東京都教育委員の米長邦雄さんってどんな人?
(国立の教育を守る市民連絡会ホームページより)
東京都教育委員の米長邦雄さんってどんな人?
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/yonenaga.htm
国立の教育を守る市民連絡会
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/top.htm
2004.10.31更新
東京都教育委員の |
本サイトでは、様々な場面で東京都の教育行政に影響を及ぼしている米長邦雄氏(永世棋聖・東京都教育委員)の言動を紹介してきましたが、ばらばらに散っていて見づらくなっていますので、この機に整理してみました。 |
【資料】東京都教育委員・永世棋聖 米長邦雄って、どんな人?
―「つくる会」高橋史朗、長谷川三千子に次ぐ国立市教委道徳講師―
米長氏が道徳公開講座の講師として国立市に来た際につくった資料です。2002年の10月なので多少古いですが、著書などから引用してあります。
「日の丸・君が代」>天皇発言「強制でないことが望ましい」
04年10月28日、園遊会の席上で、米長邦雄氏が「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と天皇に話したのが、天皇は「やはり、強制になるということではないことが望ましい」旨を述べています。
国立の教育 市民版23号 密室校長会を開け!第6回
校長研修会の講師に米長邦雄氏!
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kuni_edu/vol23/misshitu.html
デイリー自民 04年9月17日
http://www.jimin.jp/jimin/daily/04_09/17/160917b.shtml
文部科学部会・文教制度調査会合同会議にて、米長氏は、教育基本法改正は「国を愛する心」をしっかり謳う内容にすべきこと、家庭科の教科書に危惧される内容があることなどに関連して参考意見を述べたとのこと。
|
|
さわやか日記は米長氏の日記。掲示板は誰でも書き込めます。 |
|
まずは教育基本法 実質上はどの都道府県でも改正済み
(以下、引用)
「まずは教育基本法。これは難しく難しく話をしたがる人がいますが、本当に単純。『我が国の伝統と文化を尊重して』という文言を付け加えるのが改正。そんなことは付け加えないで今のままで良いではないか、というのが教育基本法改正反対なんです。」「この基本法は、教育界のいわば憲法にあたるものですが、実質上はすべての都道府県で実施されており、どこでも改正済みのこと。お茶、お花、能、文楽、書、和歌、邦楽、それに将棋もあります。要するに、将棋の先生を尊敬しようというのが改正案。その必要なしというのが反対というだけの話なのです」
子供に日本のよさ伝えよう(米長邦雄・永世棋聖) ウェーブ産経より
http://www.sankei.co.jp/wave/html/0112sokan/05.html
「仰げば尊し」を歌っているかも調査せよ
【米長委員】関連した質問なのですけれども「仰げば尊し」を歌っているかどうか、ということは調査してありますか。
【指導部長】調査はしてございません。
【米長委員】そうですか。かつて必ずと言っていいほど歌われた「仰げば尊し」という歌も歌わないようになりました。これはなぜかというと二つ理由があります。一つは、1番の歌詞に「仰げば尊し我が師の恩」とあります。それを歌われると恥ずかしくて立っていられないという先生もいる。しかし肝心なのは2番であって「身を、たて、名をあげ、やよはげめよ」とありますが、この言葉が競争社会の一番の悪い歌詞なんだと言うのです。したがって、学校教育になじまないから「仰げば尊し」を歌わないのだということなのです。やはり「仰げば尊し」を堂々を歌ってもらいたい。
胸を張って、そして「先生ありがとうございました」と、そういう卒業式にしなければならない「仰げば尊し」を歌っているかどうかということが非常に大事なことだ。と私は思うのです。ですからフロア形式と、あるいは国旗・国歌が適正に実施されていない学校において、この歌は歌われているかどうかということも調査してもらいたい。つまり国旗・国歌について問題がある学校で「仰げば尊し」を歌うということは、まずあり得ない話だろうと私は思うのです。ですから、そこは非常に大事なことだと思うのです。歌わない理由はそういう理由があるからです。
