「激動する時代の行方」 日々通信 いまを生きる 第147号 (2005.4.16)
日々通信 いまを生きる 第147号 2005年4月16日
【1】NHKクローズアップ現代について
【2】木偶の坊の政府とマスコミ
【1】 NHKクローズアップ現代について
戦争を語り継ごうMLに、クローズアップ現代の3月28日(月)放送<国旗国
歌・卒業式で何が起きているのか>について自民党、都教委が遺憾の意を申し入れ
たそうだという情報が寄せられ、これについて、
NHKオンラインの内容紹介
「国旗国歌・卒業式で何が起きているのか」
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2005/0503-5.html
都教委の申し入れの内容
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/soumu/nhk.htm
米長邦雄委員はホームページ「さわやか日記」(3/31)
http://8154.teacup.com/yonenaga/bbs
が紹介された。
この番組は私も見ていて共感させられ、本通信でも紹介した。
第140号 2005年3月30日 愛国心について
http://homepage2.nifty.com/tizu/tusin/tu@140.htm
しかし、あの米長都教委委員の<彼女の降番(降板)もあるようです。>という言
葉は不気味である。
はたしてNHKはどう対応するか。
中野区の中学校で卒業生が先生をいじめないでくださいと言ったという言葉はさま
ざまな思いをよびおこす。
この生徒たちは十年ののち、どのようにこの卒業式を思い出すだろうか。
なんとも異様な時代にめぐりあったという思いである。
この異様な感じはかつて日本が満州事変に突入して、非常時ということがしきりに
言われた時代に日本の知識人が感じたものだったかもしれない。
【2】木偶の坊の政府とマスコミ
いま、中国の民衆がはげしく動いている。
傲慢に中国・韓国、そしてアジアの人民の心を踏みにじりつづけた小泉首相のとそ
の仲間たちは、自分の言動がこのような事態を招いたことを理解していない。
いたずらに中国政府を責めたて、町村外相ごときは在外公館警備に自衛隊派遣を口
にする有様だ。
新掲示板2[2210]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1084604/detail
また、この時期に民間業者への試掘権付与手続き開始を決めた。中国政府の当然の
反発に対して、小泉首相は立場がちがうと例の言い方をして、「あまり対立をあお
らず、(東シナ海を)協力の海にしていこうという大局的な見地に立って、これか
らも話し合いが必要だ」とご託をならべている。自ら挑発しながら、のほほんと気
楽なことを言うのが、この人の常套だが、日本では多数を頼んで押し通すことがで
きたこんな言いぐさが中国人民の激昂を呼び起こすのだ。
中国政府も、今まで先頭に立って反日デモをよびかけていた「中国918愛国網」の
掲示板でも大局的立場に立って冷静な行動を呼びかけているが、一度ついた火はい
っそう強く燃え上がるのではないのか。
小泉首相とその仲間たちは立ち上がる人民のおそろしさを知らないのだ。
今日明日の事態はどう展開するか。
事態を全体的展望の上に理解することができない、日本のマスコミは、政府筋と一
体になり、中国・韓国の人民に対する反感をあおっている。
これがどのように発展するか。
まさか、あのときの二の舞はしないとは思うが、しかし、このままでは収拾不能に
なり、どういうことがおこるかわからない。
自ら火をつけて「冷静に」などという偽善的態度は我慢ができない。火を消せるの
は火をつけた者しかいないのではないか。いまはすべて手遅れかもしれないが、と
にかく、まず、何よりも、この木偶の坊政府とマスコミの方向を転換させなければ
ならない。
こんな日本が国連で重要な役割を果たすことを許せないのは、中国・韓国の政府と
人民ばかりではない。
伊豆利彦 http://homepage2.nifty.com/tizu
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