市民に「痛み」、弱者切捨ての2005年度横浜市予算 (2005.2.15取得)

 

関美恵子氏ホームページ http://www.seki-mieko.jp/

http://www.seki-mieko.jp/kakearuki/html/1107629648.html

 

 

市民に「痛み」、弱者切捨ての2005年度横浜市予算

 

 一般会計1兆2800億円余、特別会計、企業会計を合わせた全会計の合計は、2兆4400億円余となっています。

 

 予算案の特徴は、

 第一に「受益者負担の適正化」と称して、市民向けサービスの利用者負担増や制度廃止などを多数盛り込んでいます。

 

 しかも、その対象として、在宅重度障害者や住民税非課税の保育園児をもつ保護者、生活保護世帯など社会的に弱い立場の市民を狙い撃ちしています。

 また、今は無料で利用の多い地区センターの有料化や、公会堂などの使用料値上げも計画され、市民負担を強いています。

 

 第二は、くらし、中小企業支援、教育予算の大幅な削減です。市営住宅は借り上げ方式の建設も休止し、中所企業への融資目標は340万円引き下げ、教育は、教員リストラ目的の小規模校の統廃合、法人化する横浜市立大学への運営交付金の7億円の削減しています

 

 第三は、市立保育園の新たな民間移管を計画し、学校給食調理業務の民間委託を2校から24校に拡大し、コスト削減の推進をはかっています。

 

 一方、「みなとみらい21」の整備に23億円。本牧ふ頭埋め立て等高規格コンテナターミナル整備に14億円。高速・横浜環状道路と関連街路の調査・整備は109億円に引き上げる等大型開発には重点的に予算を配分しています。

 

 米軍基地問題は、池子の森横浜市域への700戸の米軍住宅建設にむけ、基地返還等関連プロジェクト推進費として2000万円をあてています。

 

 2月16日から予算議会が始まりますが、私は、2月10日のtvkの予算議会を前にしたテレビへの出演。3月1日の連合審査、それに続く予算特別委員会、大学教育常任委員会で質問します。自治体の最優先課題である福祉・医療・教育・くらしを充実させる予算への組み換えを要求して頑張りたいと考えています。