小泉辞任を国民の力で 日々通信 いまを生きる 第190号(2006.1.12)

 

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        >>日々通信 いまを生きる 第190 2006年1月12日<<

       
小泉辞任を国民の力で

       
他国からあれこれいわれることではないとか、日本人で反対するもの
       
がいるのは理解できないとか、小泉は暴言を吐きつづけている。

       
靖国神社は一つの教義、思想と信仰の上に立つ神社だ。
       
遊就館は神社の精神を明らかにするもので、自分の信念で、勝手に神
       
社の精神をねじまげることはできない。
       
靖国を参拝することは、明治以来の戦争を美化し、その精神をうけつ
       
ぐという信仰の表明以外ではあり得ない。

       
理解できないのは、自分の頭がわるいからではないのか。
       
自分の偏見をあくまで固執し、これは心の問題だなどという。
       
どんな考えを持ってもそれは自由だろう。
       
しかし、そんな人間は総理には不適当なのだ。
       
自分の誤った信念を絶対化して、だれの意見をも聞かず、日本を世界
       
から孤立させる。
       
そんな総理は国民の手で辞任させなければならない。
       
それが民主政治というものではないか。

       
いま、原稿の締切に追われて十分な余裕がないので、このへんで失礼
       
する。

       
寒さがつづく。
       
お体に気をつけてお過ごしください。

       
伊豆利彦 http://homepage2.nifty.com/tizu

       
前号に対するコメントが金正勲さんから寄せられた。
       
渡辺恒雄氏の朝日と「共闘」宣言についての意見だった。

       
これは、はたして「新聞界」の転換となり、小泉首相を追い詰めるも
       
のになるか。
       
これについて、新掲示板2に日刊ゲンダイの記事の一部を紹介した。

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新掲示板2から

        1.
<事実を知ろう>氏が、南京虐殺がなかった論拠について、南京で
       
日本占領を祝う横断幕の写真をあげたことについて

         3043
Re: 歴史を捏造する中国人
       
名前:南翔人才    日付:15() 2221
       
「慶祝南京陥落」本当なら、当時の中国の売国奴と旧日本軍の仕業だ
       
に決まっているでしょう、貴方はこれは民意と思うか。本当の中国人
       
は誰か心でそう思うできるか。考えってください、日本戦敗後、いく
       
つかの日本人は「慶祝日本原爆された」の言葉が話すできるか。もし
       
アメリカ在日兵士はこのような横断幕ひとつ出したら、これは日本の
       
民意と思うか。

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         3044
Re: 歴史を捏造する中国人
       
