2000年04月26日 天皇賞プレビュー
 テイエムオペラオーナリタトップロードラスカルスズカステイゴールドの4頭立て。3強と言われているがテイエムオペラオーの誤算は今京都記念、阪神大賞典の2戦で完全に受けて立つ立場になってしまったことだ。受けて立つ立場での脆さは去年のステイヤーズステークスでペインテドブラックに足元を掬われたことでもわかるとおり。さらに今回はナリタトップロードラスカルスズカに対して完全に2対1の競馬になってしまった。この2頭とは思っているほど差はない上に、負けてもいいからいちかばちかと思って乗るのと、勝たなければと思って乗るのでは思っている以上に結果に影響するものだ。これが前哨戦で勝ち馬が違っていれば3すくみ状態になって、テイエムオペラオーの立場ももっと楽になったのだろうがこうなってしまった以上、腹をくくって他の馬は関係無しの自分勝手な競馬をするしかない。出来なければ負けだろう。ナリタトップロードは何か手のうちを見せていないというか、本番に向けた競馬をしているように見える。普通前哨戦で2つとも負ければバタバタするはずの渡辺騎手の余裕が気になるのだが…。単純に菊花賞のような競馬をするとも思えないのだが。この辺の駆け引きが面白いところだが。ラスカルスズカは少し実力的には落ちる。乗ってる人の腕で何処まで迫る、またはうっちゃるかだろう。ステイゴールドは相手なりに走れるのが強み。2着なら十分可能性ありだろう。ただ、今回も苦手な瞬発力勝負になりそうなので、この辺の乗り方に注文がつくだろうが。
2000年04月28日 テレビ東京杯青葉賞確定
テレビ東京杯青葉賞・GV 東京 2400m
1 1   ヒダカサイレンス 56 秋 山
2   サンレイグルーム 56 郷 原
2 3   ヘイアンデザイアー 56 菊沢徳
4   スターリングローズ 56 蛯 名
3 5   トーセンサンダー 56 吉 田
6   カーネギーダイアン 56 藤 田
4 7   ワンダフルマッチ 56 坂 井
8   タニノソルクバーノ 56 岡 部
5 9   ケイアイドーベル 56 柴田善
10   サプレマシー 56 田中剛
6 11   ミラーダ 56 松永幹
12   トップコマンダー 56 和 田
7 13   ジンワラベウタ 56 松永昌
14   マイネルブラウ 56 横山典
8 15   モリスガタ 56 田中勝
16   ケイアイライアン 56 勝 浦
17   サンシャインレイ 56 的 場
2000年04月28日 天皇賞(春)確定
天皇賞(春)・GT 京都 3200m
1 1   テナシャスバイオ 58 武 幸
2 2 ラスカルスズカ 58 武 豊
3 3 ステイゴールド 58 熊 沢
4 4   トキオアクセル 58 松永幹
5 5 テイエムオペラオー 58 和 田
6   ジョーヤマト 58 須 貝
6 7   トシザブイ 58 河 内
8   ホッカイルソー 58 四 位
7 9   レオリュウホウ 58 菊沢徳
10   タマモイナズマ 58 小 原
8 11 ナリタトップロード 58 渡 辺
12   ノボエイコーオー 58 小 野
 とりあえず、他の11頭に徹底マークされそうで飼い食いが落ちているといわれるテイエムオペラオーよりも、腹をくくって負けてもともとでいちかばちかの乗り方のできるナリタトップロードを本命に。ラスカルスズカを対抗に取った。テイエムオペラオーナリタトップロードは言うほど実力差はないのだ。ラスカルスズカも武騎手頼みで申し訳ないが、2着くらいには食い込めないか。あと、もっと人気薄で爆走しそうなステイゴールドがくれば結構おいしいのでは。この馬は、内輪でへろへろやってる3強よりも、戦ってきている面子や実績が違うのだ。来たっておかしくない。
