05/11/1「なぐりこみ部隊が座間に」危険な米軍基地再編強化 《この中でただ1人米軍池子住宅の増設を容認しているのが横浜市長です》 横浜市従業員労組(2005.11.11)

 

http://www.siju.or.jp/topics/article/051101-105315.html

 

 

「なぐりこみ部隊が座間に」危険な米軍基地再編強化(05.11.01)

アメリカの世界戦略のための、在日米軍再編強化が進められています。


  10月28日に米軍再編中間報告の説明があり、座間キャンプには、「陸のなぐり込み部隊」といわれる米陸軍第1軍団司令部の移転が計画されています。第1軍団司令部は最新鋭の戦闘装甲車による「ストライカー旅団」を指揮・統制し、96時間以内に世界中へ派兵可能、イラクでもファルージャ掃討作戦などでイラク国民を殺戮しました。さらに他の米軍部隊や多国籍軍を指揮する「統合司令部」になるものです。


  これが配備されると、沖縄の海兵隊、横須賀の空母部隊と合わせ米軍の3つのなぐりこみ部隊が日本にそろうことになります。これは、基地の返還どころか、基地の強化・恒久化であり、市民・県民の平和と安全を脅かすものです。


  さらに横須賀に原子力空母を配備すると一方的な発表がありました。もし核兵器事故や原子炉の事故が起こった場合、大変な被害が想定されます。チェルノブイリ原発事故では半径30q圏が強制退去になりましたが、これは、横浜や川崎・平塚・木更津などが十分入る距離です。


  県内の自治体は座間も相模原も逗子も横須賀も米軍基地の強化に反対し、縮小・返還を求めています。市長は反対を表明し、市議会は反対の決議をあげ、署名を集めるなど、自治体ぐるみで反対運動を進めています。長島逗子市長は裁判に訴え、松沢県知事も反対の立場を明らかにしています。この中でただ1人米軍池子住宅の増設を容認しているのが横浜市長です。


  横浜のこの異常な事態を変え、池子の米軍住宅増設を撤回させ、神奈川から基地撤去の運動を進めることは、日本の平和と安全にとって重要です。普天間地基地移転反対運動など全国の運動と連帯し、運動を大きく広げましょう。