名前:伊豆利彦    日付:16() 150
       
バグダッドが米軍に占領されたとき、それを喜ぶイラク人の姿がしき
       
りに放映された。
       
アフガンの場合も同様だ。

       
米軍が日本に進駐したときも、沿道に子供たちが並んでアメリカの小
       
旗を持って歓迎した。
       
そのときの日本人の多数ははどんな気持だったか。

       
南京の陥落を祝う横断幕を用意したのは誰だったか。
       
日本軍が町や村を占領すると子供たちが日の丸の小旗をもって歓迎し
       
た。
       
日本軍歓迎の横断幕があらわれた。
       
そんなところに戦争中に中国人の側に日の丸の小旗や横断幕が用意さ
       
れている筈がなかったが、当時は、新聞でもニュース映画でもそんな
       
場面がしきりに伝えられた。

       
占領地には日本軍と協力する新政府ができて日本軍を歓迎した。
       
いかし、その町や村で抵抗運動がつづけられた。
       
昼は親日、夜は抗日というのが多く、当時の軍は現地人の協力や親日
       
的な態度を信用してはいなかったのではないか。
       
しかも、国民に見せる映画は、歓迎する中国人ばかりで、普通の中国
       
人の真実の姿は伝えられなかった。
       
軍当局もそれを把握できなかった。

       
去年、中国の保定に行き、地道戦の跡を訪ねた。これについては「日
       
々通信」に書くが当時の中国人民の抵抗の様子を知ることができた。

       
いまの日本では本当のニュースがマスメディアで伝えられているか。
       
イラクの日本兵の姿はいまどれほど伝えられているか。
       
いま、それが伝えられたとしても、それが真実の姿であり、声である
       
と信じることができるか。
       
インターネットがあるから現代人はだまされないと信じているなら途
       
方もない話だ。
       
インターネット上の情報はさまざまでどれが真実かを見極めるのは難
       
しい。
       
情報の氾濫は人々を混乱させるばかりだ。
       
あの時代もデマとか思想戦とかいうことがしきりに言われたが、いま
       
は当時と比べて比較にならないほどデマや誤報が氾濫し、なにがなん
       
だかわからなくなってくる。
       
この虚偽情報の時代をいかに生きるか。

       
日本の子供たちの読解力が著しく低下しているということだが、自分
       
で考えることのできない、宣伝煽動に乗りやすい人間が日本人の多数
       
を占めるようにことを示しているのだろう。

       
現代とはどんな時代か。
       
現代の日本人はどこへ行こうとしているのか。


        2.
事実を知ろう氏の投稿<憲法9条に反対していた日本共産党>に対
       
する意見

        3045
Re: 憲法9条に反対していた日本共産党
       
名前:伊豆利彦    日付:16() 239
       
憲法9条の問題は、当時の私たちにも、深刻な問題だった。

       
米軍の押しつけられた戦力抛棄、自衛の軍隊さえ抛棄するのか。
       
若い私たちは私たちなりにこの問題を考えた。

       
その後、米ソ対立の時代になり、米国から憲法を改訂し、軍隊を持っ
       
て米軍に協力せよという要求が執拗に行われた。

       
こうして朝鮮戦争の時代に米軍の補完制度として自衛隊が創設された。
       
米軍に従属する傀儡軍隊である。

       
もし、憲法がなければ、日本は朝鮮やヴェトナムに出兵して、アジア
       
人民を殺戮し、日本の側にも多大の犠牲を出したろう。

       
いま、日本が憲法を改訂することはなにを意味するか。
       
アメリカはあの憲法を制定して以来要求しつづけてきたことが実現す
       
るわけだ。

       
日本は自衛のためだけでなく、戦争屋アメリカの戦争をたすけるため
       
に、世界のどこへでも出かけることになる。

       
それが必要なことか。
       
それが日本を守ることになるのか。

        20
世紀は二度の世界大戦でこれまで想像もできなかった惨禍を招いた。
       
この経験に学んで、世界はいまは19世紀とも20世紀ともちがう新しい
       
未来をつくり出そうとしている。

        20
世紀、特にその後半はアメリカの時代だった。21世紀になっても、
       
アメリカはその支配を維持しようとして、新しい世界の動向に反対し、
       
ますます軍事力に頼って、無法な戦争をはじめ、悲惨な結果を招いた。

       
アメリカはいま日本人の血で、自分達の戦争を代行させようとしてい
       
る。
       
過去の歴史に学び、あたらしい日本と世界の未来をひらくために、私
       
たちはアメリカに抵抗し、日本の独立を実現する戦いをはじめる必要
       
がある。それは武力による戦いではない。武力による世界支配に反対
       
する戦いだ。アメリカが求める憲法改訂に反対する戦いが今年のもっ
       
とも重要な課題になるだろう。

       
戦争が日本を守るというのは昔の世界認識にもとづく昔の夢だ。
        21
世紀のいまは新しい可能性を開くことが必要だし、可能でもある。

       
アメリカへの隷従をつよめる憲法改定か、アメリカの戦争政策に抵抗
       
し、新しい未来をひらくための憲法維持か。若い諸君がこの問題を、
       
自分たちの未来を決するものとして真剣に考えてくれれば嬉しい。

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         3046
Re: 憲法9条に反対していた日本共産党
       
名前:孫楚    日付:17() 02
       
吉田茂は、そんな野坂に対して防衛のためとという理由で戦争が繰り
       
返され国民の血が流されてきたのではなかったかと激怒したことにつ
       
いてはどうなるだろう。

       
しかし、小泉鶴一声で全員「一人残らず右へ倣えで意見が変わってし
       
まう」のを目撃したばかりだかりなのだがな。

 
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