−下野国−



下野国小野寺氏城館




1.小野寺城 栃木県下都賀郡岩舟町小野寺字堀の内
    (おのでらじょう)




小野寺氏の本城。城と言うよりも館と言う表現が妥当であろう。往時は、「回」字形の館跡をとどめていたが、館内を東北自動車道が貫通し現在遺構はほとんど湮滅。僅かに道路の東側に初代小野寺義寛の子道綱の墓が残り、西側の農家裏手の一段低い水田に堀の跡を残すのみ。所伝では保元元年(1156)小野寺義寛が築城したという。館域は東西430メートル、南北270メートルで、東側に三杉川が南流する。
     
「小野寺城跡」の石碑 石には道綱の没年、1221年廃城の文字が刻まれている
東側の道綱の墓。左後方は城跡を貫通する東北自動車道。 西側の堀跡、小野寺城唯一の面影を残す。




2.川崎城
 栃木県足利市川崎町字堀の内
    (かわさきじょう)





通称小野寺城。建仁年間(1201〜1204)小野寺道綱の築城という。小野寺氏の所領内の川崎に建てられた。
渡良瀬川の左岸沿いの沖積平野に立地し、築城当時は小野寺氏の支城としての役目を果たしたが岩舟小野寺廃城の後は、下野小野寺氏の本城となり、戦国時代には当地「河崎」の姓を名乗った。現在は河川改修工事のために、城跡は河川敷になった。
渡良瀬川堤防から城があったと思われる河川敷を望む。城跡の面影は全く残されていない。
川崎の水田地帯 3代秀道が建立した「徳応寺」。こちらは、河川改修の際に当地に移設された。現在は「薬師寺」と呼ばれている。




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