***** 体感温泉リポート 四拾四 *****

(北海道)十勝岳周辺の温泉(にごり湯2湯)

■松田忠徳氏の「北海道ホンモノの温泉」(03.10.15 寿郎社・刊)によると、”十勝岳温泉郷”として、今回リポートの「湯元凌雲閣」の他、吹上(露天)温泉、が載っている。今回美瑛町の山間部ある白金温泉も十勝岳温泉から8km程度と近くにあるので、ここで一緒に”十勝岳周辺の温泉”としてリポートする事にした。                                                             
この日天気予報は曇りのち雨、天候がいまいちだったので風景写真の撮影を諦め、温泉リポートに費やすつもりだった。しかし午前中は予想外の好天で、中富良野町のラベンダー園の(ラベンダーの季節は7月下旬〜8月上旬に終わっていたが)サルビア等の花園と、美瑛のニオ(干し豆畑)を撮りに行き、昼前から目的地の温泉に向かった。

中富良野ラベンダー園(07.9.21)咲いているのはサルビア他
                                       
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十勝岳温泉・湯元凌雲閣(道最高地点の温泉)

  
         男子内風呂・・・透明な浴槽(酸性泉) pH 2.57  泉温 35℃(湯口:36℃)、掛け流し式
                        茶色の浴槽  pH 6.34  泉温 41-42℃ 掛け流し式 
             男子露天風呂・・・茶色の濁り湯、pH 同上、  泉温 38-40℃(湯口:45℃)、 掛け流し式  
      泉質表(源泉名「十勝岳温泉凌雲閣1号泉」H17.6分析)・・・pH 2.4、泉温36.7℃、1160g/分、
                      
 溶存物質 1631mg/kg、酸性・含鉄U・AlCa−硫酸塩泉(含石膏ー酸性緑ばん泉)
                       無色透明、酸味、無臭
      泉質表(源泉名「十勝岳温泉凌雲閣2号泉」H17.6分析)・・・pH 6.46、泉温53.0℃、69g/分、
                       溶存物質 2222mg/kg、CaNa−硫酸塩泉(含芒硝ー石膏泉)
                       弱黄色微濁、弱金気味、弱金気臭
     外来入浴: 8-20、800円、 駐車:25台

                           入湯日時・・・07年9月21日13:00頃 (pH、泉温は当日の実測値です) 

北海道空知郡上富良野町十勝温泉      


■道道291号(吹上・上富良野線)を上り詰めた終点に、見晴らしの良い公共駐車場があり、その前の尾根筋に「湯元凌雲閣」がある。北海道最高標高地の温泉、1280m
。大雪高原温泉の1260mより僅かだが、20m高い。百名山”十勝岳(2077m)の西麓に位置する。

 「湯元 凌雲閣」HP http://www.ryounkaku.com/

■左図、正面玄関。

■右図、男子浴室の入ったところ。上質の天然温泉が2種類もあるのにもかかわらず、サウナ(左)が設けられている。一時代前温泉地といえども、サウナが必要だった。今や、人気上位の熊本県黒川温泉、秋田県の乳頭温泉郷にはサウナは無くても大繁盛、時代の流れか。右側は水風呂。

 

■左図、男子内風呂、左側の小浴槽に透明な酸性泉が掛け流されている。一見するとさら湯と見間違うが、口に含むと苦く、擦り傷に沁みる、pH 2.57 の酸性泉だ。泉温は34℃と私好みでぬるく、ゆっくり入っていられる。湧出量が多いので、湯口と浴槽の泉温が1℃しか違わない、さめないうちに掛け流される。他の浴槽も38-41℃適温で、たいへん気に入った。

■右図、茶色の濁り湯、含芒硝ー石膏泉。写真のように天然の巨石がそのまま浴室に利用されている。


■以下の4枚が評判の露天風呂。周囲にさえぎるもののない、パンラマを見ながらの温泉浴、それも濁り湯で最高、季節も良く至福の時だ。ぬる目なので、缶ビールを飲んで長時間浸かっていた。

