つくる会の教科書採択 都、中高一貫校普通学級用で初

 

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040826/eve_____sya_____001.shtml

 

東京都教委が扶桑社の歴史教科書を採択!!

つくる会Webニュース

http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_040826.html

http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/040826tsukurukai.htm 参照

 

 

つくる会の教科書採択

都、中高一貫校普通学級用で初

 東京都教育委員会は二十六日、台東区に来春開校する都立初の中高一貫校の中学用教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した「新しい歴史教科書」(扶桑社刊)を採択した。都教委は三年前、都立養護学校の教科書に採択しているが、普通学級用では初めて。 

 つくる会の主導で編さんされた教科書には、一部の文化人らから賛同の声が上がる一方、反対の声も多く、中国、韓国などから「第二次大戦を『大東亜戦争』と呼び美化している」などの批判が根強いなど、評価は二つに分かれている。

 この日の教育委員会は、清水司元早大総長(委員長)、鳥海巌元丸紅会長、棋士の米長邦雄氏、作家の内館牧子さんら委員六人全員が出席。冒頭、事務局から扶桑社の教科書採択に反対する請願・要請が六百四件に上っていることが報告されたが、五人の委員が同社の歴史教科書を選んだ。採択に反対の委員はいなかった。内館さんは、神話の描写について「女の子が恥ずかしがるかもしれない。描写を考えるべきではないか」との感想を述べた。

 都は二〇一〇年までに十校の中高一貫校を開設する計画で、台東区の新設校は都立白鴎高校と地元中学を母体とする一校目。委員会には同社の教科書採択に反対する市民団体や白鴎高校の卒業生らが傍聴に詰めかけた。

■メモ

 新しい歴史教科書をつくる会 中学校のすべての歴史教科書に従軍慰安婦に関する記述が掲載されたことなどをきっかけに、「自虐的」と批判する学者らが1997年に設立。2000年度の文部科学省の教科書検定で、同会が主導する歴史教科書は韓国併合や南京事件に関する記述など137カ所に検定意見が付けられ、大幅修正して合格した。公立校ではこれまで、愛媛県立の中高一貫校と養護学校など一部で採択されただけで、私立校を含めた採択率は今年4月時点で0・097%にとどまっている。