横浜市立大学教員組合週報

  組合ウィークリー

2005.6.23

 

もくじ

● 理事長らと会見(1面)

● 国会内ポスターエキジビションズに参加(2面、3〜4面)

● 今後のスケジュール 代議員会・総会・執行委員選挙(2面)

● (お知らせ) 紀州鉄道オーナーズビラの割引券(2面)

 

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理事長らと会見    理事長・学長らと   16日

                      団体交渉を準備

 

 16日、組合四役(上杉執行委員長・中西副委員長・随書記長・山根書記次長)は、理事長ら法人幹部と会見しました。顔合わせと挨拶を目的とするものであり、当組合が4月1日に労働組合として発足してから初めての会見となりました。

 法人側から出席したのは、宝田理事長、ストロナク学長、清水事務局長、中上経営企画室長、福島人事担当部長、渡辺人事係長でした。

 双方から率直に意見交換を行なっていくことが確認され、当組合からは、事務レベル折衝を経たうえで、7月には、団体交渉の申し入れをする見込みであることを伝えました。

 組合としては代議員会、総会を通じて運動方針と基本要求を策定し、団体交渉に臨むことになります。

 

 

 

国会内ポスターエキジビションに参加   

                             9日・10日

 

 9日、10日、国会内で行なわれた、首都圏ネット(国立大学法人法反対首都圏ネットワーク)主催のポスターエキジビションズに、当組合も参加しました。

 同ネットは、法人化にともなう大学の問題に取り組んでいる団体で、国会内ポスターエキジビションズは、各大学で起きている問題を国会議員に伝えることを目的としています。すでに、昨秋行なわれた第一回のスターエキジビションズにも組合は参加しています。

 今回、組合は任期制導入をめぐる動きなど、横浜市大で起きている問題を訴えました。

 全文を掲載しますので、3~4面をごらんください。

 

 

 

今後のスケジュール

代議員会・総会・執行委員選挙

 

 組合年度も、はや半ばに近づき、総会等の準備が始まります。

 今月16日に開催された執行委員会において、以下のようなスケジュール案を決定しました。

 総会への参加のご準備と、運動方針案等についての幅広い論議をお願いします。

 

代議員会               6月30日(木)

総会                   7月14日(木)(執行委員会日程案として代議員会に提案)

執行委員選挙公示      7月15日(金)(同上)

執行委員選挙開票      7月25日(月)(同上)

                       同日、引継執行委員会、一部執行委員交代

 

 

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(お知らせ) 紀州鉄道オーナーズビラの割引券

 

 紀州鉄道オーナーズビラの利用券のうちB券とC券がかなり余っています。紀州鉄道関連の宿泊施設が割引で利用でき、また、その他パッケージ旅行の割引などのサービスも利用できます。行楽や、研究・教育活動にご利用ください。

先着順にお渡ししますので、お早めにお申し出ください。

 サービスの詳しい内容については、組合事務室までお問い合わせください。

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                           発行 横浜市立大学教員組合執行委員会

236-0027 横浜市金沢区瀬戸22番2号

Tel 045-787-2320   Fax 045-787-2320

mail to : kumiai@yokohama-cu.ac.jp

組合HP http://homepage3.nifty.com/ycukumiai/index.htm


横浜市

     教員の訴え

横浜市立大学教員組合

 

大学自治・学内民主主義の圧殺と

違法な教員労働条件の切り下げに

反対します!

 

横浜市政の誤った大学「改革」

 

 今年4月1日、横浜市立大学は、地方独立法人となりました。

 横浜市は、この独法化を利用して、「改革」と称する、やりたい放題に大学をいじりまわし、戦後つちかわれてきたたいせつな大学の原則を踏みにじっています。

 これらの大学改変は、研究・教育を脅かす不当なものであるばかりではなく、そもそも違法です。

 わたしたちは、このような不当・違法な「改革」をやめさせるために、大学再編攻撃に抗して闘っています。

 

 

大学自治・学内民主主義の圧殺

 

 独法化にともなってできた横浜市大の新しい学則では、人事権・カリキュラム編成権など重要な事項の審議権が教授会にはなく、理事長以下のトップダウン体制で決まることとなっています。

 これは大学の自治と民主主義を否定する、おそるべき制度です。

 教授会に「重要な事項を審議する」権限を与えている学校教育法に違反し、憲法の保障する学問の自由の原則にもとるものです。

 このような体制では、現場の教員の声が大学運営にも反映されず、大学における研究・教育に大きなマイナスでもあります。

違法な教員労働条件の切下げ

 

1)任期制

 横浜市大当局は、「原則全教員を対象とする任期制」の導入を図っています。

 大学当局が準備している任期制には、公正さと透明性に大きな疑いがあります。たとえば、もっとも肝心の再任基準について、当局は「ふつうにやっていれば再任される」などと言うのみで、なんら客観的な基準を示していません。

 また、任期制の導入には当然、本人の同意が必要ですが、同意しない教員については、かずかずの不利益を与えようとする不当な措置の導入をもくろんでいます。

 こんなことが許されるでしょうか?

 

2)年俸制、その他

 そのほかにも当局は、年俸制・教員評価制度の導入など、新しい雇用条件の導入を図っていますが、これらも任期制と同様に、公正さの点で、大きな疑義があります。

 教員組合は、これらの問題について、誠実な交渉を求めていますが、納得のいくような説明のないまま、当局はこれらの制度の導入を強行しようとしています。

 労働条件の大幅な変更にあたっては、じゅうぶんな労使間の協議を行なうことが、法的に義務づけられています。

 横浜市大当局にその姿勢があるのか、きわめて疑問です。

 

 

大学自治と大学労働者の権利擁護のために

関係諸法実施状態の監視と改悪阻止を!

 

 わたしたち横浜市大教員は、教員組合をおもな拠点として、このような不当な大学改悪攻撃に対して闘っています。

 国会議員諸氏には、このような横浜市大「改革」の問題を理解され、学校教育法、地方独立法人法、労働基準法など関係法規が横浜市において遵守されているかを厳しくチェックされ、また、これら関連法規が、勝手放題の大学改悪を許すようなものに改変されないよう、闘ってくださるよう、お願いいたします。