2000年04月29日 スイートピーステークス確定
スイートピーステークス・オークス指定OP 東京 1800m
1 1   ユーコーハロー 54 柴田大
2 2   プロテクトレス 54 田中剛
3 3   クロッサンドラ 54 勝 浦
4   ルクールドラメール 54 的 場
4 5   クラレットパンチ 54 岡 部
6   メジロヴィーナス 54 吉 田
5 7   グロウリボン 54 田中勝
8   サファイアコースト 54 蛯 名
6 9   ナックオンウッド 54 田面木
10   サマーベイブ 54 柴田善
7 11   バイラリーナ 54 小林淳
12   アジヤタイリン 54 加 藤
8 13   [地]アイアイダイヤナ 54 金 井
14   ドリームホリデー 54 高 山
2000年04月29日 テレビ東京杯青葉賞結果
2000年2回東京3日( 4月 29日) 11R
第7回 テレビ東京杯青葉賞(GIII)
サラ系4歳2400m芝・左
(指) オープン定量
本賞金: 4200、 1700、 1100、 630、 420万円 発走 15:40
天候:晴 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
13 6カーネギーダイアン 56.0kg藤田伸二2:28.2   458Kg-2 1
24 8タニノソルクバーノ 56.0kg岡部幸雄2:28.4 1 1/2馬身 468Kg+2 2
37 14マイネルブラウ   56.0kg横山典弘2:28.7 2馬身 450Kg-10 8
46 12トップコマンダー  56.0kg和田竜二2:28.8 クビ 440Kg-6 6
58 15モリスガタ     56.0kg田中勝春2:29.0 1 1/4馬身 478Kg+2 3
62 3ヘイアンデザイアー 56.0kg菊沢隆徳2:29.4 2 1/2馬身 516Kg-6 10
77 13ジンワラベウタ   56.0kg松永昌博2:29.5 1/2馬身 510Kg-8 9
85 9ケイアイドーベル  56.0kg柴田善臣2:29.6 1/2馬身 494Kg-2 15
98 17サンシャインレイ  56.0kg的場均2:29.8 1 1/4馬身 472Kg-12 11
101 1ヒダカサイレンス  56.0kg秋山真一郎2:29.9 3/4馬身 450Kg-6 4
116 11ミラーダ      56.0kg松永幹夫2:30.0 クビ 464Kg-10 7
121 2サンレイグルーム  56.0kg郷原洋司2:30.2 1馬身 426Kg 0 12
132 4スターリングローズ 56.0kg蛯名正義2:30.4 1 1/4馬身 494Kg-4 5
145 10サプレマシー    56.0kg田中剛2:30.5 1/2馬身 494Kg-2 17
154 7ワンダフルマッチ  56.0kg坂井千明2:30.7 1 1/2馬身 484Kg-16 14
163 5トーセンサンダー  56.0kg吉田豊2:30.8 1/2馬身 492Kg 0 13
178 16ケイアイライアン  56.0kg勝浦正樹2:33.3 大差 468Kg-8 16

