***** 体感温泉リポート 参拾弐 *****

(秋田県)玉川温泉(日本一強酸性泉の湯治場)

                          
             内風呂「源泉の湯」(100%)・・・pH 1.18、泉温 39-40℃ 
                  「50%浴槽」・・・pH 1.38、泉温 42℃
                                                「露天の湯」・・・pH 2.36、泉温 42℃
                                               「あつ湯」・・・泉温 44℃
                                               「ぬる湯」・・・泉温 39℃

                   
                 泉質表・・・pH 1.2、泉温98℃、酸性硫黄泉
           
                           入湯日・・・06年8月29日 (pH、泉温は当日の実測値です) 

青森県泉北市(05.9合併)田沢湖町玉川      


■秋田県と青森県の県境近くの秋田県側の峠付近に玉川温泉は位置している。日本一の強酸性泉といわれ、その強い刺激や屋外の火山地帯での熱気岩盤浴が、末期ガンに効くという噂が広まり、大勢の湯治客を集めている。

■まず国道に面した大駐車場(無料)に車を置き、そこから温泉棟へ降りること約5分で、硫黄臭の強い源泉火山地帯に出る。

■左図、遊歩道から見た、火山地帯の湯煙、硫化水素の硫黄集が強烈で、風が無ければ中毒を起こしそう。
*画像クリックで拡大画面へ、以下同じ



■右図、毎分9000gという源泉のひとつ。しかもこの温泉はpHが1.2と強酸性のため、これだけ大量に川に流れると下流に悪影響が出るので、中和する施設を設けている、という。

 

■これが岩盤浴の風景。地熱のある岩盤(北投石と呼ばれる放射性物質を含む)の上にゴザを敷き、寝転がって全身を温めるのだ。これが末期ガンに効果があると噂されている。テントが張られているが、入りきれない人は、露天でも寝ている。

■右図の右側に露天風呂が見える。脱衣小屋はなく、これだけ人の多いところでは入りずらい。


■玉川温泉の建物、近代的な新しい建築になっている。大規模で、データをみると、和140室、洋24室、自炊棟61室で計687名収容だ。

■売店には下図のように、岩盤浴セット(ビニールシート、ゴザ等)が販売されていた。なお浴舎内の写真は、人が多くて、ここ玉川でも、下左図以外撮らなかった。

 

■体感温泉の感想、まず強酸性に慣れるため、50%源泉の浴槽から入ってみた。pHは実測1.38。泉温42℃、入るとまずお尻の穴がピリピリと痛い。それから足の脛(すね)、腕周りがピリピリ。これが強酸性泉の感触なのです。目に入った僅かなしぶきでもとても目が痛い。
■今までの強酸性泉体験は、阿蘇地獄温泉「清風荘」でのpH2.4。そこの敷地内のはしご湯の後、手の平、指等の肌がピリピリして痛くなりましたが、今回のように入ってすぐに感じるのは初めて。

■次に源泉100%浴槽へ、pH実測1.18にも、泉温は”お肌の刺激が強い為、ぬるめに設定しています”の館主配慮で 39-40℃でしたが、さらに強いピリピリ感で、1〜2分で出てしまいました。この強烈な刺激に効能があるのでしょうか?

 

■その後、露天の湯(内湯)が酸性泉の刺激を和らげる”ならしの湯”として用意されている、というので入ってみた。なるほどこの湯なら、ピリピリ感はほとんどない。しかしpH2.36で結構低い、強酸性泉だ。上がるとき、かかり湯を多めに浴びておいた・・・私はナイーブなのでアルカリ泉の方が良い (^^;)。

■玉川温泉で測定後の温度計のステンレス製保護ケース。上が元、下が強酸性で変質後。

 

■ステンレスでもこんなに酸性に侵食、変質化される、1回の入浴だけで、である。

■酸性泉の殺菌効果(水虫退治)や特定の皮膚病の治療に効果のあることは分かるが、健康な皮膚に悪影響を及ぼすこともあるのではないか、と少し不安になる。私は、ここ玉川のpH1.18ような強酸性泉には今後入りたくない。


                                             以上

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