「保呂羽神社をゆく」


保呂羽神社
舘八幡宮
宮城県登米市中田町宝江新井田字舘


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【保呂羽神社・舘八幡宮】

保呂羽神社は神仏両方に仕えた修験者によって開基され、災厄を除き世の安泰を祈って信仰された希少な神社で近隣に志津川保呂羽権現社(大宝年中)、岩手県藤沢町保呂羽権現社(元慶六年)がある。当社も古くから権現様として地域の尊崇篤いが、縁起や古い記録は見つかっていない。堂内には銅造聖観音座像懸仏、保呂羽神本地仏三尊立像が祀られてある。八幡神社はその数最も多いとされるが、御神像の祀られるのは珍しく、白馬にまたがった正八幡(応神天皇像)が祭神である。

注、八幡太郎義家が安倍貞任征伐の折り役の行者のお告げで白馬に乗った正八幡の神像が現れ、之を瑞相として保呂羽山に祀り戦勝した故事により、二社が祀られている。
案内板より
【舘八幡宮本殿】
【保呂羽神社本殿】

屋根が「へ」の字状の「流造」になっています。
【石祠】

【二社遠景】

【石碑】

【新井田城本丸跡】

新井田城は、天正の頃、千葉氏が居たと伝わりますが、鎌倉時代から室町中期までは小野寺系新田氏が居住したものと考えられます。既述の通り、小野寺氏と保呂羽神社の関係はとても深かったことから、新田氏がどこかの保呂羽神社から分祀し城内に勧請したものと推測します。

【庚申の石碑】
【舘集落】
【参拝難易度】☆☆☆☆☆
【参拝危険度】☆☆☆☆☆
【コメント】 
舘集落の中にあります。車で横付けできますが、
駐車スペースがありませんのでご注意下さい。
保呂羽神社から城本丸跡までは数百メートル離れています。

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