「意見広告の会」ニュース283 (2005.6.7)

 

 

「意見広告の会」ニュース283

*ニュースの配布申し込み、投稿は、
  qahoujin@magellan.c.u-tokyo.ac.jp まで、お願い致します。


** 目次 **
1 第二回国会内ポスター・エキジビションズ 3rd Circular
     国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局 200566

2 浜渦問題に関連して 
     たまらん http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/~hatsumi/index2.html
3 停職「出勤」報告2
     http://www.din.or.jp/~okidentt/nezusan.htm


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1 第二回国会内ポスター・エキジビションズ rd Circular
    国立大学法人1年間の諸問題を告発する  200566
           国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局

大学附属病院問題、施設増改築問題に関するデータ提供についての緊急要請

 国立大学財政の危機は、3つの側面から分析する必要があります。第1はいうまでも
なく運営費交付金の削減です。それに加えて、第2に大学附属病院経営の逼迫、第3に
文教施設費激減による施設整備の困難です。第2、第3の側面はまだ十分に把握されて
いませんので、開催まで残すところわずかではありますが、第二回国会内ポスター・エ
キジビションズで状況分析を試みたいと思います。是非、各大学の状況を示すデータ(
一例をご参考までに末尾に示しておきました)を、部分的で結構ですから、本事務局(
info@shutoken-net.jp
)までお送り下さいますようお願いいたします。

【大学附属病院問題データ一例】
(1)経営
1)昨年度の収支決算
2)今年度予算
・運営費交付金削減における経営改善分
・収入、それが公表されていない場合は収入増分
・支出、それが公表されていない場合は支出増分
・借入金償還経費
3)
病院会計と一般会計との関係(一体会計、別会計)
・昨年度の収益分はどう措置されたか
(2)
医療職員
1)
定員は充足されているか?もし充足されていないならばその数
2)
平均的な超勤時間(未払いがある場合には、そのおおよその割合)
3)
現在の勤務交代制の実例
4)
休憩室など福利厚生施設の現状

【施設整備問題データ一例】
(1)1975年(昭和50年)度以降建築物の改修計画ならびに今後の新築計画
(2)上記の予算措置


2 浜渦問題に関連して 
    たまらん http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/~hatsumi/index2.html
64日】
 浜渦問題で石原都知事の足元も揺らいでいるようです。山口一久前大学管理部長ら都
立大破壊を担った都庁職員は〈浜渦派〉だというようなことは前々から聞いていますが
、真偽のほどは知りませんし、そもそも都庁内のパワーポリティクスなどにはなんの興
味もありません。
 また、浜渦路線の後退に首大の将来を楽観視する向きもあるようです。これについて
も、〈占い〉をする気はありません。私自身にとっては、この二年間ばかりの都立大危
機にあって多くの教員の示した態度を見るだけで、このような人士たちとともに首大に
就任するという選択肢はありえませんでしたし、今後もありません。せいぜい《都立大
学が、人文学部がふたたび蘇る》ことを宣して去っていった南雲前人文学部長・現大妻
女子大学教授殿でもご栄転先から呼び戻して〈良い大学〉をつくっていただきたいもの
です。
 そもそも、「81日」以前から存していた多々の課題を検討することすら「81日」
以降の事態によってかき消されてしまい、もしも真摯に〈大学改革〉を考えるなら避け
ては通れぬ問題を曖昧なままにして新大学の発足となってしまったことはかえすがえす
も残念です。

