3
48 10ミスズシャルダン  57.0kgM.デムーロ2:14.0 ハナ 456Kg-4 4
56 6ブリリアントロード 57.0kg山田和広2:14.7 4馬身 462Kg 0 5
68 11トキオアクセル   57.0kg松永幹夫2:14.9 1 1/4馬身 474Kg 0 10
72 2デピュティーアイス 57.0kgS.サンダース2:15.0 3/4馬身 474Kg-2 6
85 5テナシャスバイオ  57.0kg河内洋2:15.2 1馬身 478Kg+8 7
96 7サンデーセイラ   57.0kg菅谷正巳2:15.5 1 3/4馬身 496Kg-6 9
101 1ロングシコウテイ  57.0kg武幸四郎2:16.1 3 1/2馬身 482Kg+4 11
中止3 3ケイズドリーム   57.0kg角田晃一    536Kg 0 8

ハロンタイム  12.9 - 11.4 - 12.9 - 12.7 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.2 - 11.7
上り  4F 46.6 - 3F 34.7
1コーナー  11,7,3,10-(2,4)8(6,9)(1,5)
2コーナー  11,7(10,3)-(2,4)(6,8)9(1,5)
3コーナー  11,7,3(10,4)8(2,6,9)-(1,5)
4コーナー  11,7(3,4)(10,8)(2,6,9)5,1

<払戻金・給付金>
単勝08 190円 1番人気
複勝08 100円 1番人気
09 110円 2番人気
04 140円 4番人気
枠連7-7 210円 1番人気
馬連08-09 210円 1番人気
ワイド08-09 140円 1番人気
04-08 210円 3番人気
04-09 280円 5番人気
5馬身先のグラスワンダーの幻影は捕えられるのか

完全にテイエムオペラオーの和田騎手とナリタトップロードの渡辺騎手との2人(頭)の世界。他の馬は完全に遊ばれた。ただし、ナリタトップロードは出負け、道中やや掛かり、3,4コーナーでテイエムオペラオーが上がって行ったところでなぜか渡辺騎手が手綱を押さえるという完全にちぐはぐなレース。さらに1Kg余計に背負ってこの結果なのだから、何の不利も無くなんとなく1周回ってきて勝ったテイエムオペラオー陣営にものすごいプレッシャーを与えたのではないだろうか。このままでは、本番でまともに乗られたら、自在性のあるナリタトップロードにはかなわないだろう。ただ、両馬の前にグラスワンダーという高い壁がいるのだ。このレースぶりではグラスワンダーに勝てそうだと期待させるものはなかった。両馬とも天皇賞まであと1戦たたくらしいが、そこで何らかの答えを見せないと天皇賞はグラスワンダーに軽く遊ばれて終わりだ。今のうちからグラスをたたく(プレッシャーを与える)手段を考えておいても全く早くはない。もう天皇賞は始まっているのだ。ステイゴールドは先行してもダメ。押さえて末脚勝負でも切れないでもうどうしようもない。全く騎手泣かせ。もう万策尽きたか。ミスズシャルダンは今回は完全に力負け。ただしまだまだ良くなるので、もう少し長い目で見た方がいいだろう。
2000年02月20日 フェブラリーステークス結果
2000年1回東京8日( 2月 20日) 11R
フェブラリーステークス(GI)
サラ系5歳以上1600mダート・左
(混)(指) オープン定量
本賞金: 9400、 3800、 2400、 1400、 940万円 発走 15:35
天候:曇 ダート:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
17 14ウイングアロー   57.0kgO.ペリエ1:35.6   456Kg-18 4
23 6ゴールドティアラ  54.0kg武豊1:35.7 1/2馬身 446Kg-16 2
31 1ファストフレンド  55.0kg蛯名正義1:35.7 ハナ 502Kg+4 7
48 15[地]メイセイオペラ   57.0kg菅原勲1:35.7 クビ 504Kg+10 3
57 13セレクトグリーン  57.0kg後藤浩輝1:35.9 1馬身 512Kg-2 11
63 5オースミジェット  57.0kg四位洋文1:36.2 1 3/4馬身 526Kg-2 8
76 12[地]アローセプテンバー 57.0kg左海誠二1:36.2 アタマ 470Kg 0 9
85 10ビーマイナカヤマ  57.0kg鹿戸雄一1:36.5 1 3/4馬身 478Kg-2 12
95 9シンボリインディ  56.0kg横山典弘1:36.5 クビ 460Kg 0 5
102 3バトルライン    57.0kg岡部幸雄1:36.7 1 1/4馬身 498Kg+2 14
114 8キョウエイマーチ  55.0kg秋山真一郎1:36.8 クビ 502Kg 0 6
124 7テセウスフリーゼ  57.0kg横山義行1:37.1 2馬身 494Kg 0 16
131 2キングヘイロー   57.0kg柴田善臣1:37.2 3/4馬身 494Kg 0 1
146 11レッドチリペッパー 54.0kg藤田伸二1:37.2 ハナ 480Kg-2 10
152 4[地]オリオンザサンクス 56.0kg早田秀治1:37.5 1 3/4馬身 524Kg-8 13
168 16メイショウモトナリ 57.0kg江田照男1:38.8 8馬身 522Kg+5 15

