小泉靖国参拝行動を病理学的に診断 伊豆利彦のホームページ(2005.10.19)

 

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小泉靖国参拝行動を病理学的に診断

返信  引用 

名前:伊豆利彦    日付:10月19日(水) 0時57分

日刊ゲンダイ Dailymail Business 2005年10月19日号 -1から紹介


◆ 国益よりも自分の美学が優先の執着気質 ◆

「小泉首相にとって一番大事なのは、自分の考えに基づいた美学なのでしょう。執着
気質で融通が利かない。こういうタイプは、うつ病になりやすいのです」
 こう診断するのは、精神科医の和田秀樹氏だ。今さらながらだが、国民は、とんで
もない人を首相に選んだものだ。
「小泉首相は、どんな形であれ、靖国参拝という約束を守るのがカッコイイと考えて
いる。だから、周囲がどれだけ忠告しても、絶対にやめません。周辺諸国の反応も関
係ない。日本の企業が中国市場から追い出されても、小泉首相にすれば知ったこっち
ゃないんです。今、どうするのが自分らしいか。それだけを考えて行動しているので
す」(和田秀樹氏=前出)
 内外の懸案を放り出し、この半年、郵政一本ヤリで突っ走ったのも同じ病理からだ
ろう。

◆ 大人になりきれない世襲議員に共通する病弊 ◆

 なぜ、こんな、およそ総理大臣にふさわしくないメンタリティーが形成されたのか。
小泉首相は、祖父、父の後を継いで政治家になった3世議員だ。そのことも、精神構
造をおかしくしているらしい。精神科医で作家のなだいなだ氏が言う。
「反発されると、余計にやりたくなる。これは未成熟で大人になり切れていないから
です。精神的に成長した人は、自分の感情や考えだけで行動しません。自分のやるこ
とがどういう意味を持つのか、俯瞰して眺めてみたり、10年先への影響を考えたり
する。その上で決断するのです。大人の視点を身につけるには、親に反発し、親と対
決し、失敗を経験することが必要。親の七光で生きてきた2世議員、3世議員は大人
になれなくて当然です。そんな連中が国会で多数を占め、首相のイスにも座っている。
これは不幸の極みです」
 なるほど、それなら郵政選挙の異常行動も納得できる。本来なら内閣総辞職の場面
で開き直り、郵政法案を可決した衆院を解散。反対した議員には、刺客を立てて徹底
的に潰しに掛かった。これは、常識ある大人の行動ではないだろう。小泉首相の“病
状”は、総選挙の大勝で一気に進んだとみていい。



 

2858.Re: 小泉靖国参拝行動を病理学的に診断

名前:伊豆利彦    日付:10月19日(水) 8時41分

日刊ゲンダイの記事は、日ごろ思っていたコイズミ首相の偏執的性格について解明している。

しかし、小泉氏の個人的性格に問題を還元できるか。
やはり、その背後にブッシュ政権の影を感じる。
アメリカは自国はアジア諸国との関係を改善しながら、そこに騒乱の火種を残すために、コイズミ首相の異常な性格を利用しているのではないか。

アメリカは平和を望み、平和を望まない。矛盾した外交の道具として日本は使われている。
アジアの平和、その経済的効用は必要だ。しかし、軍事産業にとって戦争の火種がくすぶっていなければ困る。アジアに騒乱の種が必要なのだ。
そして、日本が火中の栗をつかむ要因として残されるのだ。

日本に強まる対中コンプレックス、<時代閉塞の現状>が生むナショナリズムの強まり、国民の思考力の低下、実行力、決断、行動、暴力への憧憬、小泉を支えるのはこういう国民的欲求不満であるようだ。