「海外で戦争をする国にするために、憲法九条を変えることに賛成ですか」 こういう世論調査をやりましたら、私は、国民の圧倒的多数は「反対」と答えると考えます

 

5・3憲法集会での志位委員長の発言 「しんぶん赤旗」 (2005.5.6)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-05/04_02_0.html より

 

 

・・・福田官房長官(当時) 『自衛隊はできるだけ早く派遣するが、憲法の制約もある。現地の情勢次第では撤退もあり得る』

 

ベーカー駐日大使(当時) 『米国は今、苦しい時だ。こんな時こそ日本には協力してほしい。日本はそんな変な憲法を持っているのか』(会場は爆笑)

 

福田 『もともと米国が作った憲法じゃないか』(会場は爆笑) 

 

・・・彼らのいうイラクでの「憲法の制約」とは何か。小泉内閣はイラクに自衛隊を派兵しました。しかし憲法九条があるおかげで「戦闘地域にはいきません」「武力の行使はいたしません」「人道復興支援です」「後ろの方で給水しているだけです」(笑い)。こういう言い訳をしなければならない。こういう「歯止め」ががっちりかかっているんですね。彼らはなんとしてもこの「歯止め」をとりはらいたい。つまり、イラクのような戦争で米軍とともに武力行使ができる自衛隊にしたい――ここに九条改憲の目的があることが、それを推進している日米両国の当事者たちの口から正直に語られているではありませんか。

 

・・・世論調査で「憲法九条を変えることに賛成ですか」と聞けば、賛否相半ばするような結果が出ているものもあります。しかし、もしこう聞いたらどうでしょう。「海外で戦争をする国にするために、憲法九条を変えることに賛成ですか」。こういう世論調査をやりましたら、私は、国民の圧倒的多数は「反対」と答えると考えます。(拍手)