辻下 徹氏・豊島耕一氏・独行法反対首都圏ネットワーク:「国立大学法人法」案 可決成立に際してのコメント(2003.7.9)

 

 

辻下 徹氏:(このサイトの)管理者(辻下)は、「独立行政法人化は既定事実」という、当事者意識のない大学社会の雰囲気に疑問を持ち、また、「独立法人化で大学の自由度が増す」という政府の宣伝を鸚鵡返しに繰り返す大手メディアの情報操作に抗して、蟐螂の斧のようなサイトを作り維持してきましたが、国立大学法人法が成立し、その使命は不本意な形で終了しました。サイト内のデータは、Academia e-Network サイトの一部として永久に保存します。それと同時に、国立大学制度廃止に積極的に寄与した功労者の名簿を作成し、永久保存する予定です。日本の精神文化の木に斧を入れた人達の個人責任を明確にするためです。03-7-9

 

豊島耕一氏:7月9日,参議院本会議で「法人法」可決:投票総数232:賛成131反対101 上位法である憲法23条に違反する制度は違法です.法的対抗措置を準備しよう.憲法第98条 この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、 命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。03-7-9

 

独行法反対首都圏ネットワーク:法案の可決成立を怒りをもって糾弾する。法案の可決成立によって、国立大学法人法反対闘争は新たな局面にはいった。新たな局面における新たな闘争は、法人法の実質化にあくまで反対し大学自治を発展させること、法そのものの凍結・廃止法提出を準備することの2つを結合するものとなろう。その闘争へ勇躍決起しよう!03-7-9

新たな局面と新たな闘い―国立大学法人法の「終わりの始まり」に寄せて―03-7-10