同じ人間とは思えない支離滅裂 伊豆利彦のホームページ(2005.9.28)

 

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2738.▼ 同じ人間とは思えない支離滅裂 ▼

返信  引用 

名前:伊豆利彦    日付:9月28日(水) 8時59分

■ 9年前に出版した小泉「トンデモ本」の中身
日刊ゲンダイ Dailymail Business 2005年 9月27日号 -1
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「いずれ選挙は公認を調整したり名簿の登載順位を決定する政党の幹部たちが牛耳るものとなってしまう」「初めて選挙に打って出る新人たちは、幹部におべっかを使い、その子分になる以外に政党のなかで生きる途がなくなる」「ちょっとでも逆らったら、すぐさま公認は取り消されるだろう」――今の小泉独裁政治をピタリと言い当てた言葉の数々。いずれも正しい指摘だが、この記述は、誰あろう小泉本人が9年前(96
年)に出版した「官僚王国解体論」(光文社)で得々と書いたものだ。
 当時、小泉は細川連立政権が「政治改革」の錦の御旗の下で導入した小選挙区制度のゴリゴリの反対論者だった。なかでも理不尽だと主張していたのが、小選挙区との重複立候補が可能な比例代表制度だ。「落選候補者が復活して議員の座にヌケヌケと納まってしまう。憲法第43条(国会は選挙された議員で組織する)に対する重大な違反だ」とその弊害を書き立てたのだ。小泉はこんな勇ましい宣言までしていた。
「次期総選挙がこの制度で行われた場合、私は『当選後、必ず小選挙区比例代表制度の改革運動をする』ということを公約にして闘おうと思っている」
 むろん、これ以降、小泉が制度廃止に動いたことはなかったし、首相になってからは、“制度の歪み”を散々利用して地すべり的な自民圧勝にご満悦である。とても同じ人物の言葉とは思えない。
 小泉は小選挙区制度の危険性について、こんなことも書いていた。「二度と政権交代は起こらない巨大与党ができあがる可能性だってあるのだ。もしそんなことが起きたら、恐ろしいことになるだろう」
 この言行不一致。民主党は国会で、小泉首相の“9年目の心変わり”を問いただすべきだ。