■左図、露天風呂のほぼ全景、右側に建物がある。右側の浴槽に源泉45℃が流され熱いが、左の浴槽は38−40℃と適温で、長時間浸かっていてものぼせない。

 

■夕方には雨が降り出す日よりだったが、入浴時は晴れたり曇ったりの天気で良かった。紅葉には少し早かった。

■浴槽からこのように周囲の風景が見渡せる、絶好のロケーションにこの露天風呂はある。泉質は濁り湯だけで、香り・すべすべ感はいまいちだったが、温泉に浸かってのこの展望はなかなか得がたい。

 


 

白金温泉・湯元白金温泉ホテル

 

       露天風呂「渓谷露天風呂」・・・pH 6.85、泉温41-42℃(湯口:50℃)、  淡みどり色、(露天風呂は川底にある)
       (
建物横の)露天風呂・・・pH ほぼ同上、泉温 41-42℃(湯口:50℃)、  淡みどり色、掛け流し式
       男子内風呂・・・pH 6.97、泉温42℃(湯口:50℃)、  淡みどり色、循環式?
                 
       
泉質表(源泉名「白金温泉15号18号19号井混合泉」 時期?分析)・・・pH ?、泉温 51.7℃、?g/分、
                  溶存物質 ?mg/kg、NaCaMg・硫酸塩・塩化物泉(含塩化土類ー芒硝 泉) 
        外来入浴: 11-17、 800円、 駐車:50台
               
              
                            入湯日時・・・07年9月21日15:00頃 (pH、泉温は当日の実測値です) 

北海道上川郡美瑛町白金温泉             

■白金温泉の名前は、昭和26年にボーリングして掘り当てた時、”悲願かなってプラチナのような貴重な温泉が湧いた”との感動で、プラチナ=白金温泉、と名づけられた、という。

   「湯元白金温泉ホテル」HP http://www7.ocn.ne.jp/~s.onsen/                                  


■十勝温泉凌雲閣から道道966号約8kmで、美瑛川の深い渓谷上に広がる白金温泉街につく。白金温泉は2回目の入湯だ。

■今回は一番の老舗旅館、湯元白金温泉ホテルで日帰り入浴をした。

■右図、フロント付近のロビー。

■良い天然温泉は低い所に湧出している、といわれているが、ここの露天風呂も館内から約20〜30m下の美瑛川の深い渓谷端にある。左図はそこへ下る小道。夏場のみ開放、とある。

右図は露天風呂の全景。脱衣所は男女別になっているが、浴槽は混浴(ホテルHPによると、水着着用可、とある)。入浴時誰もいなかった。湯口から少し温泉が出ていた。薄緑色のやや濁り湯。


■左図、男子側から見た露天風呂。

■右図、まわりに木柵が立てられ一応目隠しされているが、下流の橋上(ブルールバー橋)からは覗かれそうだ。

               
■泉質表によると、3源泉の混合泉とあり、館内の湯と同じようだ。やや緑色をして微濁。匂いは無く、すべすべ感もない。

■右図、上図の橋上からの眺め。滝のように温泉が美瑛川に流れ落ちていて、岩肌を温泉成分で白く染めている。二股に分かれた右が硫黄沢川。

 

■左図、男子内風呂の浴槽。3槽あり、手前から、水風呂、さら湯風呂、一番向こうが温泉浴槽。水風呂はサウナがあるので分かるが、さら湯を設けているという事は、湧出量が少ない為か?

■温泉槽はかけ流されているが、溝で回収して循環させているようだ。


■左図は浴室横にある男子露天風呂。こちらの方は通年開放している。

右図も同じ。眼下に美瑛川を見下ろせ、見晴らしは良い。ただ、浴室から露天風呂への通路は、先ほどの橋上の見物客(橋を通って展望広場、十勝砂防情報センター館に通じている)から丸見えだ。他の若い男性も最初嫌がって帰ってきていた。

                                                         以上

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