【横山教育長】しかし都教委がそこまで介入し得るのですかね。じゃ、何のために区市町村教育委員会があるのでしょうか。基本的には小・中学校の卒業式だって入学式だって責任を持つのは区市町村教育委員会です。「仰げば尊し」までやっているかどうかを都教委が調査するなどということはちょっと行き過ぎだと思います。都立高校でやれというなら別ですよ。
▼都教委第7回定例会(03/04/10)より抜粋
石原都知事から任命された教育委員
異動要綱改悪・校長権限強化を推進
もちろん、教育委員はみな首長から任命されるわけですが、タテマエとしては教育行政は一般行政(知事部局)から独立しているわけです。
一般行政からの独立どころか、まさに石原都政と一体化しているのは、その成り立ちからも分かります。(HP管理人)
(以下、引用)
石原知事は、この間、支持率七十% で当選しました。鳥海委員と私は、その「東京の問題を考える懇談会」の十数人のメンバーでもあり、そこから教育委員ということで任命されたものであって、普通の教育委員と、また今までと成り立ちが違う二人です。
管理主事制度の抜本的改正を要求しました。その結果、白紙に戻して議論をすることになりました。
さて、現在、一番大事なことは、恐らく異動要綱だろうと思います。これは非常に大きなことですので、教育委員会でこれから決めてまいります。教育委員会において、私は教育委員として提出したものがあります。今日は、そのごく一部だけここで申し上げます。一番、校長の学校経営方針に寄与することを念頭に置いた人事配置であること。二番、指導力不足教員等のたらい回しの防止を制度として確立すること。他校から回ってきた教員については、校長先生には一年後に転出させる権限がある。それから転出先希望記入は参考資料にとどめる。
2003年 教育施策連絡会での米長委員の発言より抜粋
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/030421shisaku.htm#米長
男女混合名簿と性教育の是正を
まず組織的な男女混合名簿というものを是正して、そして校長サイドに立って、性教育の実態を調べて、これを東京都からなくすんだと、これが非常に大事なことだと私は思います。
東京都教育委員会を傍聴する会NEWSより(03.8.28教育委員会の記録)
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/bouchou-news1.htm
※東京都教育委員会の会議録は、発言者が明記されていない上、正確な全言記録でなく事後に改竄されます。
この発言も発言者は明記されていませんが、内容から判断すると米長氏のものと思われます。都教委事務局へは未確認ですので、引用などされる場合はご注意ください。
東京都教育ビジョンに「母性愛」「父性の大切さ」を盛り込んでほしい
どこかに母性愛及び父性の大切さを入れておいてもらいたい。
とにかくこの文言から、母親の愛情、ぬくもり、母性愛ということが1カ所もないように意図的にこの文章をつくっているということを私はここで指摘するのですですからこれは識者の意見は聞くとして、部長が最後に取りまとめるんですから、そのことを意識して文章を最終的にまとめていただきたいというのが私の意見です。
東京都教育委員会会議録より(03.12.18)
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/031218tokyoui.htm
校長に盾突く者は徹底的に
男女混合名簿に屈するな 出したい教師は出してくれ
(以下、引用)
この数年間に東京都の教育委員会が行ったことは、とにかく校長を助ける、味方をする。校長に盾突く者、あるいは校長をいじめる者は徹底的に教育委員の権限において、決定的に校長のためにやったずであります。
とにかく1年で出す。来年の4月1日の人事が、これが戦国時代の最後の一番大きな闘いになる
一番大きな問題は何かといったら、男女混合名簿です。これは、徹底した闘いになるはずです
「女男混合名簿の導入」ということを求めてきますので、これについては校長が毅然とした態度でこれをはねつけることがどうかということが、決定的なことであります。これは校長に対する踏絵です。ジェンダーフリー思想に取り込まれるのか、毅然とした態度でこれを追い返せるのかと
