「平和」訴え、真っ向勝負=首相おひざ元−政府批判で退職の元大使【05衆院選】 Yahoo!ニュース 時事通信(2005.8.26)

 

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「平和」訴え、真っ向勝負=首相おひざ元−政府批判で退職の元大使【05衆院選】

 イラク戦争への日本政府の対応を批判して外務省を退職した元レバノン大使天木直人氏(58)が26日、小泉純一郎首相の選挙区、神奈川11区(横須賀市など)からの出馬を表明した。同市役所内で記者会見し、「首相は自分の権力欲、名誉欲を満たすために政治を行っている。強権的でない平和な日本を取り戻したい」と対決姿勢を鮮明にした。
 2003年に退職後、平和をテーマに講演活動などを進めてきた天木氏。会見には出馬を後押ししたという平和運動家の女性も同席し、天木氏は「無所属で1人で何ができるか最後まで迷ったが、(この女性から)『国民が思いを聞いてくれる機会は(この選挙戦以外に)ない』と言われ、決断した」という。
 同選挙区には、民主党も現職参院議員を送り込んで、小泉首相に真っ向勝負を挑んでいる。天木氏の出馬で、同党の票が流れることが予想されるが、「結果的に首相を利するだけでは」と問われると、「それについては最後まで迷った理由」と明かした。
 支持組織を持たない天木氏は街頭演説を中心に選挙戦を展開する方針。「郵政問題に焦点が当たっているが、もっと重要な政治、外交問題を国民の手元で進めていきたい」と強調した。(了)

(時事通信) - 8月26日13時3分更新