 これまで石原都政翼賛体制を支えていたジャーナリズムも、ここのところでさすがに
方針をいささか変更してきたようです。
 目に入ったなかで、石原都知事にいちばん厳しかったのは毎日新聞でした。(たとえ
ば、以下の記事を参照:http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050603
k0000m070141000c.html
)かねてより唯一毎日新聞都内版では都立大破壊問題について
奥村記者による――私たちにとっては励ましになるような――報告を継続して載せてい
ただいていました。そうした背景を考えればこのような記事がいま出ることも不思議で
はありません。
 ただ、一貫して石原提灯持ち記事を載せてきた朝日新聞がたとえば63日付夕刊第一
面「素粒子」欄で《週2、3日登庁するだけの非常勤都知事。きっとパートで済む程度
の仕事なんだろう。》という揶揄を載せています。この類のものを見ると、これまで追
及しようと思えばいくらでもできたことを放置しておいていまさら何を、と思わざるを
えず、さらには、首大のなかで我先に優遇を得ようと躍起になっている一部教員に見ら
れるのと同類の浅ましさを感じざるをえません。


3 停職「出勤」報告2
     http://www.din.or.jp/~okidentt/nezusan.htm

根津公子です。転送歓迎です。
 
「処分を取り消し、学校に戻せ!」と要求し校門前に立って今日で4日が経ちました。
道行く人がいろいろに声をかけていきます。ご近所にお住まいというお年寄りの女性2
人と男性1人とは親しくなりました。この3人の方たちどなたもが、「戦争中のものの
言えない時代に戻るようで本当に恐ろしい」とおっしゃいます。お一人は、全身から水
分が蒸散していくほど日差しの強かった1日にジュースを差し入れてくださいました。
とってもおいしく、小さい水筒の用意しかなかった時だったので、救われました。翌日
からは大きな水筒を持参しています。

 
はじめは生徒たちのかなりが下校時に、「なぜ立たないと処分なの?」「誰が処分をし
たの?」「生活どうするの?」「君が代って天皇の歌なんでしょ?」等々、質問してきま
した。そして昨日今日辺りは、「体大丈夫?」と気にしてくれたりしています。「先生
がんばって!」と毎日行ってくれる生徒もたくさんいます。新聞をよく読むというある
生徒は、「大勢の先生たちが君が代に反対の考えを持っているのに、実際に行動に移す
先生はなかなかいない。だから先生は偉い」と言ってくれました。とっても勇気づけら
れています。生徒から与えられる力は百人力です。

 
 また、「なぜそんなに抵抗するんだろう?」「何で立てないの?」と不思議いっぱい
の生徒もいるでしょうね。なぜ?を大きく膨らませ、今の社会を、人の生き方を考える
一つの材料にしていってくれたら、と思います。
 
 よく日本人は、「指示待ち人間」「自分の意見を言わない」などと評されますが、
子どものときに情報から遠ざけられ、考える機会を奪われていて、大人になって意見を
求められても、できるものではないと思います。個人の意思決定を大事にする国では、
家庭教育、学校教育段階で子どもたちに、政治的・社会的問題を当たり前に投げかけて
いる点、大いに学びたいですね。

 
 お一人から、「子どもを刺激するな」という苦情をいただきました。処罰された一
教員が校門前に立っていることで、生徒たちは動揺などしないと思います。私は、泣き
寝入りせずに、私に起きた社会問題を明らかにしただけのことです。それは憲法で保障
された行為だと思います。でも、苦情をお持ちの方ともぜひ意見交換をしたいと思って
います。
 私は生徒たちからエネルギーをもらい、とっても元気です。

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根津さんを支えてきた「石川中裁判を支える会」日程
6月6日(月)13:30〜 東京地裁722法廷
調布中不当異動裁判=報復異動(約2時間通勤)
根津さんの本人尋問です。

石川中裁判を支える会 6・20立川集会
聞いてびっくり!「君が代・停職処分」〜立川2中の根津公子さんを囲んで〜
6月20日夜6時半〜立川中央公民館第2教室(立川駅南口徒歩7分) 

総会&集会期日 7月9日() 
場所;八王子クリエイトホール(八王子駅北口徒歩3分)
 とめよう戦争教育〜希望をもって不服従


主催;石川中裁判を支える会(「支える会」にご入会ください)
連絡先; 0426-64-5602田中

振込口座() 00150-7-15453 口座名義 石川中裁判を支える会
http://www.din.or.jp/~okidentt/nezusan.htm