立命館への守山キャンパス無償譲渡問題、住民監査請求書と監査委員会提出資料一覧(2006.1.23)

 

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2006年01月23日

立命館への守山キャンパス無償譲渡問題、住民監査請求書と監査委員会提出資料一覧

「平安女学院大学守山キャンパス就学権確認訴訟を支援する大学人の会」
 ●立命館への守山キャンパス無償譲渡差止め・平安女学院への補助金返還を求める住民監査請求書と資料

 以下に,守山キャンパス無償譲渡差し止めを求める住民監査請求書と監査委員会提出資料一覧を掲載する。後者の資料の一つに,立命館常任理事会の「立命館守山高校設立に関する経緯について」(2005年9月4日)がある。この内容についてのコメントは別に行いたい。
 1点だけ,資料11に,滋賀報知新聞2005年5月26日付の記事がある。ここには,市立守山女子高の立命館への移管に尽力した面々として,自民党滋賀県連副会長の橋本正県議、世古正県議(前県会議長)のインタビューが掲載されている。記事としてはなかなか興味深い。自民党の県議会議員たちがこの問題にいかに関与し,またいつの時点で,これらの政治家と立命館理事長川本八郎および山田守山市長が話しを進めていったのかが(わずかであるが)書かれている。

 ----守山女子高問題について、県会議長として、話をまとめる労をとったのか。

 世古 昨年の十二月県会の終わり頃、立命館の川本理事長らが議長室に来られた。私は、この問題(守山女子高移管問題)が成就するポイントを何点か指摘した。今年一月には山田市長が議長室に訪ねて来られたが、かなり悩んでいた。三月にも山田市長がこられて『命がけでやります』とスッキリした表情だった。

 2005年3月に山田市長が来て,「命がけでやります」とスッキリとした表情で述べたという。一体何を「命がけでやろう」としていたのか。脈絡から考えて,守山女子高校移管であることは間違いない。しかし,どうであろう。同時期,山田市長は市議会において,以下のような内容を市政方針として発言していた。

守山キャンパスをめぐる市議会での議論経過(2005年3月定例会)

平成17年第1回守山市議会定例会会議録(第2日)
開催日:2005/03/10

■赤井清司(質問)

次に、平安女学院大学問題についてお伺いいたします。

 所信にも現状を述べられましたとおり、再三の存続要請にもかかわらず学院側の方針が変わらないとのことですが、いくら経営上の問題とはいえ、立派な大学の一つとして、教育上の理念、社会的な立場からも学院には相当の責任があるはずです。守山市が誘致したからとはいえ、いや誘致したからこそ、行政として凜とした態度が必要だと思います。市として、適切な解決を図るべきだと考えますが、どのようにお考えでしょうか。お伺いします。

▲市長(答弁

 次に、平安女学院問題についてお答え申し上げます。
 この問題につきましては、所信表明でも申し上げましたとおり、このまま4月を迎えることとなった場合には、補助金の取り扱いについて、しかるべき手続に踏み込まざるを得ないものと考えております。

 要するに,市長は平安女学院に対して,補助金返還のための訴訟を提起すると正式に公言していたのだ(このことは,多くの新聞記事にも取り上げられた。びわ湖守山キャンパス移転・統合・譲渡問題 全記録(7)の3月1日と3月2日付の記事を参照のこと。因みに,この発言のわずか1ヶ月もたたないうちに,立命館と守山市長と平安女学院の「密室協議」が朝日新聞によって暴露された。朝日に情報を流したのもある特定の議員だと噂される)。
 山田守山市長は,今回の守山キャンパス不当譲渡事件において,立命館が平安に10億円もの支援をすることについて,全く知らないとコメントを出しているが,このような嘘をつく人物のいう言葉を誰が信じるであろうか。

立命館への守山キャンパス無償譲渡差止め
平安女学院への補助金返還を求める住民監査請求書と資料

以下の文書は,平安女学院大びわ湖守山キャンパス(守山市)を学校法人立命館に無償譲渡するのは違法だとして、同市の市民団体「市の財産(守女)を考える会」(西村登志男代表)が、昨年11月21日,無償譲渡の差し止め,平安女学院に補助金返還を求めて市監査委員会に提出した住民監査請求書と,それに添付された補足説明文書である。

■住民監査請求書
  守山市職員措置請求書 (2005年11月21日)

■添付資料
 資料(1)
 平安女学院、立命館、守山市(市長)−その3者の動きと背景
 資料(2)
 お金とものの流れの整理 
 資料(3)
 立命館当局の動きと3者による共同不法行為
 資料(4)
 理事会は,平安女学院への10億円の財政支援政策を,いかに教職員に説明するのか!?
 理事会は,平安女学院への支援策を,学生・父母に説明できるのか!?
 理事会は,守山市民をはじめとする社会的な説明責任を果たせるのか!?
 組合は,「学園財政のお金の使い方」の本質を問うものとして,理事会からの明確な説明と見解を求める!!
 (立命館大学教職員組合 組合ニュース『ゆにおん』 No.86, 2005.8.3)
 資料(5)
 立命館守山高校設立に関する経緯について(立命館常任理事会)
 資料(6)
 立命館の事業展開
 資料(7の1)
 守山市立守山女子高校の教育  続き1 続き2
 守山市立守山女子高校誕生の前史
 全国初!町立女子高校誕生秘話
 資料(7の2)
 守山の教育の歴史
 資料(8)
 平安女学院大学びわ湖守山キャンパス就学権確認訴訟とその意義
 資料(9)
 平安女学院の高槻統合差し止めの訴訟をすべきではないか(『もりやま市議会だより』2005年2月1日)
 資料(10)
 平安女学院大学びわ湖守山キャンパス跡地を取得(『広報もりやま』2005年9月1日)
 市立守山女子高等学校移管計画についての経過と今後の予定(『広報もりやま』2005年9月15日)
 資料(11)
 さまざまな政治力学も働く 守山女子高移管問題番外編  有力県議らも尽力!? =メーンバンク がスキームづくり= (滋賀報知新聞2005年5月26日)

 

投稿者 管理者 : 20060123 00:16