伊豆利彦(横浜市大名誉教授):大学改革と日本の行方
伊豆利彦のホームページ http://homepage2.nifty.com/tizu/index.htm
http://www1.ezbbs.net/27/tiznif/ より
・・・この大学がどこに行くか。私はそこに昭和初年代、滝川事件以後の日本の姿を思い浮かべる。いや、当時の方が、今よりましだったのではないか。こうして、日本はどこへ行くか。都大と市大の問題は、全国の大学の行方を示し、強引に戦争参加と憲法改悪に盲進する、日本の行方を示しているのではないか。当時もまた、改革とか新体制とかいうことがはやり言葉になっていた。・・・
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名前:伊豆利彦 日付:10月28日(木) 10時13分
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学問の自由と大学の自治の危機問題
http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/page047.html
佐藤真彦さんのサイトを見れば、市大問題の全貌がわかる。
市大は新理事長予定者に宝田良一氏(食器店経営)、新学長予定者にブルース・ストロナク氏(前ベッカー大学学長代行)を選んだ。
宝田氏は昨年の知事選挙で自民、公明から推薦を受けて立候補した人物で、昨年末市教育委員に就任したばかりだったという。大学について、どんな識見があるか疑わしい。
ストラナク氏については、学内のだれもがその名を知らなかった人物ではないか。
こういう理事長、学長が、大学問題についてはほとんど無知の中田市長のもと、勇猛果敢に改革をすすめていく。
教授会は存在せず、まったく無視されることになる。
この大学がどこに行くか。
私はそこに昭和初年代、滝川事件以後の日本の姿を思い浮かべる。
いや、当時の方が、今よりましだったのではないか。
こうして、日本はどこへ行くか。
都大と市大の問題は、全国の大学の行方を示し、強引に戦争参加と憲法改悪に盲進する、日本の行方を示しているのではないか。
当時もまた、改革とか新体制とかいうことがはやり言葉になっていた。
http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/page047.html
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