皆さん方がやることは2つです。男女混合名簿に屈するな。もう一つは、出したい教師は必ず出してくれ
2004年 教育施策連絡会での米長委員の発言より抜粋
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/0408tokyoui.htm
職務命令を出さなかった校長は呼びつけて詫びさせろ
(以下、赤旗より抜粋)
米長邦雄委員 「(卒業式・入学式で教職員に)職務命令書を出さなかった校長がいる。規律違反だから(都教育庁)指導部長が呼びつけて、高等学校教育指導課長の前でわびさせることをやってもらえるか」(五月二十四日、教育委員会)
内館牧子委員 「(職務命令を出さなかった校長たちは)ばかな人たち」(同。米長氏の発言に続けて)
2004.5.21しんぶん赤旗 子どもたちを苦しめる石原東京都政の「日の丸・君が代」強制
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-05-31/03_01.html
(以下、会議録より抜粋)
そうすると、その命令に従わない学校長がいたということは、これは決定的に重大な問題であって、そういうことが二度とあってはならぬと、私はそういうふうに考えるのです。そこで、あなたに一つお願いがあるんです。それは何をするかというと、教育委員会の方針に逆らった、あるいはそれに従わない学校長がいるのであれば、指導していただきたいということです。学校長に対して個別的職務命令書を出せと言ったのにもかかわらず、それに従わなかった校長がいるのであれば、それは規律違反ですから、指導部長がその校長を呼びつけて、そしておわびさせるということをやってもらいたい。それをやってもらえますか。
私の指導に従わなかったことはまことに遺憾であるということをあなたが呼びつけて、そして高等学校教育指導課長の前で「今度から指導に従います」ということをさせることが、ほかの200校以上ある学校の中で非常に苦しんだ悩んだそういう校長もいたと思いますのでそういう人たちの励みになるから、あなたにそういうことをやっていただきたいと、こういうお願いなんです。これはお願いなんです。
都教委定例会(04/5/24)より抜粋
石井教育長(国立市)、
「米長氏のホームページの放談室は、子どもが見ることにはふさわしくない」
石井昌浩教育長:道徳についての基本認識をお話する。道徳とは、歴史的に形成されてきた社会的規範。自分はどう生きるのかを考えること。そのためには様々な人との出会いが大切。自分と異なる人の意見を聞くのは貴重な体験。今回の講演はねらいに合致するものだった。ホームページ・放談室についての質問だが、ここにはまじめなさわやか日記というのがある。その一方で、この放談室がある。これは、いわば「ここだけの大人の話」という類のもので、米長氏ご自身も転載をかたく禁じている。この類の話は、江戸の小話、フランスの話、アラビアンナイトなど、よくあるケース。放談室を理由にふさわしくないとはいえない。多面的で幅広い社会的アプローチが必要である。田中角栄・野口英世・心身障害・宮本武蔵などに触れていた。宮本武蔵については、「ゆとりとは何か」ということで、緩急自在の構えの武蔵を例に出し、ゆとりの本質論を語っていた。また、元東大総長の話だが、これは知る人ぞ知るいわば世間周知のエピソード。都教委・市教委・学校の講師選定は適切だった。世の中の常識を外れたようなことはなかった。最後に、日本は民主主義の国である。一方に立ち、異なる意見はいけないというのは言論・思想・信条の基盤をほりくずすものと強く危惧するものである。
関口議員:放談室の性をもてあそぶような内容を子どもに見せたいと思うか?
石井教育長:ホームページはここだけの話ということで開いているもの。子どもが見ることはふさわしくない。大人向けのもの。
関口議員:そう言うが、今は子どもたちはインターネットを使って、いろんなものを見れる。五小のさっきの話(中川議員の「インターセックス」授業の質問)よりよっぽど問題だ。(ヤジ)
石井教育長:様々な人が見る可能性はある。子どもが見てどう感じるかは、核にしていないが、さきほどのものとは質的に異なる。
2002年12月 国立市議会傍聴記録より
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/koushin/gikai.0212.html