山形大学職員組合特別決議10/11:
行政による公立大学の一方的「改革」に反対する
AcNet Letter 8 (03-10-12)http://letter.ac-net.org/03/10/12-8.phpより抜粋
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━ AcNet Letter 8【4】━━━━━━━━━━ 2003.10.12 ━━━━━ 行政による公立大学の一方的「改革」に反対する
山形大学職員組合特別決議10/11 http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000195.html ────────────────────────────── 国立大学の法人化や地方独立行政法人法の成立を機に、東 京都、横浜市は、当該大学教職員の意向を無視した形で、 東京都立大学、横浜市立大学の廃止も含めた「改革」を強 権的に行おうとしている。 こうした行政による一方的「改革」は、憲法に保障された 学問の自由と大学の自治を真っ向から否定する行為であり 、われわれ山形大学職員組合は、強く反対するものである 。東京都と横浜市当局に再考を求めたい。 特に、東京都の場合、現在の都立大学そのものを廃校した 上での、教職員の選別採用による新大学の発足をもくろん でいると伝えられている。これは、まさしく多くの混乱を 招いた国鉄の民営化と同様の手法であり、大学に働く教職 員の雇用と権利を乱暴に踏みにじる行為である。 こうした行政による乱暴な一方的「改革」を許すならば、 これを悪しき前例として国立大学法人の解体、民営化と教 職員の選別採用といった事態を招き、戦後大学人が育てて きた大学の自治、学問の自由が全面的に否定されかねない 。 したがって、この動きは、国立大学もふくめた日本の大学 全体にかけられた攻撃として看過できないものである。強 い反対の意思を表明するものである。 以上 決議する。 2003年10月11日 山形大学職員組合2003年度定期大会