「保呂羽神社をゆく」

吾勝神社内
保呂羽神社
岩手県一関市萩荘芦ノ口286


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【自鏡山 吾勝神社の由緒】

標高314米、廻りの山々より一際緑が濃く、落ちついた自鏡山に当社がある。
御祭神は吾勝大神・保呂羽大神・白鳥大神の三神である。頂上の奥宮は「安永風土記」によると、日本武尊が東夷征伐のため、当地に下向した際、吾勝宮を勧請し戦勝祈願したものである。
吾勝神社「小笹ヶ森」(持経山)現在の自鏡山に天照大神の御子、正哉吾勝速日天忍穂耳命を祭っている。現在白鳥神社(日本武尊)保呂羽神社(少名彦名尊)を合せて自鏡山の中腹に中殿の社を建立したのが当社である。
その由来は桓武天皇、延暦16年(紀元797年)坂上田村麻呂が朝廷の命により東下し、蝦夷を征するに当り日本武尊を相殿に勧請し戦勝を祈願したものである。当社はまた平城天皇、大同二年(紀元807年)伝教大師が霊社山を創立したという由来から吾勝宮又は勝宮と呼んでいたが、保呂羽権現として、篤く崇拝されている。
明治四年(紀元1871年)廃仏毀釈の法令により村社吾勝神社と改名する。昭和21年神道指令により、氏子・崇拝者より吾勝神社として護持され現在に至る。

●例祭 四月二十五日 十月二十五日

御祭神
  神社名      祭神
吾勝神社 正哉吾勝速日天忍穂耳命
保呂羽神社    少名彦名尊
白鳥神社     日本武尊
 
              吾勝神社奉賛会

【自鏡山の風景】

奥には栗駒山系が見え
のどかな田園風景が広がります。  
    【一の鳥居】
    
    社務所の裏から入山します。
    
    【参道】
    
    落ち葉の絨毯の道を進みます。
    左側には湧水が流れています。
    【二の鳥居】

    中段に駐車場があります。
    自鏡山の裏から回り込むと、
    車でここまでこられます。   
    【御来光】
    自鏡山からの御来光の眺めです。
    【石段】
      
    【吾勝神社本殿】
    
    【社額】
    
            
    【舞台】
    神楽を奉納する舞台のようです。
    【さらに奥宮を目指して】
   
    山頂目指して登りますが、けものみちで
    枝分かれしてしまってます。
    【吾勝神社奥宮】
    
    保呂羽とも呼ばれていたのでしょう
    
    
    【山頂からの眺め】
   
    ところどころ紅葉が見えます。
    【社務所】
    
    石碑「南部神楽源流の地」と
    彫られています。
    横手と真室川でも
    神楽の奉納があるようです。
    出羽保呂羽の神楽は
    伊勢の神楽に近いと聞きます。    
    【普賢堂】

    こちらは宮城県栗原市金成町普賢堂にあり、
    自鏡山吾勝神社の守護神になります。
    1092年に藤原清衡が山麓に四ヵ寺の
    守護仏を建てさらに、基衡が1142年に
    里宮二ヵ寺を建てたと言います。
    しかし1370年に火災に遇い一山ことごとく
    炎上した。
    当堂は1578年葛西氏によって安置された
    と伝わるが、縁起には後花園天皇の御宇
    永享年中平氏重が建立したとも伝わる。
    白象に乗った普賢堂菩薩像が
    普賢堂の里を守備しています。
   
    また普賢堂城が近くにあり、小野寺弥四郎が
    この地を治めたとあります。
    【自鏡山の遠景】
   
    普賢堂から自鏡山が見ることが出来ます。
    自鏡山は岩手県、普賢堂は宮城県です。
【参拝難易度】★★★☆☆
【参拝危険度】★★★☆☆
【コメント】
下の社務所から上がりましたが、特に拘らなければ中段の駐車場から登った方が楽です。
所要時間は中段まで約20分。中段から中宮まで約5分。中宮から奥宮まで約5分です。
普賢堂は自鏡山から金成町方面へ向かう畑の中にあります。車で10分程度と、
さほど遠くはないのですが、県境付近は一部狭い未舗装の山道を通りますので、
注意が必要です。枝分かれしている道を通りますので、自鏡山から行く場合は迷わないよう
に気をつけてください。

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