続出する学長への実質的不信任決議

続出する学長への実質的不信任決議:

国際文化学部・商学部・総合理学研究科

 

(「市民の会」ホームページ,「議論の広場BBS」No214-222より)

 


 

【国際文化学部決議】

 

平成15年5月1日
横浜市立大学国際文化学部教授会決議

1 学長が市に対して提出した「あり方懇答申に対する要望」(H15/4/9付けの文書)は、本
学全体が進むべき改革方向を示したものでなく、また国際文化学部の意見を反映したものと
は考えられない。またこの文書は、評議会で正式に配られ、承認されたわけではなく、教授会
で確認された文書でもなく、大学の意見をとりまとめた上で作成された文書とは認められない。

2 「あり方懇答申」とこれまで大学内の将来構想委員会などで検討された改革案を再検討し、
学内の意見を集約して具体的な改革案を策定する委員会を立ち上げ、評議会で承認を得るよ
う学長に要望する。

3 学長は責任を持って全教員・職員・学生・院生に対して、大学改革の基本方針について直
接説明することを要請する。

以上決議する。

尚、国際文化学部としてはこれまでに検討してきた中期計画等を中心として改革を具体的に
進めるよう努力することを表明する。

 



【商学部決議】

 

小川惠一学長殿             平成15年5月2日

                 商学部長 川内 克忠


平成15年5月1日商学部教授会において、以下の事項を確認し学長に申し入れることを決議し
ましたのでご通知申し上げます。


1 学長による「あり方懇答申に対する要望」(平成15年4月9日)は、評議会および教授会の議
を経ていないことを確認する。


2  将来構想委員会答申案中間報告、各部局から提出された中期目標・中期計画等を踏ま
え、早急に全学の意見を取りまとめ、大学の改革案を作成し、市当局に提示するよう学長に要
請する。     


 

【総合理学研究科決議】

 

横浜市立大学学長、小川恵一様

 横浜市立大学学長小川恵一氏は、市長からの諮問に応じ、さる4月9日に「あり方懇答申に
対する要望」を提出した。この「要望」に記された内容は以下に述べる理由で、容認しがたいも
のである。

1.「要望」に述べられている内容は「あり方懇談会」の答申の路線をそのまま無批判に追認し
ているものであり、学問の府としての大学のあり方を充分考慮したものになっていない。
2・横浜市立大学が市民に貢献する大学であるためには、大学内部の議論も踏まえて意見を
表明するべきである。
本学では、今まで「将来構想委員会」等の全学委員会や各部局で真摯な議論を重ねてきた
が、今回の「要望」には、これらの議論の成果は反映されていない。


本研究科委員会としては、大学改革の基本方針について学長が全学に対して誠実に説明され
ると同時に、今後の評議会等における議論において、今まで本学内部で積重ねられてきた議
論の結果も十分考慮されるよう強く要望する。

平成15年5月1日

総合理学研究科八景研究科委員会