ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、………

 

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449.ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、………

返信  引用 

名前:伊豆利彦    日付:7月7日(水) 0時7分

小泉さんは「米百俵」なんてかっこいいことを言っていたが、結局、やったことは文教予算の削減であり、大学の独立法人化であり、その結果として、都立大や横浜市大などは、とても大学とは言えないものにされてしまった。
都立大や横浜市大におこったことは全国の地方大学に起こることだろう。
羊頭狗肉ということがある。口で言うことと実際にやることは正反対なのだ。
結局、彼らは国民を欺瞞する詐欺師なのだろう。

漱石の坊ちゃんは、やさしい声でうらなりを追い出す赤シャツを非難して

ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被(ネコッカブ)りの香具師(ヤシ)の、モモンガーの、わんわん鳴けば犬も同然な奴

と言った。

ところで、だます人間は悪だが、だまされる人間は何だろう。
 


 

450.Re: ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、………

名前:伊豆利彦    日付:7月7日(水) 0時22分

<仏の顔も三度>という言葉があるが、武者小路実篤の詩に

  「師よ、師よ
  何度倒れるまで
  起き上らねばなりませんか?
  七度までですか?」

「否!七を七十乗した程倒れても
なお汝は起き上らねばならぬ」

という言葉があって、それを宮本百合子は自分のの信条として、「貧しき人々の群れ」の序文に引用している。

私たちは、七度もだまされるのはいやだ。
まして、七を七十乗するほどにだまされたくはない。

しかしなお、私たちは「七を七十乗するほど倒れても」立ち上がらなければならないのであろう。
 


 

452.Re: ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、………

名前:伊豆利彦    日付:7月7日(水) 0時38分

だが、だまされていたいという人も少なくないので厄介だ。
真実を知るのは、おそろしい。
だまされたままで、あの世まで平穏に暮らしたい。

しかし、だまされて平穏に暮らせる場合もあるが、そのツケをはらわなければなくなるのが歴史というものだ。

いま、私は思うのだ。
あの、戦争のときの日本国民の多数は、これはおかしいと思ったこともたびたびあったが、真実を知るのがおそろしさに、思考停止して、お上のいうことをきいていたのだと思う。

真実を語るものもいたが、当時はそれは思想犯として逮捕されたり、投獄されたりした。

そうでなくても、国民はそれをおそれて、耳をおおい、ある時は密告さえした。

私たちはそのことを思い出さなければならない。
しかし、また、ここでも真実を知るのはこわいという思いがある。
しかし、やはり、怯懦を捨てねばならないのだろう。