ハロンタイム  12.2 - 10.6 - 10.9 - 11.6 - 12.4 - 13.0 - 12.4 - 12.5
上り  4F 50.3 - 3F 37.9
3コーナー  4=8-15(10,13,16)(9,5,12)(2,7)6(3,1,11)14
4コーナー  4=(8,15)(10,13,16)(9,5,12)(2,7)(1,6)(3,11)14

<払戻金・給付金>
単勝14 710円 4番人気
複勝14 190円 1番人気
06 200円 2番人気
01 270円 4番人気
枠連3-7 880円 2番人気
馬連06-14 1,530円 1番人気
ワイド06-14 600円 1番人気
01-14 1,030円 11番人気
01-06 830円 4番人気
あなたそれ失礼です

オリオンザサンクスが気合をつけたら制御不能に陥り5ハロン57秒台というGTらしいきつい流れ。道中最後方のウイングアローが直線一気の差し切り勝ち。ハイペースに助けられた感もあるが、絞りにくい冬場に18Kg絞って『もうここ目いっぱいで後のことは知りません』というぐらい勝負をかけてきた時点で勝負は決まっていたのかも。対してゴールドティアラは一気に馬体が減る。使い詰めと輸送が原因か?ただそれが致命傷になったのは否めない。ファストフレンドには完全にしてやられた。前走川崎記念は完全にブラフで、ここ勝負だったのだ。それが見ぬけなくてちょっと恥ずかしいか…。ただやっと本物になってきつつある。JCダートあたりではもっといいところがあるか。メイセイオペラ先行から早めにしかけて勝ちに行く競馬。このハイペースを追いかけて、つぶしにいってこの着差。この馬は強すぎる。本当はこの馬の2連覇と言っても良いかも。セレクトグリーンは流れに乗って粘りこむ。道中やや掛かったところがあったので、それが無ければひょっとしてと思わせる内容だった。距離に目処が立ったのは大収穫。オースミジェットビーマイナカヤマは力負けか。レッドチリペッパーも道中後方にいながら掛かっていた。距離が長いのか…。キョウエイマーチは中途半端な競馬をした。キングヘイローシンボリインディに関しては、GU、GVあたりのレースでダート適正を見てから使うべきで、ちょっと他の馬やファンに対して失礼では。使えば人気になるのだから軽率でダートをなめているといわれても仕方がないと思うが。散々希望的観測で走ると煽りまくったマスコミも断罪。とてもプロとは思えない。芝の保護の為にダートをしかたなく使っていた時代とは違うのだ。もっとも本当に強い馬は芝もダートも関係無いか(笑)。

BackNumber目次にもどる