南 学参与の寄稿

平 智之:

朝日新聞社横浜支局への

南 学参与の寄稿に関し申し入れ

 

(「市民の会」ホームページ,「議論の広場BBS」No.235参照)

 

 


 

朝日新聞横浜支局 御中

 前略 私は横浜市立大学商学部の教員の平 智之と申します。

 さて、5月10日付けの貴紙地方版掲載の「リレーエッセー はま風」への、南学・
静岡文化芸術大学助教授の寄稿「横浜市立大のあり方」を拝読いたしました。

 南氏が同大学の現職のまま、中田宏横浜市長のブレインの「参与」に就任して市政
に大きな影響を与えている人物とはもちろん十分ご承知の上で、寄稿を掲載されたこ
とと思います。ただ、読者向けの彼の紹介欄にはそのことは一切触れられておらず、
単なる「元市職員で教育学専門の他大学教員の意見」という印象を強く与えるのは、
「不公正」のそしりを免れないと思います。

 この点で、私は最近、南氏がかつて市職員として横浜市立大学の事務局に在籍し、
現職に転じた後、昨春の就任後から中田市長のブレインとして横浜市役所に復帰した
経緯を紹介する「研究論文」を、「横浜市立大学を考える市民の会」のホームページ
を通じて社会に公表いたしました。以下のリンクでご参照いただき、今後の横浜市大
問題の報道にお役立ていただければ幸いです。
http://www8.big.or.jp/~y-shimin/doc03/n-brain.pdf 

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/03-04/030422taira-n-brain.pdf

 私はじめ横浜市大の教員有志・教員組合、そして上記の「市民の会」は、これまで
もマスコミ各社による、市大問題に関する市長・市役所側に一方的に与した「不正確
・不公正報道」には逐一、抗議と訂正の申入れをして参りました。今後も、反対側の
私どもの「反論権」の行使として、貴紙への投稿を準備しておりますので、その節に
は十分ご善処いただければ幸いです。

 以上、申し入れかたがた拙稿のお知らせまで。

 2003年5月12日