ハロンタイム  12.8 - 11.0 - 11.9 - 12.4 - 12.9 - 13.2 - 13.4 - 12.6 - 12.3 - 12.1 - 11.6 - 12.0
上り  4F 48.0 - 3F 35.7
1コーナー  8,16,14,17-13,7,12,6,11,3(5,15)(2,10)-(1,4)-9
2コーナー  8-16,14-17-13,7(6,12)-(3,11)5(2,15)10(1,4)-9
3コーナー  8,16(14,7)(13,17)(6,12)(3,11)(2,5,15,4)(1,10)9
4コーナー  (*8,7)(14,12)(6,4)(16,13,17,15,9)(3,2,11,5)(1,10)

<払戻金・給付金>
単勝06 420円 1番人気
複勝06 200円 3番人気
08 190円 2番人気
14 410円 8番人気
枠連3-4 1,340円 6番人気
馬連06-08 1,480円 3番人気
ワイド06-08 670円 3番人気
06-14 1,520円 18番人気
08-14 1,240円 16番人気
この3頭でかなうのか

カーネギーダイアンが勝つ。だいぶ調子が戻ってきた。調子がもどればこれぐらいはやれて当然。もっと調子が上がってくればダービーでもそこそこはやれそうだが…。タニノソルクバーノは絶妙な逃げというかなんというか…。ダービーでも逃げ馬がいなさそうなのでそれでなんとかなるのか…。マイネルブラウも流れ込みといったところだろう。ただ掛かりまくってたから先行有利な流れに助けられたか。もっと短い方がいいのか。トップコマンダーカーネギーダイアンマークの競馬。着差はそのまま実力差か。モリスガタはいくらなんでも後ろ過ぎ。ヒダカサイレンスはとりあえず騎手を替えた方が手っ取り早いだろう。馬がかわいそう。
2000年04月30日 スイートピーステークス結果
2000年2回東京4日( 4月 30日) 11R
スイートピーステークス
サラ系4歳1800m芝・左
牝(指) オープン定量
本賞金: 2450、 980、 610、 370、 245万円 発走 15:30
天候:曇 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
17 11バイラリーナ    54.0kg小林淳一1:49.9   440Kg 0 1
26 10サマーベイブ    54.0kg柴田善臣1:50.1 1 1/4馬身 434Kg+4 3
34 5クラレットパンチ  54.0kg岡部幸雄1:50.3 1 1/2馬身 478Kg-6 6
45 8サファイヤコースト 54.0kg蛯名正義1:50.4 3/4馬身 482Kg+2 4
57 12アジヤタイリン   54.0kg加藤和宏1:50.5 1/2馬身 464Kg-4 10
68 14ドリームホリデー  54.0kg高山太郎1:50.8 1 3/4馬身 410Kg-2 11
73 4ルクールドラメール 54.0kg的場均1:51.1 1 3/4馬身 432Kg-8 5
82 2プロテクトレス   54.0kg田中剛1:51.2 3/4馬身 422Kg-16 8
94 6メジロヴィーナス  54.0kg吉田豊1:51.3 1/2馬身 460Kg 0 7
106 9ナックオンウッド  54.0kg田面木博公1:51.4 クビ 434Kg-10 13
111 1ユーコーハロー   54.0kg柴田大知1:51.4 ハナ 458Kg+6 12
125 7グロウリボン    54.0kg田中勝春1:51.4 ハナ 476Kg+2 9
133 3クロッサンドラ   54.0kg勝浦正樹1:51.7 2馬身 468Kg 0 2
148 13[地]アイアイダイアナ  54.0kg金井正幸1:55.9 大差 462Kg 0 14

ハロンタイム  12.9 - 11.3 - 12.1 - 12.9 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 11.2 - 11.8
上り  4F 48.0 - 3F 35.5
2コーナー  3(1,6)2(5,7)4(8,9)12,11-10,13,14
3コーナー  3(1,6,7)2(4,5,8)(11,9,12)10-14,13
4コーナー  3,6(1,7,8)(2,5)(4,11,9,12)10-14=13

<払戻金・給付金>
単勝11 350円 1番人気
複勝11 140円 1番人気
10 180円 3番人気
05 310円 6番人気
枠連6-7 800円 2番人気
馬連10-11 870円 2番人気
ワイド10-11 420円 2番人気
05-11 720円 7番人気
05-10 1,160円 15番人気
今年のレベルなら…

