新学長はストロナク現学長に/横浜市大の“密室”学長選考:ヤッパリ、見え見えの出来レース 松浦議長、『積極的に学長を変える理由はない』 「神奈川新聞ニュース」(2005.11.29)

 

http://www.kanalog.jp/news/local/entry_15652.html 

 

 

新学長はストロナク現学長に/横浜市大

 二〇〇六年四月からの横浜市立大学の学長に、ブルース・ストロナク現学長(55)が選ばれた。任期は四年。従来は学内選挙で選ばれていたが、今回は学外委員を含む学長選考会議(議長=松浦敬紀・市大副理事長)で選出した。
 同大の経営審議会と教育研究審議会から推薦されたストロナク学長、布施勉副学長が立候補。松浦議長は「二人の将来の方向に差はない。
積極的に学長を変える理由はない。経歴、経験を生かし、大学が目指す国際化のシンボルとして取り組みを引き続き行ってもらいたい」と説明した。
 ストロナク学長は「市大の国際化を進め、オンリーワンの大学を目指す」と抱負を語り、市大の宝田良一理事長は「リーダーシップを発揮してもらいたい」と期待を込めた。今後、年内をめどに副学長(二人)の選任が進められる。
 同大によると、他大学でも学長選考会議で選考が行われているが、他では選考課程で従来型の投票を取り入れており、
選考会議のみで選出したのは同大が初のケース。
 選考会議のみで選出するメリットについて、松浦議長は一般論として
「選挙では学内の候補者が有利になりやすい。選挙は学部間などにしこりが残る」と説明した。