先行馬総崩れで後ろから行った馬が上位を占める。バイラリーナは直線勝負で力強く抜け出す。この馬は意外とやれそうだが、オークスはそんなに早くならないだろうからもう少し前々で競馬のできる裏付けが欲しかったが。サマーベイヴも同様に直線勝負。ただしこの馬もオークスで嵌るか?クラレットパンチは3,4角でタメが出来ていい感じだったが直線行き場をなくす。なくしてなければ…。クロッサンドラは逃げて沈没。この辺が騎手の腕か。
ナリタ、テイエム、ラスカルの並びになった時点でリャンメン作戦に嵌ったと思ったのだが…。渡辺騎手にはそこまで考えるには荷が重かったか。武騎手にすれば「なんでナリタはもっとガンガンいかないの?そうすればどっちかが勝ってたかもしれないのに…。」という心境だったのでは。
2000年04月30日 天皇賞(春)結果
2000年3回京都4日( 4月 30日) 11R
第121回 天皇賞(春)(GI)
サラ系5歳以上3200m芝・右 外
牡・牝(指) オープン定量
本賞金: 13200、 5300、 3300、 2000、 1320万円 発走 15:40
天候:曇 芝:良 
着順 馬番 馬名 重量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
15 5テイエムオペラオー 58.0kg和田竜二3:17.6   468Kg-4 1
22 2ラスカルスズカ   58.0kg武豊3:17.7 3/4馬身 478Kg-2 3
38 11ナリタトップロード 58.0kg渡辺薫彦3:17.8 3/4馬身 484Kg+2 2
43 3ステイゴールド   58.0kg熊沢重文3:18.3 3馬身 432Kg+10 4
56 8ホッカイルソー   58.0kg四位洋文3:18.8 3馬身 492Kg-8 6
67 9レオリュウホウ   58.0kg菊沢隆徳3:18.9 クビ 478Kg-20 5
71 1テナシャスバイオ  58.0kg武幸四郎3:19.0 1/2馬身 476Kg+2 10
86 7トシザブイ     58.0kg河内洋3:19.3 1 3/4馬身 482Kg-2 7
95 6ジョーヤマト    58.0kg須貝尚介3:19.3 クビ 470Kg+2 11
104 4トキオアクセル   58.0kg松永幹夫3:19.5 1 1/2馬身 472Kg-2 12
117 10タマモイナズマ   58.0kg小原義之3:20.5 6馬身 452Kg 0 8
128 12ノボエイコーオー  58.0kg小野次郎3:25.1 大差 480Kg-14 9

ハロンタイム  12.6 - 11.4 - 11.6 - 12.5 - 12.8 - 12.9 - 12.4 - 13.9 - 13.5 - 13.2 - 12.7 - 12.0 - 11.5 - 11.5 - 11.2 - 11.9
上り  4F 46.1 - 3F 34.6
1コーナー  10-9-4,11,12,3-5,8,7,2,6-1
2コーナー  10-9-4(11,12)3-5,8,7(2,6)-1
3コーナー(2周目)  9,11(10,3,5,7,6)12(4,8,2)-1
4コーナー(2周目)  (*9,11)5(3,8,7)(4,2,6)-(10,1)-12

<払戻金・給付金>
単勝05 170円 1番人気
複勝05 100円 1番人気
02 110円 3番人気
11 100円 2番人気
枠連2-5 290円 2番人気
馬連02-05 290円 2番人気
ワイド02-05 130円 2番人気
05-11 130円 1番人気
02-11 150円 3番人気
レースとしては面白かったが…

テイエムオペラオーの勝利。4角手前でナリタトップロードを射程圏内に捕らえた時点で、もう後ろのラスカルスズカだけを見てれば良かったので楽な競馬になった。こうなったらどうしようもない。ナリタトップロードは1頭でテイエムオペラオーに勝負しに行ったのが間違いだったか。勝負するためには脚を貯めなければいけない訳で、それゆえにい3,4コーナーでテイエムを迎えにいって脚をタメてしまったのが結果的には失敗だろう。ヨーイドンの競馬ではかなわないのはさんざん分かっていたはずだ。もし、ラスカルとの共同戦線を張って、ペースの落ちる1,2コーナーでペースを上げて3角までにテイエムを離しに行く競馬をしていれば、もっと面白くなっていたはずだ。ナリタに3角手前までに大きく離されれば「前は捕まえなければいけない。でも後ろはもっと怖い」と和田騎手だって慌てたはずだ。仕掛けが遅れれば前に残られる、早仕掛けすれば武騎手の餌食なのだ。結局相手は後ろだけに絞れた和田騎手は全く慌てなかった。

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